MMRさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

 コメディとシリアスが交互にやってくるタイムリープもの。
 と言ってもシリアスすぎず、個人的には気軽に見れてしっかり楽しめる良作。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.7

ゴーストバスターズ、地上波で見たことあるな程度の予備知識で視聴。

見てみるとしっかりとした続編。前作ファンはより楽しめそう。

たまたま吹替で見てしまったので、棒読みの主人公フィービーの台詞が全く入
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フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

3.4

絵柄は完全にアイカツ。

5人の個性豊かな性格はよかったけど脚本はオーソドックスすぎたかな。

アニメには珍しく“間″の使い方が結構独特だった。

まなみ100%(2023年製作の映画)

3.7

2022TAMA映画祭ワールドプレミアにて

川北監督の自伝的映画ということで監督やキャストとのトークもありつつ、、、

いやーこんな映画作ってしまうところが、ホントこの監督そのままなんだろうな。
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.1

出てくるキャラクターがいちいち不快なので、気分が上がらなかった。流石胸糞の女王湊かなえである。
脚本も盛り上がりなくもう一つ。
淡々と見終わった。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.9

 子供が子供らしく生きる、そんな場所が壊されていく。

 戦争とも違う宗教による分断。顔見知りでさえ、信条の違いで暴力を振るってしまう。日本に住んでいるとなかなかピンとこない感覚。

 モノクロに時々
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.8

イギリスに移民したパキスタン人の青年の実話ベースの成長譚。

ブルース・スプリングスティーンの歌詞に影響をうけ勇気をもらって行動していく。

自分は世代的にブルースに馴染みがないが、確かに素晴らしい歌
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

予告編を何度も見てお腹いっぱいになっていたので観るのを躊躇していたが、皆さんの評価も高いので映画館へ。

過酷な抑留者の現実をしっかり描く脚本。
安定の俳優陣の演技力の高さ。
4人が思いを抱えて遺書を
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

 映画音楽といえばジョン・ウィリアムス、ハンス・ジマーをまず思い浮かべるところだが、そうかこの人モリコーネがいた。

 トランペットからはじめ、伝統的なクラシックを学んだ彼が、映画音楽が低く見られてい
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(1963年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

鳥にひたすら襲われるパニックムービー。

主人公は、突拍子のない行動を取るダニエルズ。いい大人だが金持ちの父親のおかげで、イタズラを仕掛けて喜んでいるなかなかのキャラクターである。

中盤のレストラン
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.5

設定は面白かったんだけど、ひたすら説明を聞かされている感じで、途中からはオチだけがどうなるか気になっていた。
つまり、ハマり切れなかった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

2022年はろう者に関する作品に触れる機会が多かった。『Coda』『silent』『ジンジャーミルク』そして本作。

 本作は大きな盛り上がりがあるわけでもなく、ケイコの日常の中の心の葛藤を中心に描い
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.3

 職場が丸ごとタイムリープするという、ちょっと変わった設定。
 映画館が笑いに包まれるのは観てて気持ちが良い。
 後半、笑いだけではない意外な展開もあり見事な脚本だった。

星の子(2020年製作の映画)

3.7

『こちらあみこ』が今村夏子原作の作品と知って、この作家の作品をみたくなり本作へ。

新興宗教を信じる家庭に育ったちひろを取り巻く物語。

両親は愛情深く、学校でもいじられているわけではないが、やや浮い
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.4

 スポーツ漫画史上最高の試合の一つを最高の技術で描いた作品。
 試合が永遠に続いて欲しいと思うようなクオリティの作画と魅せ方がすごい。

 原作自体は中学時代に連載開始され、ジャンプ本誌でリアルタイム
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プラチナデータ(2013年製作の映画)

3.3

原作未読。

大筋が読めるというか、どんどん展開してはいくがサプライズもなかった。

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.8


とにかく、演技の熱量が凄すぎて見ていて辛すぎた。

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

3.7

 オリジナルではさして気になるエピソードではなかった(むしろ蛇足だとも感じた気がする)が、こうやって今の技術でしっかりと描いてもらえるとなかなか良かった。
 高機動型ザクがとにかくかっこよく、EDは安
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

3億円事件と並んで犯人モンタージュが有名なグリコ・森永事件をモチーフとした作品。

当時声を使われた子どもの視点で事件の影響を追っていく視点が新しくおもしろい。

小栗旬演じる新聞記者と当時子どもだっ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

実話をベースとした大救出劇。
ロケにこだわる壮大な映像は流石ノーラン。

空軍パイロット、二等兵
民間人、海軍将校などそれぞれの視点
からこの脱出劇を描いており面白かった。

ちょっと綺麗に終わりすぎ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.9

 新海監督の圧倒的画力とRADWIMPSとの完璧なコラボ。今回は空、海(水)に加え廃墟を緻密に描く。
 その他ジブリへのオマージュと思えるものがそこかしこ散りばめられていた。

 ストーリーはいつも通
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9


メインのテロのシーンになかなか辿りつかずに、育った環境や旅行の話ばかりで変わった映画だなぁ

と思いながら、ラストあたりで実話ベースっぽいと気づき、

スタッフスクロールでイーストウッド監督作品と気
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春原さんのうた(2021年製作の映画)

3.9

東直子さんの短歌
「転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー」
から着想を得て杉田監督が映画化。

状況の説明は少ないが、会話や映像の中で輪郭が見えてくる。
短歌のように想像を膨らませて、感
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.3

ふと気づいたら、かなりの長回しということが何度もあった。
窓辺や食卓、ベッドで繰り広げられる濃密な会話劇。
今泉脚本そして稲垣吾郎に👏

対話の時の構図や光の使い方も美しい。

序盤はやや小難しくなり
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.9

 さほど期待せずに観てみたが、思った以上によくまとまっている映画だった。水墨画の魅力もわかりやすく伝わった。

 横浜流星は(おそらく流浪の月くらいから)完全に一皮剥けており、本作は落ち着いた役ながら
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

 映画の一つの到達点とも言えるアクション、友情物語、そしてキレっキレダンス!
 
 ストーリーも一山越えたら次の山と終始見飽きない。期待通りの出来に大満足。

 とにかくいろんな要素てんこ盛りで、見終
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小公女(2017年製作の映画)

3.9

🥃と🚬とあんたがいれば、それでいい。

他の人とは価値観がちと違うが、とても優しいミソと彼と昔のバンドメンバーたちの物語。

酒とタバコのために家賃払えなくて放浪するなんて強すぎる。

韓国インディー
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告白(2010年製作の映画)

3.9

原作未読。

松たか子の感情抑えた演技が良い。
木村佳乃、岡田将生がキッチリ仕事して、子役らの演技も良かった。

大胆な映像も面白く、監督、撮影陣が素晴らしい。

日本を代表する胸糞映画になったので、
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.8

ある繁盛レストランの1日。

店で働く、あるいは店を訪れた客の束の間の群像劇。

ごった煮感がいい感じ。

お腹が空いてきた、、、

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.2


ただただ美しい純愛映画。

エロイーズの表情の変化が素晴らしい。

スクリーンで見たかったなぁ。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

のん、どハマり映画。

さかなクンの独特のキャラクターを真っ直ぐな目で嫌味なく演じられるのってこの人以外いないんではないだろうか。

ミー坊はちょっと異質ながらも子供の頃から人気ものだったんだね〜。
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.2

これは完全に「あらすじ」に騙されたな〜。

軽いノリで観に行ったら、いきなり強烈なボディブローを喰らった。

しかも何度も。

悪い人は出てこないんだけど(ズルい大人は出てくる)日々の生活は本当に微妙
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

思ったよりも残虐シーンがあったので苦手な自分としては疲れた。

Fukaseの演技は想像以上で○
小栗旬の途中で殺される役どころも○

ただ、ありがちなんだけど、警察が無能すぎて入り込めないなぁ。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8


思ったほどではなかったにしろ、洋の東西を問わず、土着の祭りってのは本当に怖い。

実際の夏至祭りを題材にしてるってところで背中がゾクゾクして無気味さが3割増し。

さがす(2022年製作の映画)

4.0

俳優の演技を堪能できる映画

佐藤二郎、清水尋也の演技も素晴らしかったが、伊藤蒼は圧倒的。

この年齢でここまでの演技力は末恐ろしい。

ムクドリ演じた森田望智も普段とのギャップが凄い。

13人の命(2022年製作の映画)

4.1

実際にあったタイの洞窟からの少年救出劇を描いた映画。


極力演出を抑え、過酷な状況や現場の軋轢を淡々と描いており、リアリティが見どころ。


プロでもパニックになったり命を落とす途方もない洞窟の奥ま
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