チーズさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.5

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マッチ棒がどうしてもその宿命から逃れ得ず、燃え立てる様に、この映画は人物の、それぞれの宿命から逃れ得ない様を描いていた体ではありました。さて、仄々と基本的には、それぞれ細かく状況の違うひとり親家庭の高>>続きを読む

POP!(2021年製作の映画)

2.4

音楽は良い。話は初心者が作った油淋鶏のそれ。油っこくてさっぱり分からん

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

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嗚呼、これぞ名作と云う。
人間味、爆音像、スリル、スピード感など、枚挙に暇が無い。映画そのものの完成度が非常に高い。
人の芯から震える感情に抗う術なんて有りませんし、そこに思考なんてものは介在しないの
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でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード(2021年製作の映画)

3.5

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デカくて赤い犬が保健所や秘密結社とボコし合う映画。その御姿は茹蛸のそれ

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

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良い塩梅のアクションとホラーとバイオリソロジー。そう、アクションも中々に逞しい腕で、アタイの海底宮に留まらんとしていたんですね。予想を裏切る展開でしたね。電子を意のままにするってのが肝であったりしたん>>続きを読む

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.0

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まぁ3が妥当でしょう。とても退屈な映画で、それは裏を返せば美しい映画に評されること請け合いだが、まぁ複合的な評価故の3なので、その怠慢と静謐の間のそれは、筆舌尽くし難い。

舞台は現代の大日本帝国で、
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

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なんか知らんけど良かった。
それに尽きるんじゃないですかね。
だって戦争体験してませんし、史実を追求してるわけでも有りませんからね。一方で、一生中の余りある悲喜交々や痛覚快楽などを感覚しているのであれ
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.3

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非常に苦しい映画です。
レッドウイング作戦のことで、悲惨な戦闘の日々を描いている。
待ちに待った助け舟が寸前で墜落するんですがあの時分は絶望に満ちており、最早生きてるか死んでるか分からんレベルの精神状
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.0

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いやいや笑笑!その鍵何なん笑笑!ってのが感想。
当初は俺の拙い映画経験からファニーゲーム、キャビン、バーバラ心の巨人の中間かな位に思ってましたね。

本作は、脱獄囚達が一般家庭を襲撃するという、力無き
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.7

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渋いね。
ビリヤードの世界は理解が及ばないが、大なり小なり賭け事の嗜みないし経験は誰にでもあろう。
破滅的な衝動からしか己の存在をお惣菜コーナーに陳列出来ない輩が居る。
名声と金を得たとて、尽きぬ欲求
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ロッキー(1976年製作の映画)

3.2

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名作と言われる所以は、屑から最愛を得て成り上がるサクセスニキビ薬の様相かしら。
個人的にはパクチーを食べながら見ていたので、今後その草を食む時分は思い出すんやろか。ってとこです。

何とかアポロに最終
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.9

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これも名作と言われんのかなぁ、解らんなぁってのが正直なところ。だって、私これまでの経緯を飛ばして見てしまったんですもの笑笑!それは事故なのです。だってアマプラさんが薦めてきたんですもの!

でまぁ本題
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.5

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最高でしょう。
古今東西で纏わる愛や人間性って奴ぁ、どうだいオネェちゃん的思考から逃れ得るものでは無いわけで、大抵の人間は学びの場と視するものなりけり。

肉には酒を揉み込む様に、彼の人間性も組織液を
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

4.4

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及ばぬ先の棒、とはこの事を言う。
完全な名作であろう。寅さんの一作目が無かったもんで、こっちを借りたもんだけど、これはこれで金字塔。
社会的ステータスの違う2人が不意に出会い、仲睦まじく致して行く。
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.0

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グレムリンは欲望に蓋をして無いもんで、自然だろう。ワイルドだろう。
古い影像や音楽が跋扈しているので、先祖返り。
ほんわかモンスタースリラー

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.1

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人によっては非常に退屈な映画です。
何故なら、会話は殆どなく、主人公である監督自身がテクテクと色々な所に行くってだけのストーリーだからです。

その最中で、小粋なシーンは多々あるが、非常に世界ふれあい
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

2.5

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僕には理解が及ばなかったです。27歳の晩春

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

4.0

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久々にメンインブラックを見たのだけれど、完全にウィルスミスはビンタしちゃった事もあって遡及的に出禁になっちゃってた!

だから、本作はマイティ・ソーの人達が固めたんだなぁと独り言ちた。生まれ変わったら
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科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.5

前知識ゼロで挑んだ本作。全く人間関係が分からないまま、リッツパーティを生きがいとしている女の人が白衣を着て頑張って化学的に解を見出そうとしていた。全般、燻銀の厚みで、敢えて言えばスロージャズや火曜サス>>続きを読む

名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

3.5

コナンとジブリは同列で語られて然るべきだし、高尚なものです。
彼らが何頭身なのかななんて問いは、ドラえもんやキテレツで解決しておいて欲しい代物。土台、俺がタトゥーを入れたって、入れ所によっては一生気が
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名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.5

めっちゃ紅で紅葉たくさん謎たくさん、みんな違ってイデオロギー増し増しで、うだつの上がらない輩は完全に桐箪笥に収納されちまってた。椎名林檎で無く、倉木麻衣がエンディングを歌ってたのも凄く好印象だし、世界>>続きを読む

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.5

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これは3.5。紛う事無くドタバタラブコメディの王道で、完全に路線図をなぞっていた。若き日のニックフューリーもちょい役で出てて、思わず右足首が熱くなった。1人複数役の面白い仕組みもあって、今度しっかりナ>>続きを読む

ホラーマニアvs5人のシリアルキラー(2020年製作の映画)

3.8

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よく出来た作りだったと思う。
B級ホラーコメディの起承転結を守り、お淑やかに裏漉ししていた。

ホラー編集者の主人公が、ひょんな事か、シリアルキラーの集いに混ざっちゃって、速攻でバレちゃって殺されかけ
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.8

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これぞラストブラッドなのだなぁ、と1人春空に空白を認めてしまった。
あらゆる魍魎な過去を持ちながらも安住の地を手に入れたかに見えたランボーだが、暴力と悲劇は彼を離さない。

今回はテーマが重いのと、一
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ランボー3/怒りのアフガン(1988年製作の映画)

3.8

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完全にランボーであります。
色々な変遷があり、作品毎に作風が変わって行きます。
初作は閉塞感、2作目は乱暴、3作目は政治的動態なのです。
とは言え、シルベスタの筋肉を見る度に恍惚としてしまう人類は自ず
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.1

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最終的には無重力パノラマで、変わる変わる地形の様態。末梢神経から湧く膨大な血漿。私の天使があなたの悪魔なら、マラカス持ってアスタキサンチン。と言ったご様子。

無重力が好きな人は見ればいいと思う。

ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.0

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週末論の行先は。と言ったご様子。
最終的にはゾンビの子達🧟‍♂️🧟‍♀️に勉強教えたりしてて、良かったんじゃ無いかな。

エッセンシャル・キリング(2010年製作の映画)

3.0

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白銀世界にポツリ漢在りて、社会からはみ出さんとする様を描いたノワール。
印象的だったのは妊婦捕まえて母乳を飲んでた所。

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

4.0

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原題first blood part Ⅱ って最早second bloodだからな?ってのが最初の印象。
これぞランボーなのでは無いでしょうか。ランボーの暴れてる理由が飲み込めます。捕虜を救うためだっ
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.8

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これは確か青木ロビンさんが薦めてたから見たんじゃった。

全人類の五感覚が一つずつ失われて行く話。最終的には聴覚が失われて、音声も消える。そんで、最最終的には触覚も失われて行くものだから、全てが分から
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.8

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104分過ぎから畳み掛ける様に良くなるので、それを信じて進むか進まないか、即ち、俺の言葉を信じるか信じないか。それはRPGをこれまでどれだけやって来たかが関係してくると言う事はなくて、単なる感性であろ>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.0

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アクシオン映画とは、行き過ぎた報復が共通しておるもので、本作はその局地であろうてな。
終盤まで「ん〜笑。まぁ、難癖つけてランボーに乱暴した保安官も悪いけど、ランボーの乱暴はランボルギーニレベルの加速度
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.5

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継父と同居してるけど、遠く離れたとこに実父がおる少女の、実父に会うことで変化する感情を、青春と海と夏の背景で描いているものです。
まず、トヨエツが出て来て、明らかにデカかったもんだからwikiしたんさ
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ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

3.5

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・死人に口なしをガン無視して違和感を齎す所。
・シガーロスをガンガンぶつけてくる気高き無頓着さ。
・颯爽とデッドを殺してしまう心。

それがとても良かったです。メイヘムと言う北欧ブラックメタルバンドは
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.5

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トロトロと物語が進む中で、日本若者の遭遇する幾つかの類型化された出来事が掠める。
特に大きな展開やオチや用意されていなかったが、日本映画のこういった部分は愛するべき習性なのでしょうな!
と言いつつも大
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劇場(2020年製作の映画)

4.5

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迎合にも離別にも大小の辻褄があり、それは宜なくその瞬間にこそ現れ、その期以外には姿を現さないのでしたね?
劇中、心を常々吐露し合えたら如何程良かったかと思うたが、それは諸説あり、至る感情の機微はあくま
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