MYTさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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カサブランカ(1942年製作の映画)

3.8

君の瞳に乾杯。

この名台詞がどこで出るのかな?と思いながら見てると、序盤にサラッと出たり、何度も繰り返し出たりしたのは意外だった。

リックは一匹狼な強い男でありながらも、脆さや、情に厚いところが垣
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.8

初のジャッキー映画。

今まであらゆるパロディを見てきたけど、やっと本家を見れてなんだか嬉しい。

ベタなドタバタコメディの連続で安心して笑える作り。

ジャッキーのアクションは軽やかで見てて楽しい。
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

号泣。

笑って泣ける、暖かい気持ちになる、人生後悔なく生きようと思える、そんな映画。

中盤までは正直退屈して集中力切れそうになったけど、それも必要な演出の1つなのかも。
「側から見ると何ともないけ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ポケモンが実写ハリウッド化、と聞くと不安がよぎるけど、評判の良さを聞いていたので安心して鑑賞。

ポケモンをやり込んだ世代としては、ポケモンが生き生きと動いているのを見るだけで少し感動するし、なんだか
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

「人をいたわれ、みんなも闘っている」
という格言がこの映画のメッセージそのもの。

群像劇的に、登場人物一人一人の視点に切り替わることで、今までは見えなかった感情やその背景が種明かしされていく仕組み。
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

オープニングの長台詞シーンから、あ、これは独特な世界観の映画だ、と理解する。と同時に引き込まれる。

全体を通して、かなりクセが強くて好き嫌い分かれそうな映画。

オタク気質、拗らせ経験、のどちらか該
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.2

音楽×コメディの傑作。

何度も見たはずなのに、久しぶりすぎて内容覚えてなかったので、新鮮に楽しめた。

ハーヴェイカイテルがヤクザ映画以外に出てたんだ!と思いきや、やっぱりヤクザ役で笑った。

序盤
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

現代にタイムスリップしたヒトラー。
コメディに見せかけた衝撃作。

序盤はずっとクスクスできるコメディ。価値観の違い、ズレから生じる笑いは『星の王子様ニューヨークへ行く』を思い出した。
クリーニング屋
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.0

ディズニーの人気作品ということで、期待値高めだっただけに、うーん、、という感想。

オープニングは絵本のような雰囲気で素敵。
序盤〜中盤までは展開がなんだかのっぺりとしていて、退屈してしまった。

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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.7

家族とは、親子とは何か?妻に子どもを置いて出ていかれた父親目線で描かれる。メッセージ性の強い作品。

家庭を顧みず仕事に打ち込むタイプの人間は、この時代(1979年)は特に多かったと思うし、そのタイプ
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.5

久しぶりにアニメ版を鑑賞。

序盤から、野獣の童貞感と城の仲間たちのおせっかい感が可愛らしい。

有名なダンスシーンは、アニメーションが綺麗。上からのアングルも新鮮。そして、やっぱりディズニーは歌がい
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名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.2

20年ぶりくらい?かなり久しぶりにコナン作品鑑賞。
ヒール役の動機の描き込みが浅いからか、もう一つ入り込めないまま、どんどん展開していったような感覚。終盤にカタルシスも感じられず残念。
とは言っても、
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

3にして最高。4はどうやっても蛇足になるんじゃない?と思う程の完璧さ。

オープニングのアンディのホームビデオ演出から既に涙腺が危ない。

保育園のオモチャ達の本性が出るシーンでは、大きな組織には悪い
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トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.0

喜怒哀楽の詰まった、要素の多さと回収の巧みさは流石ディズニー作品、完成度が高い。
久しぶりに見ると1より好きかも。

いずれ大人になるアンディの元に戻るか、博物館で一生子どもたちに慕われて過ごすか、究
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

15年ぶり?くらいに鑑賞。
前半のウッディが清々しいほど性格悪い。
後半の奮闘や改心では取り返せないクズさ笑
自分が一番じゃなくなる不安と嫉妬は、第一子の感情にも通じるのかな?とか思ったりした。

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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

三谷幸喜脚本による、『12人の怒れる男』のオマージュ作品。

密室での会話劇なので、三谷幸喜との相性は抜群。古い作品だが、クスクスが常に散りばめられた三谷幸喜節が既に確立されていて楽しい。

設定だけ
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.0

マフィアにおけるアイリッシュの微妙な立ち位置が哀愁を誘う。

マーティンスコセッシ監督、スター揃いのキャスト、配信限定の話題性、とハードルが上がりきった状態で鑑賞。

結果、

むずかしい…。意図的に
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フットルース(1984年製作の映画)

3.7

ケヴィンベーコンが最高な映画。
高校生だけど精神的には大人で、終始かっこよかった。

子どもの反抗だけでなく、親目線の葛藤も描いていて、親としてのありかたについて考えさせられる。

何も言わずレンの話
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.8

映画の空気感、映像、音楽の美しさ、アルパチーノの名演、どれをとっても素晴らしいことはもちろん、好みのど真ん中。

チャーリーとの旅の中でフランクの固まっていた心が少しずつ解れていく姿が、微笑ましく、怖
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.5

スコットランドの自由を勝ち取るために戦った英雄、ウィリアムウォレスの物語。

二時間以内にまとまっている映画が好き。ただ、本作は三時間の長尺。。
途中でダレないか不安だったど、そこは問題なし。テンポも
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

社会的な問題提起とエンターテイメント性が共存した快作。

貧困、格差問題を家族から描くというテーマは、前年のパルムドール作品『万引き家族』と同じだが、描き方のベクトルは真逆。

写実的に描く『万引き家
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.7

「おれが何者かはおれが決める」

フレディマーキュリーの半生を描いた作品。

起承転結の展開がベタなだけに、ラストのライブシーンのカタルシスが大きい。
歌詞がここまでの物語を回想させる構成になっていて
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.7

「自分がおかしいのか、それとも世間がおかしいのか」
ジョーカーが誕生するまでを描いた本作。

『キングオブコメディ』のオマージュが散りばめられていることによって、「社会から切り離された人物像」が際立つ
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

北野映画の個人的一位を更新。

「何者なれない」葛藤を描く青春群像劇。

淡々と進みながらも、終始引き付けられる不思議な空気感。
この感じは邦画ならではの素晴らしさ。その空気を高めているのは間違いなく
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.0

三谷幸喜の初監督作品にして、既に「三谷幸喜節」が出来上がっている。

会話の間で笑い生む演出が本当に上手い。俳優陣も豪華で、特に井上順演じる陽気すぎるオヤジがツボだった。

生放送のドラマでハプニング
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.7

バカバカしさとおじさんの哀愁が同居する、B級ヒーロー?コメディ映画。

オープニングのアニメーションと爽やかなポップパンクが最高で、最初から盛り上がる。

初めてコスチュームを着て悪党退治するシーンは
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

「最も崇高な芸術とは人を幸せにすることだ」

音楽が感動的に良い。涙ぐんでしまうほどに良い。

高揚感溢れるオープニングから掴まれる。

曲のアレンジがかっこいいのはもちろん、ポップな歌メロの強度が魅
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.5

ヒリヒリとした空気を孕んだ繊細な作品。

田舎の閉塞感。村社会。長男の重責。
残された側の苦しみと、出て行った側の罪悪感。

感情をセリフではなく、視線、沈黙、表情、音楽、カメラワーク、で表現する演出
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.0

全オタクに捧げる、オタク讃歌。

ゲーム、映画、音楽から大ネタのサンプリングだらけで、元ネタを知っている程、ニヤリとできる。
特に80年代が青春時代な人はドンピシャなはず。アラサーなので、90年代だっ
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バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.2

「愛があれば今日も生きられる」

夕焼けの綺麗な景色と、映像に合うムーディーな音楽が印象的。
何よりジャケット写真がオシャレ。

序盤はマゼンダ煩くて、正直しんどい。
常にイライラしてるし、頭ごなしに
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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標(2014年製作の映画)

3.5

ルパン三世のスピンオフシリーズ。

劇画調のタッチと綺麗な色使いが渋くて最高にかっこいい。

内容もアニメシリーズのようなポップさは少なく、ハードボイルドな仕上がり。

50分と短い作品なので、展開が
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タランティーノ9作目。

もしプラピとディカプリオの「王道ストーリー」を期待して見た人がいたら、全然違ってびっくりするかも。

今回もタランティーノ色が濃く、「音楽と笑いと足フェチ」要素バッチリ。
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.0

深い余韻が残る。
人生について、家族について、色んな思いがめぐるけど、簡単には消化できない、そんな作品。

苦しくなる程の閉塞感のある田舎町で、家族に問題を抱えながら暮らすギルバート。

そんなギルバ
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ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.5

家族で安心して見れるドタバタコメディ。

ベタな展開で普通に楽しめるけど、子ども向け感が強くてちょっと物足りない。

登場人物の中では、諦めそうなときいつも勇気づけてくれる父親のような存在の大統領がお
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

2.5

ティムバードンが贈る感動のおとぎ話。

全然ダメでした。

なんだか色々と雑。

登場人物の心情が描かれていないから、行動が全て唐突に感じてしまう。

1番の問題はヒロインに全然感情移入出来ないこと。
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

シリーズで一番有名なターミネーター2を初鑑賞。

1とはうってかわって、シュワちゃんが味方。
ジョンとたくさん話すことで、少しずつ人間らしくなり、見ている方も徐々に感情移入できる。

液体金属のターミ
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