MYTさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.0

ハーバード大学で完全に「負け組」だった主人公が、Facebookを立ち上げ成長させるサクセスストーリー。

というのは表向きの形。

「勝者の孤独」を感じる映画だった。
天才は周りに理解されないし、足
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.0

6才の少年が大人になるまでの12年間を、実際に12年間かけて撮影し続けた作品。

年代ごとの親や友達との会話が、とことん等身大でリアル。
あまりにもリアルすぎて、人生をもう一回本気でやりなおしたような
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

安藤サクラの魅力と本気が詰まった作品。

序盤の鬱屈とした日々から、恋と失恋で一気にスイッチの入る中盤、ラストのボクシングの試合、と起承転結がしっかりしていて、だんだん引き込まれる。

安藤サクラの演
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アメリ(2001年製作の映画)

2.5

夢想の世界に閉じこもっているアメリが、現実と向き合うまでの再生物語。

クセがすごい。
変にコメディ風な演出(アメリのカメラ目線、早回し、カメラワーク、音効)が個人的にはかなり苦手だった。
ナレーショ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

「家族とは」「血の繋がりとは」という是枝監督共通のテーマ。
ドキュメントのような自然な会話、子役の演出は流石。
好きなシーンだらけだが、海のシーンと縁側で花火の音を聞くシーンは自然な愛が溢れてて特に好
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

心躍るハッピーな音楽×コメディ映画。
レジェンドとのライブシーンがとにかく魅力的。
中でも序盤の、ジェームスブラウンの歌で教会中の人が踊りまくるシーンがハイライト。自然と笑顔になって体が動き出す。
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.7

タランティーノ監督デビュー作のギャング映画。
物語の本筋に関係ない雑談が多かったり、陽気でかっこいい音楽がかかったり、時間軸を行き来するプロット、とタランティーノ節全開。
最初のレストランのシーンでは
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ランボー(1982年製作の映画)

3.5

そういえば見たことがないな、と思い鑑賞。
ベトナム帰還兵の心の傷を描いた、考えさせられる映画。
シルベスタースタローンの演技を見るだけで楽しめる。あの独特な哀愁を帯びた空気感はやっぱり魅力的。
キャン
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.5

「なんでこの木が好きか知ってる?倒れても育ってるから」
賛否両論らしくあまり期待せずに見てみたが、完全に心を持っていかれた。終わった後しばらく放心状態。
リアルな日常を切り取っているので、大袈裟なスト
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SR サイタマノラッパー(2008年製作の映画)

2.5

宇多丸が大絶賛してたなぁと思い出して鑑賞。
田舎に生まれ育って、hiphopが大好きという共通点があるだけに共感出来すぎて見ててつらかった。
ヤンキーが多かったり、先輩後輩の縛りが強かったり、噂がすぐ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

スコセッシらしい人間の狂気を描いた映画。
タクシードライバーと同じくタッグを組んだロバートデニーロは『何を考えてるのかわからない怖さ』の表現が上手すぎて本当に怖い。
ハプキン自身には全然共感出来ないも
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天気の子(2019年製作の映画)

3.2

遅ればせながら映画館で鑑賞。
音楽の使い方の手法、キャラクター、展開、等全て大ヒットした『君の名は』を踏襲したな、という印象。
君の名はの主人公2人を友情出演させるファンサービスも含めて、前作のファン
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

痛快、衝撃、爆笑のラスト。THE ENDのタイミングと出し方が最高すぎて、大声で笑ってしまった。もう天才。映画でこんなに笑ったのは初めて。
それがやりたいがためのフリに映画のほとんどを使うところが、バ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

初のタランティーノ作品。
映画オタク以外は置いていかれる、というような事前情報があったけど、最後まで映画の世界に引き込まれた。
俳優陣がスターだらけなだけあって、どのシーンも魅力的。何気ない会話ややり
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

見終わった後にいい余韻の残る、心が温かくなる映画だった。
愛情を受けられずに育ったせいで、他人もそして自分も信じられなくなっているウィルに対して、ぶつかりながらも正面から接することで心を開いていくショ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

父親の過去の物語と、父親の死に際である現在の2つの時間軸が交互に展開していく。
物語パートはファンタジーな世界観はもちろん、俳優陣がとても魅力的。ユアンマクレガーのみんなに愛される主人公感に引き込まれ
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

記憶障害の男が妻殺しの犯人を追う、という設定と、ラストシーンの記憶から1つずつの記憶を遡ることで事実が明らかになっていくという手法にグイグイと引き込まれた。
レニーの主観→事実、と裏切りの繰り返しでい
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.5

進学校のガチガチな体制の中、ロックに出会った子どもたちが自主性を獲得していく明るく痛快な映画。
自由や個性を重んじるところがアメリカらしくていいなぁと思う。
オープニングではメタルバンドだったのに、子
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ジムキャリー主演ということで、イエスマンのようなポップなヒューマンドラマと思って鑑賞。
いい意味で、見事に裏切られた。
何かがおかしい、と勘付き疑い始めたトゥルーマンをなだめる奥さんと親友の演技はもは
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

夢とロマンを追い求める作家のギル。迷い込んだのは憧れの1920年代のパリ。
『あの時はよかった』『あの時代こそ黄金時代』と思うことは確かにあるが、騒音と不安に満ちた現在を強く生きていかなければならない
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GO(2001年製作の映画)

4.0

窪塚の圧倒的な個性と魅力、クドカンらしいセリフ回しとテンポ感、これに尽きる映画。
オープニングのドロップキックのシーンはとくかくかっこよくて、爽快。
終始窪塚節が炸裂していて、マネしたくなるような名シ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.8

家族がいること、何事もない日常、その素晴らしさを思い出させてくれる映画。
ヒロシの回想シーンはベタではあるけど泣ける。そして、身を呈して子供を守るヒロシとみさえはとてもかっこいい。
恐怖→笑い→感動、
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.5

メンインブラックの続編。ストーリーは大味で、細かいツッコミどころも多いけど、そんなの気にせず楽しむタイプの映画。1と比べてグロいシーンがなく、見やすかった。(単にゴキブリが苦手すぎるだけかも)郵便局員>>続きを読む

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

3.2

今見るとウィルスミスが若い兄ちゃん、という感じで新鮮。ファッションもカッコいいし、何より走る姿がカッコいい。
SFではあるけど、終始コメディタッチで笑いどころも多く、何も考えずに楽しく見れるアメリカ!
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.4

子どもの頃以来の鑑賞。3は好きで何度も見た気がするのにストーリーはほとんど忘れていて新鮮に楽しめた。
『自分に正直に生きる』『人は誰でも大きな決断をする時が来る。他人の力でなく、自分の力で』『未来は白
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アラジン(1992年製作の映画)

4.5

アラジン実写化公開記念で、アニメ版を金曜ロードショーで放映。
小さい頃以来の鑑賞で、ストーリーをほとんど忘れていたので純粋に楽しめた。
序盤はアブーがとにかくかわいい。
中盤以降はジーニー無双状態で最
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

4.0

1に続きこちらも15年ぶりくらいに鑑賞。
プロットが本当によく出来てる分、物語の構造をひたすら見せられてる感は出てしまった。が、これはまぁしょうがないなとも思う。
1のシーンの裏で起きていることが描か
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.8

子どもの頃何度も見た名作を、アマゾンプライムで15年ぶりくらいに鑑賞。
やっぱり最高に面白い。序盤のセリフやシーンが、過去に戻ったときに全て無駄なく回収されていくのは見事。
終盤も盛り上がり、ラストシ
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いまを生きる(1989年製作の映画)

4.0

教育はどうあるべきか考えさせられる映画だった。
個性と自由を重んじ、『いまを生きる』ことを教えるキィーティング先生。
ユーモアもあり、優しさもあり、暴走気味の生徒をしっかり注意もする理想の先生だった。
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.5

非常に評価が高く、特に男は全員ハマるといった映画だが、個人的には好みでなかった。
殴り合いで生を感じることや、破滅衝動に対して憧れや共感を持てなかったことが原因かと思う。
とは言いつつも、ブラッドピッ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

マーティンスコセッシ作品らしい空気感に2時間ずっと掴まれてしまった。そして終わった後に余韻が残るような映画だった。
主人公は何を考えているかわからない男だが、その孤独や怒りが映像的に、そしてロバートデ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦時の呉で暮らす人々の生活をリアルに描いたアニメ映画。
話の中心は戦争そのものではなく、その時代を強く生きている人々。
主人公のすずは素直で天然で少し抜けてる感じのキャラだが、声をのんが担
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.8

クソヤバ男とクソヤバ女が関わり合いながら自己を回復していく物語。
ドタバタ感がありつつも、テンポの良さと音楽の楽しさのおかげで、楽しんで見れた。
博打しかしてない父親もなかなかクレイジーで、よく考える
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.5

親子(特に父子)ものはいつも号泣してしまう、かつ野球好きなので期待値高い状態で鑑賞。
結果、泣けなかった。
まず、非現実的な要素が少し強引な感じがして、気になってしまった。
主人公が迷いなく声に従って
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

IMAX3D字幕で鑑賞。
序盤から全く予想できなかった展開。もうこれはどうしようもないんじゃ?という絶望感が広がる。
アントマンをきっかけに再始動して、一人一人がそれぞれの理由を胸に立ち上がるシーンは
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

4.5

アベンジャーズエンドゲームに向けてMCUシリーズ追いかけ中。
初めてAmazonprimeじゃなく映画館で鑑賞出来た。
映像、音の臨場感が凄くて、今までの作品を映画館で見れなかったことを後悔。
今まで
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