なきむしルーナさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

なきむしルーナ

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ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜(2010年製作の映画)

3.0

「若きウェルテルの悩み」は、ゲーテの実際の経験に基づいて描かれているようで、私小説っぽい。
ドイツの18世紀末のイメージが再現されていて良い。
ただゲーテが少しイケメンすぎるかも!?

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

4.0

HIV感染が発覚した弁護士ベケット(トム・ハンクス)が、それを理由に事務所を不当解雇されたとして裁判を起こし、勝利を勝ち取る物語。
実話を元にしているという。
当時の偏見がしっかり描かれており、(特に
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

5.0

優しさに溢れる感動の実話。

1984-85年に英国で行われた炭鉱ストライキにLGSM(レズビアンズandゲイズ サポート マイナーズ)が支援を行った実話を元にした映画。

社会的弱者である、レズビア
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BPM ビート・パー・ミニット(2017年製作の映画)

5.0

1990年台初頭。パリでのHIV患者支援団体、ACT-UP=Parisの活動を描く。
まだ効果的な治療薬が開発される前、AIDSは「同性愛者特有の病気」という偏見があった時代。製薬会社の人間がACTU
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イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

5.0

サンローランの公私に渡るパートナーだったベルジェ氏の回想形式で、イヴ・サンローランの生涯(ロマンス)が描かれる。

21歳でディオールの後継者として大成功を収め、26歳で自身のブランドを創設。
類稀な
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イヴサンローラン(2010年製作の映画)

5.0

サンローランの死後、2人のコレクションを競売にかけるための準備から始まり、ベルジェ氏等へのインタビュー形式で進む。
最後はコレクションを手放し、遠くを呆然と見つめるベルジェ氏。

こちらの方がサンロー
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ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.0

体調を崩し、療養に来たベニスで、「美」そのものの絶世の美少年と出会った老作曲家。
美少年タジオから目が離せない彼は、言葉も交わさず、触れることもせず、ただひたすらに少年を追い続け、やがて疫病に斃れる。
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大統領の料理人(2012年製作の映画)

3.0

フランスの家庭料理ってこんな手間暇かかるものなの!?

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

5.0

ハリウッドの大女優(ジュリア・ロバーツ)と、旅行書専門書店を営むイギリス人の冴えない男(ヒュー・グラント)のラブストーリー。

話は特に何の捻りもなく普通だか、ジュリア・ロバーツがとにかく可愛い❤️

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

2.0

保守的なアメリカの西部で20年以上に渡る男同士の悲恋を描く。
ワイオミング州のブロークバックマウンテンの景色が非常に美しく2人の(むしろイニスの?)純愛を象徴しているようだ。
ジャックの両親の「受け入
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レインマン(1988年製作の映画)

5.0

自閉症の兄役、ダスティン・ホフマンの演技がすごい!
実際には、旅行はルーティンから外れたイレギュラーが多すぎて無理なのでは?と思うが、ラスベガスで特技を活かして荒稼ぎするところや、最後にジョークを理解
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ジェーン(2014年製作の映画)

2.0

西部劇。
夫を撃った無法者の集団が因縁のあるビショップ(ユアン・マクレガー)と分かり、元彼と一緒に復讐するストーリー。
ナタリーポンが監督ということで、もっとフェミニズムが全面に出てくるのかと思いきや
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

2.0

絵の美しさはさすが新海誠監督。
シーンのつなぎに途切れ感があり、まだ習作っぽさが残る。

血のつながり等、伏線が回収しきれていないようで、え、これで終わり?感が残る。
塔の意味とは?

ボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

5.0

戯曲「真夜中のパーティー」が原作。

1968年のNYで、9人の男が集まり、仲間の誕生日パーティーを行うのだが…

マイケルの居間とバルコニーのみで、ほぼ2時間、セリフだけで全く飽きさせず惹き込まれる
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ホールディング・ザ・マン -君を胸に抱いて-(2015年製作の映画)

4.5

オーストラリアの実話に基づく。
ハイスクール時代から、30代でエイズで亡くなるまでの恋人たち(ティムandジョン)の記録。

ティムの著書が原作となっているので、ジョンがとても可愛らしく、愛情深く描か
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.0

イギリスの田舎町、ヨークシャーが舞台。
英語が訛っていて全く聞き取れず…

田舎町の農家にゲイとして生まれ、家業もプライベートも閉塞感が漂う主人公の元に、ルーマニアから出稼ぎ農夫がやってくる。働き者で
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モーリス(1987年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

20世紀初頭のイギリスでの、同性愛がテーマ。

タイトルにもなっているモーリスの目線を通して物語が進むが、モーリスをめぐる2人の男の物語ともよめる。

同性愛が罪として裁判で裁かれた時代に、貴族として
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

5.0

とても映画らしい映画。

「あなたは何故、子供の心が分かるのですか?」

長靴下のピッピをはじめとした、世界的な童話作家リンドグレーン。
私も彼女のお話が大好きで、子供時代に日本で出版されていた本は全
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

5.0

初恋を忘れられない、いつまでも心がそこから離れられなかった男の話。

シェルブールの雨傘しかり、ニュース・シネマ・パラダイスしかり、男性の方が一途に描かれることが多い気がする。

物語のつなぎ方とか、
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.0

昔観て、歌も歌手も素晴らしいと思ったが、ビヨンセだったのか!

しかし、ミュージカルとはいえ、劇中で何度もフルコーラスの曲が出てくると、流石に間延びしてしまうな。