冒頭の供述調書から始まり、極めて純度の高いサスペンスが最後まで貫かれる(文字通り、宙吊りにされる)。まずテクストの持つ力が大きい。ここで重要なのは、テクストが主に物語として映画を突き動かすようなことで>>続きを読む
ひとつの家を舞台にふたつの物語が語られ、繋がることと繋がらないことが、まるで迷宮のように新しい時空を生む過程を経験することがここで試みられているとするならば、私は作品を見た限りそうは感じられず、むしろ>>続きを読む
素晴らしい。複雑な構成だが、素直に見れば実はすごくシンプルな青春映画だ(と私は感じた)。
台湾と日本の間を行き交う主人公と共に(彼がとてもいい)、決して歴史のエヴィデンスに囚われることなく(そんなもの>>続きを読む
現代ハリウッドがトライするリメイク物として面白く見る。ブラッドリー・クーパーのパフォーマンスがあらゆる面で冴えていて驚く。決してやりすぎず、だからと言って投げ出さずに、要所を抑えてエモーションの流れを>>続きを読む