MCらんたさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

3.0

言動もコスチュームも秋元才加の暗殺者の存在感が異常で凄い。リアリズム的なガンアクション映画に突然アメコミのヴィランが混ざって来た感じ。でもアメコミのヴィランがまったく別ジャンルの映画に混ざるの異様で面>>続きを読む

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.0

同じ覆面をした殺人鬼なのに「絶対お前違うだろ!」と自然と思ってしまうくらいレザーフェイスこんなん違うやろって挙動なのでほんとに笑ってしまう。
「悪魔のいけにえ」って絵として見える殺戮シーンはほとんど無
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.0

2019年版。この手の映画でリメイクじゃなくて、オリジナルのTVドラマもゼロ年代の映画も全部同じ時系列に存在する上の続編ってコンセプトだけで設定厨のオタクとして滅茶苦茶好感度高いんだけど、分かってくれ>>続きを読む

ブルークリスマス(1978年製作の映画)

4.0

実際のUFOや侵略者は画面に一切映らないカタストロフSF。UFOというのが暗示に満ちていて、そもそも本当に侵略者が居るのかも分からない。怪獣映画の怪獣以外のパートだけみたいな映画だけど、状況のディティ>>続きを読む

攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(2021年製作の映画)

3.0

一番面白かった単発エピソードが省かれるのは仕方ないとして、メインストーリーは極力長編に見えるように編集されていて、シリーズより正直だいぶ見やすかった。とくにタカシ少年まわりの時間の編集トリックは、あき>>続きを読む

ジュエルペット あたっくとらべる!(2020年製作の映画)

3.0

元々は長編作品と同時上映の短編児童向けアニメ。特殊な上映形式になってしまったが、その分、ファン向けの良いアペンディスクになったと思う。
あの頃の土曜朝に帰ってきたようで、それだけでちょっぴりのノスタル
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.0

1作目でしっかりサイコサスペンスの殺人鬼だったおじいさん使って、子供を護る後ろ暗い過去があるけど腕の経つ養父。みたいなアクションやるの、凄いベタなプロットなのにその一点だけですべてがムチャクチャでちょ>>続きを読む

アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)

3.0

ウェンズデーが学校に通う話でそこまでは実写の1作目と近い流れだけど、現代なのでウェンズデーが基本的に"そういう趣味格好のゴスの人"扱いなのがなんか良かった。

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.0

元のアニメシリーズが典型的な"会話が面白い"みたいな作品だから総集編はどうかな?と思ってたけど、登場人物のインタビューによるフッテージ形式でそこを解決してたのが発明だった。

天使のたまご(1985年製作の映画)

4.0

配信されていたので何度目かの視聴。押井守が干された話や、難解だの退屈だの睡眠導入といった逸話や異名ばかりが先行してしまっている作品だけれど、昨今であればわりにありそうなイメージ映像アニメーション。押井>>続きを読む

クルードさんちのあたらしい冒険(2020年製作の映画)

3.0

間にテレビシリーズを挟んだ久しぶりの続編。原始時代もので今回は敵というかライバルポジションで農耕民族が出てくる時点で原始時代ギャグとしてちょっと面白いんだけど、農耕民との出会い→定住化→個室の発明→プ>>続きを読む

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.0

そこそこ穏当なリメイクという感じ。
それにしても映像演出が一か所だけどうしても納得できない。菅田将暉の主人公の記憶をスキャンして映像に投影する謎技術、記憶を読み取って映してるんだから、本人の主観映像じ
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

2.0

どうもピクサーの新人監督の初監督作品は、誰も似たような話とテーマが連続しているように感じる。作家個人の記憶=(異)文化のエンターテイメントの落し込みと、新旧世代の対立と調和、(異質な)子供の自立。
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.0

初めて見たけど、冒頭で歌うように構成は古典SFホラーのパロディ(殺す代わりにセックスする)なのに、ビジュアルは劇映画への変換とかあんまり無くて舞台のミュージカルそのまま持って来た感じなのが確かにカルト>>続きを読む

ジョン・カーター(2012年製作の映画)

3.0

CGで作ったデカいものを広い場所に置いて、広い画角とアングルで撮ってて凄く良い。大味ってそりゃ大味になるよ、大作はちゃんと大味だと嬉しい。

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

ここ10年位のピクサーで一番ってくらい良かった。単純に映像のタッチが良い意味でピクサー/ディズニーっぽいラインじゃなくて珍しく感じたのと、男女は違えどアジア系のオタクが主人公だった要素なんかが、自分が>>続きを読む

ハプニング(2008年製作の映画)

3.0

シャマランの評判があまりよくなかった時期の作品なのもあり(マーク・ウォルバーグも妙に細いし)目立たない映画だけれど、大災害でも侵略でもなく、突然世界の法則にバグったような異常事態の描写は唯一無二。終盤>>続きを読む

ザ・デプス(1989年製作の映画)

3.0

クリーチャーの出番はわずかっていうかほぼ人間の自滅だけど、一旦出て来るとガッツリとキグルミ!造形物!って感じの物体で嬉しい。基地の方もSFよりは工業物寄りで、かつ遠景になると一気にミニチュア!って感じ>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

異常なカメラで猟奇殺人鬼の心理に迫る!みたいな説明過剰な導入から、実際に行われる殺人の手際の悪さ、計画性の無さ、事件発覚までの頭の悪さ、センセーショナルな表層とはある意味で真逆の所謂「悪の凡庸さ」を突>>続きを読む

サランドラ(1977年製作の映画)

3.0

食人一家が"倒せそう"な感じで、恐らくこれは普通のどこにでもいる家族が蛮族の襲撃に遭うことで逆に相手を全滅させる暴力の逆転を描き出そうとしていると思うんだけど、飼い犬が突然一番強そうなパッケージの奴殺>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

2.0

同じ座組のシリーズでアクションコメディが2本続いて、3本目でコメディの部分が取れるなんてあるんだ・・・
レイフ・ファインズの退役軍人が息子の喪失を乗り越えることとキングスマン設立が重なる構成だけど、一
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SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

3.0

ドキュメンタリータッチというか、核戦争による滅亡の状況がただ字幕の粗雑な説明で済まされるのが、今のフェイク動画に通じる薄ら寒い怖さがある。核爆発がただのホワイトアウトで表現されるのも、アナログホラー的>>続きを読む

アンダーウォーター(2020年製作の映画)

4.0

冒頭の海洋事故からサバイバルホラーを経てクライマックスの大怪獣まで、小さいものから順を追ってジャンルが変わっていくので見どころが多い。2020年代になって「エイリアン」の正面きったフォローっぽい作風な>>続きを読む