obaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判(2018年製作の映画)

3.5

アマプラ未登録で、アマゾン細胞およびアマゾンという食人を主な特徴に持つ生物、それを抑制するレジスター、衝動をある程度発露させて戦うドライバーについてだけ学習して見た。

人と違う衝動を持つが故に人と暮
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仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション(2019年製作の映画)

3.3

タイムジャッカー残党の追討、「或人に笑いかけるソウゴ」の図による世代交代、それと同時に其雄の愛ゆえの立ちはだかりも並行して描く。やることは多かったはずだけどまとまっている。五番勝負が始まる前のゼロワン>>続きを読む

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト(2021年製作の映画)

4.5

TVシリーズを経た前提での評価です。ご容赦を。

舞台でいい役を得るための相剋を文字通り真剣勝負に準えて描いている作品であることが前提で、話題性につられてあらゆる表現を敏感に感じ取ろうとする気概がない
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劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-(2010年製作の映画)

4.5

ファーストからそれなりに宇宙世紀を見たりアナザーを見たりして思うのは、やはり富野御大の言いたい事は「わかりあえたらいいのに」ということに尽きると思うんですよね。
はじめはアムロ⇔ララァのNT能力のぶつ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

作り込まれた背景が効果的な画に脱帽。それでいてそれらをひけらかす事なく一瞬一瞬直角で切り替えて丁寧に収めててすげえ。

グスタヴについていく感情の薄いゼロ、というキャラクター性もわかりやすく、コメディ
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

1.9

スローテンポの上に結末が暗澹で観後感は良くない。
構成を破壊する超自然的ナニカ(青い箱やカウボーイ)がそうだと気づかずに普通のヒントだと思って見るとめちゃくちゃ疲れる。
脚本や芝居に興味がなくて頭の体
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嗤う分身(2013年製作の映画)

2.6

ノワール的趣のある映像の美しさとジェシー・アイゼンバーグの演じ分けが肝。そこを楽しめればまずまず。

もうひとりのサイモンをぶん殴ったところがピークで、もうひとりの自分が現れた事象がサイモンにどのよう
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.3

本当に「種も仕掛けもありません」としか言えないトンデモ概念の存在が明らかになってからのスピード感・どんでん返しがグッド。

復讐に狂わされてなおアンジャーの「奴は日々が演技だ」とのボーデンへの評が当た
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X-メン(2000年製作の映画)

2.4

突如として現れた人智の外にある脅威にその脅威と同質の力で立ち向かう、いわば毒をもって毒を制すモノ、パトレイバーとか仮面ライダーの流れと同じところにあるような印象。

体がCGでシームレスに変わるのはな
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.1

核心は知りつつも上田麗奈ちゃんが吹き込むギギの魔性と動くクスィー・ペーネロペーを見に。

サイサリスやフルアーマーZZに代表されるようなマッシブな機体を鍔迫り合いで初めて顔見せする演出めっちゃかっこよ
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劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME(2020年製作の映画)

3.2

最近の平成ライダーの中ではかなり戦闘がセンスいいゼロワンですが、今作もバルキリーホーネットが雑魚を散らしてサウザーのお残しも処理するとこが好きです。

敵幹部がやたらブサイクなのすら伏線だったのと、伊
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COWBOY BEBOP 天国の扉(2001年製作の映画)

4.4

名前を聞いただけで震え上がる錚々たるレジェンドたちが名前を貸しただけでなく最高の回答をする伝説。
話自体はSF的に見ると地味で男臭いけど、作画、音楽、小洒落た言い回し、芝居を十二分に楽しめる作品。アニ
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J・エドガー(2011年製作の映画)

3.8

正義は時代によって移り変わるのが常だけれども、時代に左右されず、何を失おうとも、何を得られずとも貫くことができる国民を守る正義を持ったフーバーに映った。クライドはちょっと恋愛感情入ってたけどヘレンの見>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

一瞬の栄華はほどほどに、転落した先のドブみたいな人の描き方がスコセッシの持ち味であることは重々承知の上なんだけど、トミーに媚びへつらってパンダをしてればよかったのか、前妻とのびのび暮らしていればよかっ>>続きを読む

誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)

3.2

ゲイリー・クーパーの碧い瞳と渓流のロケーションが超綺麗なロマンス

状況全てを見通している役割がロベルトとピラーに割り振られており、バカの理由を男女に求める時流が始まる分岐点のようなバランス感覚は心地
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.9

「無人島で出会った死体のオナラジェットで海を渡る」という小学生が考えたみたいな出オチギリギリのバカから始まり、なりふり構わず自由に生きる素晴らしさを謳い、友を大切に思うことを知る話。

ダニエルラドク
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.1

普通にチキンがうまそうで普通にドッグファイトがかっこいい。
ラストの男たちの挽歌IIオマージュでアホほど笑った。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.2

マルシアとの関係はセックスがゴールだった。オリバーはそうではなかった。

セックスがゴールの愛のなんと陳腐なことか、といったことを言えている及第点ってところですかね、、続編に期待。

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.3

ピースサインを掲げるホラ吹き(ジョーカー)が鉄の心臓(フルメタルジャケット)を目撃し自らもそれを纏っていく話。

人が死ぬ度に流れる嫌に陽気な劇伴と、死に直面する人の表情が印象的。

前半の軍学校シー
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

ソゼの正体を勘ぐろうとさえしなければ正体不明の巨悪として非常に魅力的でやべーやつなんだろうなと思ったけど正体わかったらもっとやべーやつだった。

ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

3.3

スタンリーがチートすぎてガブリエルの何がすごいのかよくわからない状態に陥ってる。相互監視してるポーズを取っておいてグルで、死を装って二人とも現場から生存したのはわかるけど、だから?という感じ。
ヘリア
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.6

息をするように女性に優しいが息をするようにセクハラもキメていくボンドさんはいいのか悪いのかよくわからなんだ。

素手喧嘩が通じなかったデブの分までと言わんばかりに金指に鉄拳制裁が気持ちよかった。シルク
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007 ドクター・ノオ/007は殺しの番号(1962年製作の映画)

2.6

貝殻女が聞いてもいないのに親を殺された話をし始めてバカだなと思ったら数秒で学校行ってないって自己申告してきてめっちゃ笑った
女だからノオとの読み合いに参加できないんじゃなくてバカだから参加できないんや
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.0

マーキューシオとティボルトを巡る復讐とかDV親父に諦めてるジュリエットママとかより最後のExit Musicが一番悲しいのは置いておいて、基本的には原典に忠実であるが故に、なぜ速達は受け取らないのに友>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.2

社会と関わるほどにその異常性が顕れるアスペルガーの特徴を非常によく捉えている。
鍵穴の在処を見つけたその先があるのも良。

トム・ハンクスの話し方が音楽的。良。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

2.8

セリフを言うカットと動きを見せるカットが分かれているせいかとても淡々としている印象。言葉と行動がガチャガチャの狂気を持っているレオンやスタンの演出としては効いていると思うし、セリフを言う役者の表情で勝>>続きを読む

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング(2019年製作の映画)

3.3

1-A総員Plus Ultraでヴィランに立ち向かうのも、デクのOFAが消えかけるのも、自己犠牲で真幌を守る活真くんにデクがオールマイトにもらった言葉をかけるのも含めてマジで終わるんじゃないかと思いま>>続きを読む

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~(2018年製作の映画)

3.5

神野区まで見て一休みで。
爆豪奪還の時にあれだけ強く止めた飯田くんがしれっと独断行動を容認してるのとかデクが「戦闘にはならない」って強調してお茶子がそれに同調するのとかには??ってなりつつも、素手喧嘩
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.1

フランク自身の執念とかカールの細かい洞察とか色々と見所はあるけど、お金なんて誰からでも手に入るものでしか愛を証明できない親はクソだというのを表現してるのが偉いと思いました。

さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.4

長寿の異種族の女性が人間の子供を育てるお話。

こういう異種間で恋愛をするのはよく見るけれど、親子をやったのは個人的には「おおかみこども」ぶりくらいでレイリアとメドメルの別離くらいまではオマージュとし
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

4.6

ホー兄貴はちょっとお休みでキット・ケン・ロンさんにフォーカス。

マークとケンの堅物兄貴とお調子者弟ってありとあらゆる双子の基礎となる造形だよねと思ったらホーとキットもわりとそんな感じだった。こっちは
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.6

ビッチビチのスーツとサングラスで決めてるジャケは詐欺です。社会的地位も金も何もかも失ったアンダードッグの誇りを取り戻すための戦いが始まってからが本番。

ホー、マーク、キット、シン、ジャッキーの5人を
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

1.8

「このペンを私に売れ」で株屋界を駆け抜けるわけだが、予想通りの下劣ぶり。喜びも得るものも何もない。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.6

64年ル・マンの敗北→66年デイトナ勝利をピークとしてどこまで盛り上げていくんだ…?とワクワクしながら見れた。

「フォードのエンジニアたちがル・マン24を上位独占で完走したこと」を讃えたいのであれば
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ガーディアン(2012年製作の映画)

2.9

ヒロイックでスピーディなガンアクションを期待してたら繊細で丁寧だった。まあマックスかっこいいけど。
対機銃戦が多くてとっ散らかるのが好きな人にはいいかもしれない。

巨悪との対決って言うけど撃ち合うの
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

4.2

個人的に学生のころこういう朗読大会に参加して戦争とか平和を訴えた相手にボロ負けした経験があり、それを芝居で殴って勝ったのが気持ちよかった。

トラディショナルできれいな詩を読んでいた甚次郎さんが退場し
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