なきむしルーナさんの映画レビュー・感想・評価

なきむしルーナ

なきむしルーナ

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星明かりを見上げれば(2022年製作の映画)

4.0

鑑賞後に余韻が残る良い映画だった。

荒れた青年が、少女との出会いによって再生する、というよくあるモチーフなのだが、丁寧に作られていて、配役も物語も良い。

自堕落で何をやってもうまくいかない、まるで
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陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)

-

原作のイメージから外れずに実写化されていて良い。

ただし、やっぱりどうしても俳優たちの演技が気になってしまう。

真田広之が1人だけ段違いのように感じる。。。

野村萬斎は、晴明の雰囲気に合っており
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.0

『007/スペクター』
ダニエル・クレイグ版ボンドの集大成。今までの敵や失った人々が全て繋がり、まるで最終作のよう。

現場上がりの上司はやっぱり信頼できるなぁと。そしてベン・ウィショー扮するQが大活
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.5

前作慰めの報酬でやっと一人前になったと思いきや、今度は老兵は世代交代しろと言われるボンド(笑)

Qと特製ガジェットも登場し、007らしさ増。

今作はMとエージェントとの絆、ひいてはMI6の在り方が
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

2.7

前作カジノロワイヤルの完全なる続編で、シリーズの1作品というよりはスピンオフのような内容。作品の時間も短い。

個人的な感情と任務との間で葛藤するボンドが、全てにケリをつけて、今度こそ一人前の”007
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.0

6代目ボンドが”007”になるまでの物語。
ダニエル・クレイグがボンドを引退するということで、007シリーズ初鑑賞。

ボンドといえば、冷戦/近未来ガジェット/有能だけど女に弱いというイメージ(偏見?
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パドルトン(2019年製作の映画)

3.5

アパートの上下に住むおじさん2人。親友。ある日、1人が末期癌を宣告され安楽死を決意。親友に見届けてほしいと頼むが…

男同士の友情っていいなって思える映画。
バカバカしくて子供っぽいやりとりも、お決ま
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シークレット・ロード(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

60歳の銀行員ノーラン。仕事では昇進のオファーがあり、温かい家庭もある。でも、何かが違う…

ある日、偶然出会った青年と時間を過ごすうちに、自らの内にある違和感はどんどん大きくなる。それに耐えられなく
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ツーリスト(2010年製作の映画)

3.5

軽く楽しく観れる映画を、ということで鑑賞。

インターポールやイギリスの経済犯罪課に追われる謎の女と、巻き込まれたアメリカ人の男。

ベニスの景色をたっぷり堪能した後で、結末はなるほどそう来たか!

シングルマン(2009年製作の映画)

4.0

コリン・ファースが演じるイギリス人の大学教授は、8カ月前に最愛の恋人を不慮の事故で亡くして以来、失意の人生を送っている。
やがてその孤独に耐えられなくなったある日、自殺を決意し改めて周りを見ると、セピ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

5.0

キングスマン2

キングスマンの本拠地が攻撃に遭い、マーティンとエグジーの二人を残して全滅してしまう。
古のキングスマン達が残した最終手段とは…?

今回はアメリカの同種の組織も出てきて、それぞれ紳士
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キングスマン(2015年製作の映画)

5.0

表の顔は高貴なる英国紳士。真の顔は世界最強のスパイ…のコリン・ファースが、後継者を育てつつ世界を救う!

スパイメガネが、ARになっていたり、simカードが物語の鍵になっていたり、現代風の部分と、スパ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.0

主役二人がカッコいいのと、ヒュー・グラントが、喰えないおとぼけ指揮官でいい味を出しているものの、スパイ映画としてはやや大味。

米露冷戦中が舞台で、米露(+英)のスパイが合同でナチスから核爆弾とその技
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ノーマル・ハート(2014年製作の映画)

5.0

ACT-UPの創始者であり、ゲイ・エイズ運動の伝説であるラリー・クレイマーによる自叙伝的戯曲の映画化作品。

主人公の恋人役にマット・ボマー、ゲイの健康危機団体の主要メンバーにジム・パーソンズ等、オー
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ミスティック・アイズ(2011年製作の映画)

2.0

カンバーバッチ主演のイギリス映画。
田舎に住む若夫妻のところに、夫の弟が突然訪ねてくるところから、幸せな生活に不穏な影が落ち始める。

アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

4.0

イギリスのパブリックスクールでの権力争いと、同性愛を描く。

主人公の友人役、コリン・ファースは若い頃からいぶし銀みたいな魅力。
主人公のルパート・エレベットは美しい。

パブリックスクールは、社会の
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.0

クリント・イーストウッド演じる、キャラハン刑事が渋カッコいい。昔の、今や絶滅した?型破りの一匹狼。
テーマは「加害者の人権」と、「法から漏れる正義」。

2020年に観ると、人種差別的な発言や、ミラン
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天気の子(2019年製作の映画)

1.0

新海誠監督の最新作。変わらず絵はとても美しい。

「世界を破滅させても君を選ぶ」という純愛がテーマなのだろうが、世界の問題は解決されず、救いがないように感じる。
運命の相手である理由も薄く…うーん。
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

5.0

インドでは、貧しくて生理用品が買えず、約9割の女性が不衛生な布で対処していた時代(2001年⁉︎)に、妻のために、と安くて安全な生理用品を開発した男の話。

かなり脚色されているようだが、実在の発明家
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

インドの「エリート大学」の3バカトリオが、学生時代に起こした数々の騒動と、それから10年後、失踪したランチョーを残りの2人が探す時間が交互に進む。

天才肌のランチョーは、大学が点の取り方しか教えない
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1958年、アメリカで異人種間での結婚がまだ違法だった時代、レンガ職人のリチャード・ラビング(白人)とその恋人(妻)シルドレッド(黒人)がその愛を貫き通し、法をも変えさせた実話に基づく。

口数が少な
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恋するリベラーチェ(2013年製作の映画)

2.0

1950〜70年代に人気を博した実在のピアニストの恋の話。

名声を手に入れ、金、ドラッグ、セックスを手に入れても愛を得られなかった男の悲しい話。

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

AIDSで余命30日を宣告された、ロデオカウボーイ。
AIDS=ゲイの病気、という偏見に加え、薬が無い(臨床実験中)状況と一人で闘った、ロン・ウッドルーフの実話に基づく。

ADZの副作用が強すぎると
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

メリル・ストリープ×ヒュー・グラント
実在のお金持ちの歌手(音痴)を描く。

裸の王様が裸だったことに気づき、亡くなる切ないストーリーだが、実在の歌手は、今でもカーネギー・ホールの1位に君臨し続けてい
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.0

ビートジェネレーション(ヒッピー文化?)を代表する詩人、アレン・ギンズバーグのコロンビア大学での学生時代を描く。
彼の身近で起きた殺人事件をテーマに、ウィリアム・S・バロウズ(裸のランチ)、ジャック・
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

2.5

プリティーウーマンの逆バージョン。
冴えない(けど文才のある)ジャーナリストの男と、才色兼備の時期大統領候補の女のラブコメ。
ユダヤ人の主人公、黒人の親友、アジア系の上司、女性の活躍等、2020年発表
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プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

2.0

リチャード・ギア(ウォール街の実業家)×ジュリア・ロバーツ(コールガール)

現代版、マイフェアレディともいえるストーリーだが、イマイチピンと来ず。ちょっと古く感じる。

ジュリアロバーツが着ている、
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