MMRさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.9


猫ってのは見てるだけで癒されるし、絵になるなぁ🐈オセロ君がほんといい仕事してる。

心に少しスキマのある登場人物達が繰り広げる結婚恋愛模様が絶妙なキャスティングで描かれる。

「アガペーからエロース
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アルマゲドン・タイム ある日々の肖像(2022年製作の映画)

3.8

ジェームズ•グレイ監督の少年時代を題材にした自伝的作品。

80年代ニューヨークの不条理かつ不平等な世の中をポール少年と家族、親戚、学校や友人であるジョニーとの関わりの中で描く。

ユダヤ人でウクライ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.7

甲子園に出場した母校の応援に来た関東の高校生達をアルプススタンドの端っこのほぼワンシチュエーションで描くという面白い設定。

それもそのはず、高校演劇大会優勝作が原作らしい。

全校生徒強制参加という
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

主力選手を金持ち球団に引き抜かれて、今期のペナントレースが厳しいと思われたアスレチックスを、元選手のGMビリーが若手のピーターと統計を駆使してチームを立て直そうとする実話をもとにしたストーリー。
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

女子高生岬から執拗に迫られだんだん好きになっていく三十路書店員、多田。

しょうもない浮気野郎だと思っていたら、まさかの「床下手」なのがバレてディスられる亮介。

亮介に浮気されて、仕返しのために自分
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

ある日突然失踪した娘を探そうと奮闘する父親。

探し始めて娘のことを何も知らなかったことにがく然とするが、インターネット上にある娘のSNSの足跡をたどって真実にたどり着く。

SNSがこれだけ普及す
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.5

スポーツ万能で人気者の桐島がバレー部をやめる。

そんな噂だけが飛び交う中、その理由を部員たちも親友も彼女も知らない。


真実がわからないまま周囲の者たちは、
桐島にとって自分は、自分たちは
何だ
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


ある日ウサギが出てきてさ

カウントダウン始めたよ

すると部屋に飛行機の

エンジン落ちたよドニー君

ちょうど外にいて助かった

そこでウサギの言う通り

学校の配管壊したり

放火したりしてみ
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

嵐のジャングルで兵士たちに何があったのか。
戻ってきた兵士2人の聞き取りにより真実を見極めようとするが。。。

叙述トリックもあり、終盤にどんでん返しが繰り返されるのでなかなか面白かったが、ジャングル
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

他者の夢に入り込める装置を巡るサスペンス。

作画や設定は好きなんだけど、キャラクターの掘り下げが少ないのと話がわかりにくかった。

『インセプション』の脚本•演出がいかに凄いかを改めて感じた。

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.9

超ご都合主義的にストーリーがすすんでいくが、ここまで徹底すると面白い🤣

舞台通り、年末に観たい映画。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

誰か1人に向けて映画を作る。

『ハケンアニメ』と通じる映画作りへの真摯な思い、熱さが全面に出た作品。なんだかんだ言ってストレートな物語は心に刺さる。

アニメアニメしたキャラクターの見た目ではあるけ
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.0

エアコンのリモコンを取り戻すために、タイムマシンで行ったり来たり。

正にタイムマシンの無駄遣い。

行動が無駄なことだらけなのが最高。これこそ大学生の青春。

こっち見てから『四畳半タイムマシンブル
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春に散る(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。

ボクシング🥊シーン熱かった。
横浜流星、窪田正孝、坂東龍汰、片岡鶴太郎そして佐藤浩市。
ボクシング指導兼演技の松浦慎一郎ここでも大活躍!

一方で、橋本環奈の役の無理やり感(原作にもいる
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劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

4.1

1年生の頃(TVシリーズ)の、憧れの先輩を追いかけるストーリーから、2年生になった久美子の絡みが上級生とではなく、教育係として個性豊かな1年生ばかりになったのが本作のキモか。

高校生たちの演奏ではな
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

4.0

劇場版の良さはやはり音。
安心安定の作画と日常系としての満足度はあるものの、学内予選の演奏がほぼ無いのは残念。

あと、わかっちゃいるけど時間が短いよね。

とりあえず、滝先生は櫻井孝宏がつづけてて良
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.4

三谷節炸裂。
演出、演出、演出。
ストーリーはドタバタだが、
演出は、一ミリの隙もない。

三谷幸喜、好きでないのにまた見てしまった。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

とにかくありとあらゆることを皮肉りまくるブラックユーモアが楽しい。
それはバービー人形発売元のマテル社も、バービー自身も、なんだったらマーゴット•ロビーでさえ例外無しだ。

冒頭の女の子の破壊衝動から
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

実話に基づく劇映画。

これだけの被害者がこれまで声を上げて来られなかった(上げても潰された)ことに恐ろしさを感じる。

被害者多過ぎて誰のこと話してるのか分からなくなること多々あり。

蛇足だけど、
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.3

突然死した母親ナワルの異常な遺言。双子の姉弟は戸惑いながらも遺言のとおり、母親の過去を遡る旅へ。

明かされるのは、とてつもなく壮絶な母親の人生。

このストーリーを荒唐無稽とも言えない、宗教間、民族
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.1

若者たちの、恋愛、友情、仕事、家族にまつわる2日半を描いた群像劇。

登場人物の誰もが、心の底に不満ややり切れなさ、そして言葉にできない本音を抱えているが、それがちょっとした思い違いや思い込みにより、
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とりあえず、冒頭ミミズを踏み潰す場面で、あ、やっちまったー。自分は観てはいけない映画だったか。

超能力っぽい展開は想像してたけど、
ネコ落とすし殺すし、お母ぁにお湯ぶっかけるし、親に子供殺させるシー
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

適度な酩酊で思考力、想像力アップ!
ほろ酔いの時は確かにそんな気分。

ってのを地でやってしまう高校教師すげーなー。

てか、高校生の飲酒が半ば追認されてるかの様なデンマーク!
何と何歳から飲めるとい
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

レオとレミは幼馴染。
毎日同じベッドで寝る仲の良さ。

入学した中学校でも付かず離れずの2人はある日、女の子たちから「付き合ってるのか」と聞かれ、意識する様になるレオと変わらず生活するレミ。

女子同
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658km、陽子の旅(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

予告編を見たときは、めちゃくちゃ暗い映画だと思ってだけど、ちょっと違ってた。

冒頭からコミュ症全開で、引きこもり気味の陽子。他人どころか身内に対しても面と向かうと碌に話せない。

切羽詰まってるはず
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神回(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

タイムループものとしてみたものの、
冒頭の病室シーンで、ループ抜けた後?もしくは夢オチ?がいきなり示唆される。

結果、延命治療によってなかなか死ねない主人公が意識の中でも性欲に負けて正気を失うほどル
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

『アステロイド•シティ』の上映が近づくに連れて周囲でなんか盛り上がってる
「ウェス•アンダーソン」監督作品初見。

個人的に大好き!とはならないけど独自の世界観にファンが多いのも頷ける作品だった。
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建築学概論(2012年製作の映画)

3.7

いつもの通り「ジャケ買い」ならぬ「ジャケ観」いや、今回は「タイトル観」である。

想像以上に甘酸っぱすぎる恋愛もので、奥手すぎる主人公にヤキモキしっぱなし。

公開当時韓国で「初恋ブーム」を起こしたら
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.2

主人公は有名監督グイド、疲れてます。
冒頭からすでにヤバいです。

療養に来たはずが、周りから質問責めに売込み責め。
自業自得の女癖の悪さも祟ってにっちもさっちもいかない。

新作映画のキャスティング
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

とんでもないドラマを見せてくれた2023WBCの侍JAPAN。

改めて観ると本当に奇跡のような展開。

ナレーションがナレーションだけにまんま情熱大陸ではあった😅

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミッションインポッシブルシリーズ初映画館!

冒頭から飛行場でのトム走りまでの流れ、最高だった。

一方、ガブリエルとイルサの格闘シーンは冗長だったな。レイピア風武器とナイフ同じ間合いで戦うってあり得
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

いつもの通り、前情報ゼロで観たが、かなりの胸糞映画。途中2回も挫折した。
冒頭の手術シーンでやめときゃよかったなぁ。

順番逆だけど、『イニシェリン島の精霊』と同様コリン•ファレルとバリー・コーガン共
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

雪とうららのボーイズラブ漫画を通じた交流を描く本作。

「ずるい」という一言。わかるなぁ。
自分で勝手に卑屈なって、キラキラしている、才能がある(ように見える)人にむけて放ってしまう一言。
言えば言う
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.8

公開当時劇場で何度も観た予告編ではむしろイマイチっぽかったけど、実際見たら結構面白かったという作品。
やっぱり予告編は派手なアクションとか見せないとお客さん入らないんだろうな。

最初傍若無人に見えた
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エスター(2009年製作の映画)

3.6

 ずーっと気になっていたけどホラー苦手なので避けてきたはずが、最近amazon primeでやたらオススメされるので思わず、ポチッと、、、。

 想像通り、ドキドキしっぱなしだし、家族にイライラするし
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

3.8

 田舎に住む老作家ツトムを沢田研二が演じる。演じるというより、もはや沢田研二とツトムが同化しているように思う。
 普通に演技が上手いということとは違う気がするが、そう感じるのである。
そういう意味で非
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