MMRさんの映画レビュー・感想・評価

MMR

MMR

無名(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 例によってポスターだけで見にきた本作。前半からよくわからんシーンの連続でかなりウトウト。

 ノワールというより、日本の中国侵攻歴史物で、誰が誰だかわからんし、虐殺あるし、かなりゲンナリ。

 と、
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バジーノイズ(2023年製作の映画)

3.6

原作未読。

DTMでの作曲ってこんな感じか〜という今どきの音楽青春ストーリー。

先輩バンド、普通にいい曲やってるのに作中ではなんか古く見えてしまう。

とにかく清澄のつくる曲がかっこよく、Yaff
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攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(2021年製作の映画)

3.9

最初は3DCGに違和感があったが、後半にはすっかり慣れてこれはこれでアリ。

9課は解散し、チーム「GHOST」になってチームワークがより増してて楽しい。
サイトーはいつも美味しいとこ持ってくな。
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霧の淵(2023年製作の映画)

3.7

奈良の山中、静かな集落の家族の物語

ロケーションありきの作品



道路を挟んだ旅館
2人で、3人で、みんなで囲む食卓
イヒカのまっすぐなまなざし

映えるカットの連続
映像が素晴らしかった
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異人たち(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

花粉症の薬が効いてウトウトしながら観てました。。。

山田太一の原作からは大きく設定変更されたらしく、親や恋人と分かり合えなかった孤独を、ゲイ(クィア)である事の苦悩を軸に描いている。

既に亡くなっ
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゲームのクリーチャークリエイターであるフリアンは、知らない間に溜まったストレスもあったのか、ひょんなことからパラフィリア に目覚める。

しばらくは女性に興味が持てなくなっていたが、気の合う異性である
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.0

「正義」を信条にドキュメンタリー取材を続ける主人公に、突きつけられる選択。

もし、自分に同じことが起こったらと考えざるを得ない様な生々しさ、

リアリティがありすぎるためか、観ていて終始しんどく、観
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.2

思うまま自由に生きるミソと
周りの期待に応えようと生きるハウン。

2人それぞれに抱えてきたものと、互いを想う気持ちを描く脚本が素晴らしく、濃厚なドラマが楽しめた。

主演のふたり、10代から30歳く
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瞼の転校生(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

『カラオケ行こ!』の齋藤潤と『雑魚どもよ、大志を抱け!』の松藤史恩のダブル主演。

大衆演劇一座の1ヶ月の公演のために引っ越してきた裕貴。彼の将来への葛藤や建や茉耶との友情などストレートながらも楽しめ
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

4.1

航空パニック×脱出サバイバル!
アクションムービーとして無駄なシーンがない秀作!

まずは全編を通して、ジェラルド・バトラーの頼れる機長ぶりが凄い。こんな機長の飛行機に乗りたい。
ガスパールとのバディ
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ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

異色のタイムループもの。
このタイプの映画にジェイク・ギレンホールはピッタリ。

列車事故で死んだ人間の意識に、脳だけが残っている状態の主人公をリンクさせるというトンデモ技術🤪

犯人を見つけるまで、
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.9

鈴木亮平の冴羽獠、お見事!

も⚪︎こりとシリアスのバランスも良かったし、銃捌きもカッコよかった。
もちろんバキバキの体もw

メインアクションのところが、流石に無理あるので、そこはも少しリアルにやっ
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攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone(2014年製作の映画)

3.4

ファイアスターター、スケアクロウ、ドミネ、自己消滅するスタックスネット型?パッケージ化、、、固有名詞多すぎて頭がついていかない。

音楽、opやedアニメ、無機物はカッコいいが、人物の作画が他シリーズ
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ハンガー・ゲーム(2012年製作の映画)

3.5

思ったより設定や人物紹介に時間をかけていて、半分すぎてようやくゲームスタート。

設定が最近のオンラインゲームっぽいが、むしろ逆で、本作の世界観を真似したのかな?

王道展開なのであまり語るところがな
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

 フェイスブックの誕生物語を描いているようだが、あくまでフィクションということで良いのだろうか。

 スタートアップ企業が大きくなるにつれて起こる、創業者間や思いのズレ、投資家に翻弄される様が生々しく
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クリストファー・ノーラン監督の初監督作品。

メインの筋がしっかり練られており面白かった。
序盤から急に話が?となったが、そこはノーラン、時系列を効果的に入れ替えており、観る側を翻弄するテクニックとし
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イノセンス(2004年製作の映画)

3.9

草薙素子が去ったのちの公安9課のバトーを中心に描かれる。攻殻機動隊からの流れでテーマは記憶とは?自我とは?

電脳をハッキングされれば「無い」ものも見え、「有る」ものも見えない。

そもそも「有る」と
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.3

 西洋的視点で描かれた東洋の街と独特の音楽で構築されたサイバーパンクの世界観。メカや構図のかっこよさ。草薙素子はじめ、バトーやトグサ、荒牧部長など主要キャラクターの声優のハマりぶりなどスバラシ要素てん>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

戦後の公聴会とオッペンハイマーの人生を交互に展開し、研究者としての栄光と苦悩を描く。

作中オッペンハイマーは、神から火を盗んで人間に与えた罪で罰せられるギリシア神話のプロメテウスになぞられる。

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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

世界に何かが起こってる。

座礁するタンカー🚢
助けを求める異国人
ドローンから落とされる謎のビラ📃
墜落する飛行機✈️
時々やってくる騒音🔈
集まってくる鹿🦌
突っ込みまくるテスラ
武器商人エピソー
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

レナード・バーンスタインのエネルギッシュで繊細で愛に溢れる人生を描く。
傍らにはいつも妻のフェリシアがいた。

物語はレナードとフェリシア中心に描かれており、他の登場人物は存在感がとても薄く、長女の顔
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

離れてわかる親のありがたみ。

クリスティンは、家を出る前から親のありがたみは充分わかっていた。それでも、自分の100パーセントを母親にわかってもらえないことにいつも苛立つ。

その点、大学で親元を離
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

 前作は話の展開がおそかったが、満を持しての本作は3時間みっちり楽しめた。
 むしろ終盤はやや駆け足だったので、前作とのバランスもうちょっとなんとかならんかったかなと思った。

 大スペクタルの映像と
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

-

前後編の前半。原作未読。

ずっと気になっていた原作なので、アニメ化ということで早速鑑賞。幾田りらとあのちゃんのCVがかなりハマってる。

宇宙船が来たけど、それもいつの間にか日常になり、時々事件事故
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 目黒蓮がいくつか新人賞を取っていたので鑑賞。

 大正時代を舞台に異能を使える一族たちという設定だが、いかんせんやろうとしてることに対して時間が短いので、各キャラクターの背景の掘り下げが少なく、展開
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

 人種問題そのものをテーマに作られたコメディタッチの作品。

 売れることだけに興味がある編集者やハリウッドへの皮肉のつもりが、、、裏目裏目にでて物語が転がっていってしまうところが、フィクションでもあ
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

 ポスターからホラーだと思いこんでスルーしてたら、たまたま予告を見ることがあり面白そうなミステリだったので滑り込み鑑賞。

 主人公は盲人の鍼師ではあるが、他にはない設定がキモであり、事実を絶妙に脚色
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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.7

シネマスコーレに行ったことも若松監督作品も観たことがないが、たまたま面白そうかなと思い鑑賞。

井浦新の演技をみて、「しまった(笑)」と思ったが、全体としては若松監督、木全氏、若手2人それぞれの青春?
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.8

 DCマラソン4作品目。

 ダイアナはメチャクチャ強いんだけど剣と盾が基本形なので、現代戦よりこれくらいの年代設定の方が、戦闘シーンもしっくりとくる。塹壕戦から村に行くところが一番良かったな。キャプ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

「解剖学」なんてタイトルなので、理詰めのミステリーかと思ったら真逆だった。

前半は現場調査や事実関係の確認でかなり退屈、花粉症薬の効果もあり若干ウトウト。

後半の法廷に入ってからは、前のめりになる
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.4

 公立中学校の2年生クラス35人全員の年度末までの50日を追ったドキュメンタリー。

 季節限定の再上映でようやく観れた。

 この作品を撮ること自体が奇跡だと思うが、中学生の本音(の様に見えるもの)
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

えっ、スーパーマンもう復活するの?

実質的な前作『バットマンvsスーパーマン』で一旦退場したスーパーマン、もう復活ですか。

やっぱり1強過ぎて話のもっていきようがこれしかないのかしら?

MCUで
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

DCマラソン🏃2本目。

原題は、バットマンvスーパーマン。
vとは?

『マン・オブ・スティール』の殴り合いと爆発一辺倒よりは、バットマンの兵器も出て来てアクションのバリエーションはふえたものの、な
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.5

MCUにもややついていけなくなって来たので、DCシリーズでも観てみようかとまずは本作にチャレンジ。

そもそも『スーパーマン』という作品を初めて観た。

故郷であるクリプトン星の崩壊から話は始まるが、
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.8

タイムループモノの短編。

まさか黒人差別を主題に持ってくるとは思わなかったので、驚き、そしてこれをどう締めくくるのかと思ったが、非常にうまかった。

ループものなのにある意味リアリティありすぎて怖い
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

資源の尽きた地球を救うのは月の資源ヘリウム3。その採掘のため3年契約で月で1人働く労働者サム。相棒はロボットのガーティ。

流石に3年は長く、サムの精神はだんだん不安定に。

前半でクローンということ
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