MYTさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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グーニーズ(1985年製作の映画)

4.0

少年たち「グーニーズ」の宝探し冒険ムービー。

今見ると感じる古さだったり、ベタさだったりが、なんだか可愛くて癒された。

主人公、ヤンチャな子、ガリ勉、おデブなドジっ子の4人組という鉄板の組み合わせ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

よく比較される花恋、500日のサマーと比べても圧倒的に地獄。

どうしても男の目線で見てしまうだけに、あまりにもディーンが不憫すぎる。

ディーンのあの女々しい感じは痛いほど理解できる。何で?と理由を
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

こんな悲惨で痛ましい事件が本当にあったなんて、恐ろしい。
唐突に命や足を奪われるのは、自分や家族のことを思うと辛すぎる。

映画としては常に緊張感があり、見応えあって良かった。BGMがその空気作りを支
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

シャブ打ったみたいだ〜〜!!

最高。

服役生活から出所した元ヤクザの三上が、堅気に戻り社会に馴染もうと足掻く物語。

設定はたまたま昨日見たばかりの「カリートの道」と同じ。
ただ、今を生きる日本人
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

あるのは今日という日だけ。

過去でも未来でもない、今を大事に生きる、というのが歌でも何度も繰り返されるテーマ。

カフェのミュージカルシーンが特にハッピーで好き。
芸術家讃歌。名だたる芸術家の中に黒
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭に撃たれるラストを見せる演出は、同じくアルパチーノ主演のセルピコを思い出させる。
ラストがわかっているだけに、着々と悪い方向に転がり続けるのを、悲しい気持ちで見守る感じ。

クライマックスのマフィ
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ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.8

自分が何者なのかわからなくなる、思春期。

一人一人それぞれ悩みや苦しみはあって、自分だけが不幸なわけではない。

自分の悩みを打ち明けることで、周りに心を開いていく。それと同時に、自分自身のことを改
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

人間の弱い部分を全面に剥き出しにしたような痛々しさを淡々と描いている。

クズ男の堕落した思考がわからなくはなくて、苦しい気持ちになった。

何に対して腹が立ってるのかわからなくなる感じ。
高すぎる自
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セルピコ(1973年製作の映画)

4.5

信念を貫く、そして頑固でキレやすい、そんな人物を演じるのにアルパチーノ以上の俳優はいない。

自分の普段の生活を顧みると、妥協せざるを得ないこと、理不尽に文句を言いつつも行動を起こせないことが往々にし
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

ヤワな恋愛映画じゃない、という噂と評判の高さから、気になって映画館へ。

結果、心をぐちゃぐちゃにかき乱された。

自分自身がサブカルこじらせ人間なので、共感を越えて同化してしまい、リアルな喪失感を追
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プリシラ(1994年製作の映画)

3.2

小峠とマダムとガイピアーズのドラァグクイーン3人組のロードムービー。

砂漠の中で車が故障した時の、現地の人たちとのパーティーがハイライト。
人が心を開いて笑顔になる瞬間は見ていて気持ちがいい。

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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

4.0

主役リーアンの強さと優しさに胸打たれて、優しい涙が出てくる。

過酷な過去のせいでずっと悲しい顔をして心を閉ざしていたマイケルが、徐々に心を開いて自然な笑顔が出てきたときは、見てるこっちまで嬉しくなる
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

アクションシーンのクオリティが高くて、見ていてワクワクする。
現代版マトリックスのような動き。

色々な武器のギミックも凝っていて、男心をくすぐる。

アクションシーンにめちゃくちゃ陽気な音楽を合わせ
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テッド 2(2015年製作の映画)

3.2

法的に人権を剥奪されたテッド。
人の定義は何か?という真剣なテーマを、悪ノリなブラックコメディに包んで照れ隠しているような展開。

1は面白かったけど、2はシンプルにストーリーが弱い。

さらに肝心の
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.8

やっぱりエマストーンが可愛い。

冴えない男とクレイジーマッチョと美人詐欺姉妹の4人組がゾンビの世界をサバイブする、とにかく明るくポップなゾンビ映画。

ラストの遊園地にゾンビが群がるシーンは笑った。
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

一作目のエピソード4に繋がる物語。

主要人物は全員新キャラなのに、全員魅力的。

世界を救うために一人一人が誇り高く戦い抜き、そして死んでいく様は心が震えるものがあった。
その姿、精神には日本的な武
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

9作にわたるシリーズ最終章。

前2作と違って、今回はジェダイvs暗黒面という本筋をしっかり追ってくれたから見やすかった。

正直、緊張感や盛り上がりには欠けたけど、物語が何とかまとまったからよし。(
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

悲しくなるほど面白くなかった。

ポーとレイアの代理女の内輪揉め、フィンとローズの唐突なキスシーン、と必要ないシーンの連続。何これ?

カイロレンは小心者の上に、軸がブレブレで何がしたいのかわからない
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.0

最後の三部作における起承転結の「起」に終始してしまった印象。

物語の主役がポー、フィン、レイと変わっていき、目線が定まらず見づらい。

ヴィランの大事な設定がサラッと明かされた上、しかも弱くてなんだ
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ついに物語が推進力を持って動き始めた。

不満、屈辱、怒り、自分への過信。
アナキンの精神的弱さがつけ込まれることがわかるだけに、見ていてもどかしい気持ちになる。

ヨーダの「死は生きることの一部」と
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.5

あんなにかわいかったアナキンが大きくなって、性格もかわいくなくなって悲しい。

前半はアナキンがワガママ過ぎて、オビワンと一緒にイライラしてしまった。

アナキンが怒りと憎しみを爆発させるシーンで、ま
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

4.0

リアルタイムで映画館で見た以来の鑑賞。

4〜6を見た流れで見ると、格段に映像クオリティが上がっていて、壮大な世界に説得力が出たし、戦闘シーンの迫力も増して、どのシーンを取ってもワクワク感が止まらない
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

旧三部作のラスト。

二作目で溜めたフラストレーションを解消してくれた。

何と言ってもルークとダースベイダーの対決が見所。
父親との衝突、和解、そして死別。この根源的なテーマを宇宙戦争の物語の中核と
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スター・ウォーズ/帝国の逆襲 特別篇(1997年製作の映画)

3.5

繋ぎの二作目感。

サブタイトルの通り、ひたすら帝国軍にやられ続ける我慢の時間が最後まで続いた。

ヨーダが人形劇感満載でかわいいくて、なんだか懐かしい気持ちになった。

ルークが暗黒面に落ちるかどう
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

4.0

スターウォーズシリーズ一気見を敢行。

エピソード1、2だけリアルタイムで鑑賞済みなので、色々と繋がりを感じて面白い。

これが一作目だけど、この壮大な物語は元々構成されていたんだろうか?凄すぎる。
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

全自動運転の車だったり、家にはアレクサの進化版みたいなのがいたり、現実的でありそうな未来描写が面白い。

コンパクトな時間でまとまっていて、飽きずに見れる。
その分、キャラクターの人物像があまり描かれ
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.8

余命宣告された老人2人が、世界を旅しながら「死ぬまでにやりたいことリスト」をひとつひとつ達成していくロードムービー。
 
真面目で常識人のカーターと、金持ちで破天荒なエドワード、正反対な2人のコンビが
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

ユダヤ人への迫害、虐殺が当たり前のように行われている様を、まるでドキュメンタリーのように撮っている。

殺人という大きな罪が、全く罪の意識もなく行なわれている異常な世界線。
それが実際にあったことだ、
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

甲子園を舞台にした青春映画なのに、そのスタンドの端の方だけで展開していく。

主役はどこにでもいる普通の高校生たち。

みんなそれぞれ悩みがあるし、挫折がある。
苦しい状況のときに「しょうがないよ」で
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

施設から逃げ出したダウン症のザックと、町で起こした揉め事から逃げているタイラーのロードムービー。

タイラーはザックと一緒に冒険する男友達のようでもあり、プロレスラーへの夢を叶えてあげたいと本気で願う
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怒り(2016年製作の映画)

4.2

吉田修一の小説が好きで、怒りも好きな作品なだけに、豪華俳優陣で映画化!という煽りに少し不安があった。

実際見てみて、「信じてあげられなくてごめん」と思った。物凄く良かった。

「人を信じることの難し
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.8

美女と世界を旅して、好きな音楽や映画について語って、と男の夢が詰まった映画。

イチャイチャしてる感じは正直羨ましい。完全に男向けの恋愛映画なので、女性は楽しめるんだろうか?気になる。

中だるみ感あ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.5

色々と狂いまくっていて、見てると頭おかしくなりそうになる衝撃作。

ポップな映像、音楽、衣装がこの内容に合わさることで、狂気が緩和されるどころか増幅されている。

ベートーベンの第九を中心に音楽が印象
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

こんなに泣いたのは久しぶり。号泣。

利己的な生き方と利他的な生き方、人は二つに分かれる。人間はどうあるべき?あなたはどっち?と問いがテーマの一つ。

命懸けで辿り着いた安全な車両で、無事だった人達か
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.2

全編ワンカットのような映像で昨年話題になった本作。アマゾンプライムでやっと鑑賞。

見所はやっぱりワンカット技法による臨場感と緊張感。
映画館だったらもっと凄いんだろうなー、というのが伝わるだけに残念
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ガープの世界(1982年製作の映画)

3.0

苦手でした。

ロビンウィリアムス主演のヒューマンドラマ、というだけで期待が高まっていたのもあって一層残念。

過激なフェミニストに対して不快感しか湧かないし、結果女性下げになってしまっている。

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