このレビューはネタバレを含みます
条件付きの愛、について考えてしまう。
愛を表明するときに、金品を渡さずにはいられない心情の裏には、日本社会において同性愛者として人を愛することへの後ろめたさがある。
少し不可解なタイミングで発せられる>>続きを読む
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様々なテーマが内包されているとはいえ、私の想像以上に同性愛的感情の揺らぎが大きな要素として据えられていた。
戦時中の俘虜収容所という異常状態かつホモソーシャルなコミュニティにおける同性愛的な感情の行>>続きを読む
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最近自分が感じていたこととすごく近い価値観を描いていてとても共感できた。
何でも恋愛や結婚に収斂していくことに違和感がある。
私には性欲も恋愛感情もある(はず…ここも映画を観たあと自問自答している)の>>続きを読む
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どこで一時停止しても素晴らしい写真として成立するんではないか、というくらい美しかったし、においや気温まで伝わってくるような気がした。
音響効果が極限まで削り取られることで、想像力がより掻き立てられる>>続きを読む
登場人物に共感できないまま(私は男性であるということを差し引いても)、とはいえ彼女の言動は理解はできることがほとんどで、まぁさもありなん…というような凡庸な展開だった。平坦すぎて途中で睡魔との戦いだっ>>続きを読む
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そんなことあるかい!笑
というツッコミと同時に、今の世界と生々しく符号しているから笑えなくなる。
何者でもない市民にできることはなんなのだろうか。よくわからないネットの情報じゃなくて専門家に意見は聞>>続きを読む
推しの元太くんのことを思う気持ちだけで、どうにか最後まで鑑賞。
推しが出てたら盲目的にいい!と評価する人の多いファンダムだからこそ、ジャニーズはちゃんと質のいい作品を選ぶ必要があると思うし、ジャニーズ>>続きを読む
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あまりに残酷なラストに身体が硬直して、エンドロールの間は呆然としてしまい、あっという間に客電がついた。
キャシーを取り巻く環境がとにかく過酷すぎて、あまりにも救いがなくて辛い。そしてそれらは現実社会>>続きを読む
素晴らしかった。
表向きの正しさばかりがもてはやされ、正しさの刃であれば人を斬ることも許されてしまうような世の中で、傍から見れば一見矛盾しているようなふたつの事柄も、そこに心や切実さがあれば成立するの>>続きを読む
良かったところは2点だけあって、仲野太賀さんがMRI写真を観るときの演技と、ロマンティック浮かれモードでヲタ芸するシーン。
ホモソノリももっと違った描き方があれば理解できたかもしれないけど、とにかく>>続きを読む
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麦が言う「僕の夢は絹ちゃんとの現状維持だから」(原文うろ覚え)という言葉に少し引っかかりを感じていたら、そこを起点にすれ違っていってしまい、やるせなくなってしまった。
社会に対して一度は自由を求めて>>続きを読む
予想以上に良かった。
観たタイミングが良かったのだと思う。数年前なら寒々しく思うようなシーンや言動も、すべてが私がもう2度と手にすることができないであろう尊いものに思えて、そのピュアネスにただただ降伏>>続きを読む
言いたいことを言えずにいると、人と人とはどんどんすれ違っていく。けれど、言ってしまうことですれ違ってしまうこともある。
4人それぞれが、自分の感情に丁寧に向き合っていこうとしていることが伝わってくる。>>続きを読む