てれぴんさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

てれぴん

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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.5

主役ふたりは有名人(になっていく)だが世間からの視線は描写がほとんどなく、画面に映るのは常に閉鎖的な二人の世界。
ライブシーンなどは完全にバックステージ目線で、2人の共同作業としての演奏あるいは完全に
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

スケールは小さいんだけれど、それゆえか画面に映るあらゆるものから愛を感じる。

アクションシーンも規模は大きくないのに爽快感がすごいうえにめちゃくちゃ笑える。

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.6

デイン・デハーンとカーラ・デルヴィーニュがリュック・ベッソンの作ったSF世界でキスしてる絵面だけで満点。
フィフス・エレメント然り愛があればOKなのは監督の作風でもあると思う。

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.3

ジェイソン・ステイサムを観る映画。普通に楽しい。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

ホラー苦手なので横目で鑑賞。
画面や色彩が明るいというか真っ当にキレイなので、パッと見あまりホラー映画という感じがしない(余計怖い)。音も怖い。加えて人間が怖いタイプの怖さと、オカルト的な怖さが入り交
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君はONLY ONE(2017年製作の映画)

3.5

主人公達の肩肘張ってない感じが観やすくてとても良かった。脇を固めるクリストファー・ウォーケンとジャッキー・ウィーヴァーの夫婦が渋くていい…

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.6

出会った時点で噛み合っていないところがあり、そこを結びつけていた状況と感情が消えてしまえば当然こうなるので、別れるべくして別れたという感じがする。

特にシンディは登場時点ですでに抱えているものと負っ
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.7

テンポがよく、主観の強い虚実ないまぜな印象が、この映画の魅力であり、かつそのスタンスをよく表しているのではないだろうか。本当にあったことを記録しようとするよりも、題材のインパクトや惹き付けられる要素を>>続きを読む

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.7

納得のデンゼル・ワシントンはもちろんだが、自分を貫くイーサン・ホークもカッコいい。ジェイクが体を張って車を止めるシーンは執念が滲み出ていてめちゃくちゃシビれた。

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.7

東宝ゴジラシリーズへの愛にまみれた映画だったと思う。これがやりたかったです、と全シーンに書いてある。

相変わらず画面は暗めで、人間視点が多く引きでプロレス観戦という訳にはいかないところが好みの別れる
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.4

キャスティングがいい。

とはいえヘルタースケルターでも思ったけど、やっぱり漫画のあの雰囲気を映像にするのは難しいんだなあ……つくづくメディアの性質の違いというものを感じてしまう。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.6

アン・ハサウェイの絶妙なウザ可愛さが最高。
いろんなタイプの女性が出てくるし、メットガラという華やかな舞台で掴みもある。
ゴーストバスターズ同様全体的にダウナーかつスローテンポな印象で、あんまり手に汗
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

シリアス過ぎずほっこりできる、とても観やすいいい映画だった。随所の笑いどころが最後まで効いているのも楽しい。

昔、目の前のこの人のためにやろうと思うからいい仕事が出来る、という言葉を聞いたのをしみじ
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鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

4.0

決して理想の家族ではなかったかもしれないし、しなくていい苦労や辛い目ばかりだったかもしれないが、それでも今の自分が自分でいられること、自分が生きていく強さを持っていることを、松恵自身が肯定するのがグッ>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.6

ストレスなく快感が味わえるジェットコースタームービー。最新技術による古き良きスペクタクル映画。

海中世界を活かし、同種の物語を持つブラックパンサー等とビジュアル面が上手に差別化されている。物語自体も
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サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

ベルリンの雰囲気が最高。
全編乾いて褪せた世界の中で聴こえてくる呼吸の音が嫌に生々しい。

身体表現の、もともと持っている体のみで世界を表現するという原始性が物語の中にぴたりとはめ込まれていて、ストー
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モーリス(1987年製作の映画)

3.3

俳優の顔の造形と、同性愛という要素ゆえにアンニュイに見えるところがある気がしていて、愛し合っていた二人の人間の話と考えると結構ストレートな話だなあと思う。
公開当時に観ていたらまた違ったのかもしれない
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

社会全体ではそうではないのだろうが、イライザをとりまく小さな世界は彼女自身に優しいし、ストーリーもそういう構造。
むしろ常に苦しみ、拒絶され続けるストリックランドこそが共感すべき対象のようにも思えてく
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.4

実際の時代や国と比較するとやっぱり微妙な顔になってしまうが、その辺を雰囲気程度のものとして割り切って見る分には普通に楽しめる。

キャストは豪華だし、拷問等痛いシーンが意外に多いのも効いていた。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.6

お互いに自分自身の夢に忠実であってほしい、でもそうすると一緒にはいられない。夢を追う2人の人生が恋愛によって交差した時間(そしてそれは2人の夢が実現するきっかけともなった)を切り取った映画なのかなあと>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

シリアス過ぎず適度な抜け感こなれ感があり、007初見がピアーズブロスナンのボンドだったこともあるのかすごくしっくり来た。

映像のちょっと褪せたような雰囲気も美しく、特に砂漠でブロフェルドからの迎えを
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.5

仕事のテンアゲに最適。

とはいえ頭がよくてへこたれない人達がチャンスをモノにする話なので、そういうことのできる強者ではない何も持たないちっぽけな自己、という観点での親近感は正直ない。