レさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.7

ルパートホルムズ流れるあたりからむずむずし出して、Ain’t No Mountain〜からのI Want You Backでそういうのは反則でしょ…となった
サントラ超良いのは言うまでもないが、そこで
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野いちご(1957年製作の映画)

4.4

反省したから見る夢と、反省しなかったからこそ見る夢があって、今作はその間を漂う。初期ラカンの理論にかっちり依拠した『ペルソナ』で、ベルイマン苦手かも……と思ったが、こんな人間くさくてかわいい作品もある>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.3

「アメリカ人であること」って荷が重いんだね…(2) そして『僕のヒーローアカデミア』だね。
ラストシーンの喪失感に充てられるのが短いセリフひとつだけでホッとした。

アイアンマン(2008年製作の映画)

3.0

インフィニティウォーを控えてのおさらい。「アメリカ人であること」って荷が重いんだな

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.7

チャーミングな近未来SF。気付かなかったけど、夢に登場するサムライが"Sam, you are I "の洒落だということ(町山智浩ソース)は言われてみれば納得である。支配を内面化させる権力ってそら夢に>>続きを読む

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

2.6

うーん……。「イギリスの風俗と中国の統治がせめぎ合う中で、若者世代は分裂を感じてもがく」のイメージで観にいったら、漫画原作みたいなコテコテの身辺雑記ラブストーリーを観ることになって萎えた。しかもそのラ>>続きを読む

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.4

これはずるい
ビーチボーイズがニューカマーとしてラジオでかかる62年の夏は、キューバ危機の直前、ケネディが暗殺される1年前、ベトナム戦争が激化するまではまだ何年かある、という時分にあたり、ここから10
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怒り(2016年製作の映画)

4.2

母親との関係を諦めた娘、親や友人にカムアウトできないゲイ、レイプを告発できない女の子……声ををあげることをためらう人々の姿をクローズアップしている。

誰だって自分の居場所を守りたいに決まっているけど
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アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

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編集版と上映形式が違うぶん気になるところが多く、これから観る人のために注意点を書いておきます。

・エピソード1〜6までの分割で放送される。各エピソードの前に、"これまでのあらすじ"が数十秒ついている
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.5

【長くなった】
高橋源一郎の小説を映像化したらこんな感じだろうか。過剰さと隠喩…。話し声がオペラの女、金髪の消失、不具の集団、両手がチリ国旗になったり、聖人を祝福して連続ジャンプしたりと、一言では説明
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

2.6

ルークが無能すぎてモヤモヤした…整理して考えたらR2運搬係しかやってない

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後、C3POだけが記憶を消去されていたことが分かって激エモ 4の最初でふてぶてしく接していたけど、初対面じゃないことをR2の方は覚えてたんだね…。あとは師弟の斬り合い。オビワンが切なくて好き

スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

2.9

一神教の神様はいない、世間の目もない、という結婚式をドロイドたちが見守るシーンがたまらん ファーストオーダーがそんなに悪いかとか、ジェダイよりパルパティーンのがマシじゃないかとか、誰が編纂するかによ>>続きを読む

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.1

1作目よりずっとよかった。
人生にたった1日きり、稲妻のような思い出を抱きしめて生きてきた男女のその後。

同じ俳優を使い続けて経年を表現するお得意の手法によって、(タイムレスな)恋愛感情や親子関係で
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カリフォルニア・ドールズ(1981年製作の映画)

5.0

女子レスラー2人とマネージャーがスターダムを目指してアメリカ巡業する話。
ストーリーはシンプルだが、プロレスと映画の相性がよいので見入ってしまう。どこまで本気か分からない競技・プロレスをどこまで本気か
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ウェディング・ベルを鳴らせ!(2007年製作の映画)

3.5

「睡眠薬を持ってきてくれ」に対するベストアンサーが見れてよかった、女の子がめっちゃかわいい

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.3

好きなんだけど、観ててめっちゃ恥ずかしかった……。男が過剰におどけながら相手を説得したり、わざと悲観的な例え話をしたり、何らかの状況を仮定してロールプレイをしたり、とにかくずっとヘラヘラしているんだけ>>続きを読む

満月の夜(1984年製作の映画)

4.1

オールナイト上映にて。『友だちの恋人』と同時上映だったこともあり、ロメールにとって郊外とはどういう位置づけなのだろうと考えながら観ることになった。

彼の映画では毎回、都市(匿名性、偶然性、機会の多さ
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.9

オールナイト上映にて。
服装の色が、精神の状態をその都度雄弁に物語っていた。男は落ちついた寒色、女はビビッドな配色。それでも小さな箇所で色彩を共有している。山道を歩いたり、手を取ったり、ふとした瞬間に
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女は女である(1961年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

前に観たゴダールが『ウィークエンド』だったせいで、弩級の現代思想映画を想像して身構えていたけど、蓋をあけるとスイートな恋愛モノで大変よかった。一番印象的だったのは飲み屋での会話シーン。


「何かウソ
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早春(1970年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

童貞が強引なやり方で女に迫っていくといういかにも自分の苦手な話だったのに、ずっと爽快な気分で観られた。90分そこそこに込められたギミックがとにかく多彩。自転車をやたらエロく撮る冒頭、妖怪ジョージベスト>>続きを読む

ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.0

人からその場限りの何かを受け取って、自分もその場限りの何かで返すこと。それ以上を求められると逃げ出したくなってしまうこと。社交の場で、自分にぴったりの位置が見つからなくて孤独を感じること。誰かと手を振>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.0

フロイト〜ラカンの精神分析を背景に作られた映画。冒頭の「患者はヒステリーではない」は、神経症/精神病 の区分で患者が後者にあたり、象徴界の機能不全であることを意味するもの。アルマの口走る「私はエリザベ>>続きを読む

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

老いぼれ貴族のじいさんが、ダルメシアンと娼婦たちに囲まれてシンバルを叩きまくる冒頭でめちゃめちゃ笑った…おれも気持ちが昂ったときに打ち鳴らす用のシンバル持ち歩きたいよ〜
あとはずっとホームレス目線で街
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

スターウォーズ最高傑作だと思うんだけど……。戦果と引き換えの戦死にはじまって、今回主人公たちの決断はことごとく裏目に出る。けれども幸運なことに、悪路を選んでしまっても、それをカバーし、次のチャンスを共>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

2.0

びっくりするくらいつまんなかった…
金城武とトニーレオンがハンサムだった

雨月物語(1953年製作の映画)

3.8

The Books のThe Lemon of Pinkという、高校生から何百回も聴いたアルバムのサンプリング元があるよと教えてもらって観た。霧中の船、湯浴み、夫婦の言い争いなど名シーンは多かったが、>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・(ほとんど)全篇ノーカットに見えるように編集されている。

・映画人の演劇進出についての映画。映画と違い、演劇はその場で起こったことをカットもモンタージュもできず、演じている時間は俳優の実人生の時間
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