なんゆうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

今から100年前の北アイルランドの孤島が舞台。島の中の閉塞感が漂うが、映像はとてもきれい。
難しい内容だったけど、内戦と絡ませると、なんか少し分かってくるような気がした。
昨日まで親友だと思っていたの
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.8

聖痕は本物か。ベネデッタは、権謀術数を巡らせて、カトリック教会に叛逆を企てたという物語なのか。
この映画の上手いところは、どちらとも取れるように作られていることではないでしょうか。
私は、ベネデッタが
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.8

IMAX3Dで鑑賞。評価はその分高め、というか、2Dで観てもこの迫力、美しさを十分楽しめないかも。いずれ配信サービスで観ますという人には、絶対に体験できません。気になっている人は、迷わずIMAX3Dで>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

ちょっと期待値が高すぎました。結末は思っていたのと違ってたけど、確かに泣けました。
撮影はロシアのウクライナ侵略の前だったかもしれないけど、今ならもっとソ連の国際法違反を強調してもいいくらいでしょう。
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.2

ティ・チャラことチャドウィック・ボーズマン追悼作品。予告編を観た時から、涙が出そうになって、絶対に観に行こうと思ってた。
本当に、彼の死はこの映画で描かれているほど大きな喪失だった。彼を追悼する作品の
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RRR(2022年製作の映画)

4.4

3時間とても長かったですが、本当に楽しめました。
一部CG感たっぷりの場面もありましたが、格闘の場面だけでなく、感情表現の場面も熱い!
でも、この映画を観て分かったのは、インドはいまだにイギリスを仇だ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

やはりこのテーマは外せませんでしたか。
私としては、君の名は、天気の子よりも共感できました。
宮崎弁や伊予弁、関西弁はありましたが、東北弁もあればよかったのになと思いました。
どの地も、描写がどれも素
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.4

評価が高い映画と聞いていたが、ようやく見てみた。
評価のとおりだとよく分かった。
深いテーマの作品だった。
宗教的対立と報復の連鎖から「一緒にいること」の困難さが底辺にあっての作品。
母は、初めて子を
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

予告編を見て「衝撃」という字幕が出ていたけど、ちょっと違った感じ。
普通とは変わっている、ある家族のお話でした。
3人の父親から祝福される花嫁のお話といえば、泣ける、いいお話なのかな。自分は、石原さと
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

 私には合いませんでした。
 黒人に対する人種差別というか、そもそも黒人が奴隷としてアフリカからアメリカに連れてこられたという過去は消せないというのが冒頭のメッセージなのでしょう。しかし、現代にも潜む
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.6

何度か飛行機に乗る機会があった際に、約1時間ずつ3回に分けて鑑賞。
バットマンは、クリストファー・ノーラン三部作が好きなんだけど、今回は、ゴッサムシティが絶望的な無法の街として描かれていて、ますます暗
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.2

余り予備知識もなく、高評価の映画と聞いて鑑賞。予定していた上映回が満席だったので次の回に鑑賞したが、それもほぼ満席。
映画の題名が何でサバカンSABAKANなのかなと思っていたら、映画の冒頭、大人にな
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.6

当日前作を復習してからSCREEN Xで観た。
すごい迫力。迫力ある映像に包まれているようなSCREEN Xの良さを感じた。物語もちゃんとつながっているのが分かった。
これだけでもおススメできる映画な
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

外星人より長澤まさみのインパクト強し。
ゼットンは禍威獣じゃなくて最終兵器だったけど、「ゼットーン」と鳴いたのはよかった笑
冒頭「シン・ゴジラ」の表題が出てから「シン・ウルトラマン」に変わり、政府の男
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

備忘録。
こちらの世界がアース616で、アース838では、X-MENやファンタスティック•フォーとかがサノスと戦っていたらしい。
アース838の秘密結社イルミナティには、キャプテン・アメリカ🇺🇸ではな
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

1998年作品のアルマゲドンのように、命を投げ打ってでも地球を救おうとするヒーローを描くスタイルは、今でも普遍的と信じたいですが、拝金主義のはびこった現代では、技術でなんでも解決できると妄想し、大型彗>>続きを読む

さがす(2022年製作の映画)

3.8

「さがす」には「探す」と「捜す」があり、「無くしたもの」「見えなくなったもの」や「居なくなった人」などを「さがす」場合には、「捜す」を用い、「欲しいもの」や「見つけたいもの」を「さがす」場合には、「探>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

私は村上春樹の小説は読んだことはありませんが、前に「ノルウェイの森」の映画も観たことがありました。どちらも、身近な人の死からの物語だからでしょうか、スピリチュアルなものを感じました。
この作品は韓国ロ
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エール!(2014年製作の映画)

4.1

「Coda あいのうた」を鑑賞してとてもよかったので、オリジナルのこの作品も観てみたくなりました。

どちらの作品も、お父さんがいい味を出しながらも家族の中心にいますよね。立派なお父さんです。
Cod
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

もやもやした日常を忘れて、心洗われる映画を観たいと思って鑑賞しました。そのとおり、心洗われました。

健聴者には気付けないことを気付かせてくれた演出は、本当に素晴らしかった。

主演のエミリア・ジョー
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.8

望まない妊娠をした17歳の少女が従姉妹と一緒に中絶のためにニューヨークへ向かう。
女性ゆえにリスクを負わされることもあるが、それを逆手に取るやり方も表現されている。
原題はカウンセラーの質問に対する4
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.6

前作から3年後物語。鈴木亮平が狂気を好演。ただし、前作とちょっとテイストが違う。
調べてみたら、原作(柚月裕子の小説)は、孤狼の血、狂犬の眼、暴虎の牙と続くシリーズのようで、孤狼の血LEVEL2のスト
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

昭和63年当時の警察とヤクザの関係は当然今とは違うし、映画の脚色もあるだろうけど、確かに今は大上のような刑事はいないだろう。これが正義なんですか?と言えば、法治国家における正義ではない。でも、大上は、>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

うーん、そうきたか。底辺にあるのは「闇」ですな。前に見た「女は二度決断する」みたいな…
ゲームで言うと「Life is strange」にも同じようなエピソードが出てきたっけ。これはアメリカならではの
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

こんなに素晴らしい作品は、ネタバレで書くしかありません!!
過去のヴィランが出てくることは知っていたけど、まさかトビー・ワグワイアとアンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンまで登場するとは!!感激
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

2.9

「ゆっこロードショー」のどんでん返し洋画ランキング4位に入った作品。
あれ、見てなかったけっな?と思ったが、配信系で見当たらず、TSUTAYAで Blu-rayを借りて見ました。
思い出しました。前に
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未来のミライ(2018年製作の映画)

4.0

細田作品のうち未見だったので鑑賞しました。低い評価が多いようですが、私はとてもよい作品だと思いました。
アニメ好きなので観たという若い人には受けにくい作品だろうと思います。リアルな子育て世代には、観て
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.1

細田守監督の「サマーウォーズ」は好きな作品です。今回もネットの中と現実が結びつくお話で、それにディズニーアニメ「美女と野獣」のオマージュが込められていましたが、それだけではない作品だと思いました。
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.4

YouTubeでお勧めされていたのをきっかけに鑑賞。納得です。まるでドキュメンタリーを観ているのではないかと思えるほど素晴らしい内容でした。重いんじゃないか痛々しいんじゃないかなどと身構えないで、多く>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.3

久々にいい作品を観たという感想です。2019年のアカデミー賞作品賞受賞時には観ていませんでした。
1962年のアメリカ。まだ人種差別が根強い南部に演奏に向かう黒人ミュージシャンと運転手を引き受けたイタ
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.8

スペイン映画。原題Contratiempoは「挫折」という意味らしい。
アメリカで公開されたときの題名が「The Invisible Guest」で、「Saw」みたいな感じで上手い。
「信頼できない語
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.8

本作で内田けんじ監督作品を観たのは3本目です。アフタースクール、鍵泥棒のメソッドも面白かったけど、本作はそれより前に作られた作品。構成が上手い!そして笑いもあってオチもある。
才能ある監督だと思うけど
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.0

Filmarksの評価では3.5ですが、Amazon prime videoでは、半数以上の人が星5つをつけてます。私も、よく出来た作品だと思いました。面白かった。
「オチがね」という感想を見かけまし
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.2

公開時映画館で観たけど、NHKで放送されていたのをまた観ました。
いじめ、障害、自殺を扱う作品ですが、その分生徒たちに観せたいという学校の先生の感想もありました。
私は、なぜあそこで硝子が飛び降りよう
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dot the i ドット・ジ・アイ(2003年製作の映画)

3.7

どんでん返し映画として紹介されていたので観ました。映画なので、実際とは違うんだと思って観ればよいのでしょうが、その目的のためにそんなことする?そもそも、その目的を果たせばそうなるの?なんて考えてしまう>>続きを読む

リピーテッド(2014年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

主人公が、不倫をしていた男に頭を強打されて記憶障害になり精神科病院に入院していたが、男が夫になりすまして病院から連れ出し、そのまま一緒に生活していたというお話。
不倫相手の男は、DVでストーカー。主人
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