MaShiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

2.8

テレビドラマではそうそうたる作品を残してきた人の脚本、監督で期待したが。。
ふたりの30年間の話だからエピソードもたくさんあって次々展開していくのはわかるけど、なんかせわしなくて情感にひたる間がなかっ
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コインロッカーの女(2015年製作の映画)

2.9

とにかくバイオレンスシーンが過激過ぎる!
子供を利用しておいて用済みになったらバスからすてる。。えげつない!こわい!
韓国映画のバイオレンスって世界一?エグいのではないでしょうか。
キム・ゴウンはかな
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ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.6

はじまりの映像を観たとき風景が中国っぽいこともあり、キム・ギドク風な作品を思い浮かべつつ。
でも「弓」のようなエロスもなく「春夏秋冬…春」のような人のいとなみを静かに描かれている感じでもなく。
人間の
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.9

まず、大久保さん(大久保佳代子)がこんなにいい演技をするなんて!
大久保さん演じるまりこさんという人自体が素敵で愛すべき女性だったが自然な演技で大久保佳代子とリンクする。
ストーリーは、ありがちな寂れ
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それから(2017年製作の映画)

2.0

「逃げた女」が気なりつつ見損ねたのでAmazonprimeで評価が高かったこの作品を観てみたが正直、終始気持ちわるっと思って2倍速で観たかった。
少ない登場人物、会話だけが延々続くモノクロ画像。
昔の
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僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.0

大きなカテゴリーとしてみれば「花束みたいな恋をした」かな。
若いときは「好き」という気持ちがなによりも優先されるからお互いに好きなだけで幸せ。
でもその先には仕事やお金や価値観がからんできて、好きだけ
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君が最後の初恋(2021年製作の映画)

4.0

こんなに情の深い男の人って周りを見渡してもいないよね。
借金取りで暴力的でも貧乏でも、こんなふうにまっすぐに自分に来てくれればだんだん好きになるな。
なんだかんだ相手に条件付けてお高くとまってる女子だ
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.2

人気マンガが原作なのは知らず。。
中学生も大人もやっていることはあまり変わらないなと。
性に奔放な中学生もいるし40で未経験もいる。
映画の感想になってないか。。
いそべは何故お兄さんに贖罪の気持ちが
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.3

50年前のNYハーレムで開催されたフェスの映像のみと思って観たら、黒人解放の激動の時代の出来事をはさみつつ。
そういう時代に開催することに意義があったのかと。
19才のスティービー・ワンダーが!
でも
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.7

とにかく観ていてつらかった。
個性的で感情的で攻撃的にしか話せない家族、その中で兄の妻だけが心優しくみんなを気遣うのが救い。
兄が弟に対しての態度は愛情の裏返し。
母親と妹が音楽に合わせてエアロビを踊
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ホットロード(2014年製作の映画)

3.6

漫画の連載はドンピシャ世代ではないし、思春期にグレた経験もないけれど、やはり何故か憧れてしまう。
いろんな事情で集まってる子たちは愛に飢えてたり居場所のないやさしい子ばかり。
上下関係もしっかり規律が
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

日常をおくるなか、刺激や変化を求めたり、これでいいのかと考えてみたり。
でもほとんどの人にはそんな劇的なことはおこらず、斉藤和義のうたの歌詞のように「悪くない」程度でじゅうぶん幸せなんですよってこと。
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悪人(2010年製作の映画)

3.8

原作とはかなり違うというか削られているところが多いため、なぜ光代があんなに祐一に惹かれたのかや、祐一が離れて暮らす母親に会うたびに小遣いをねだった理由が伝わっていない。

それにしても満島ひかるは凄い
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

俳優さんたち皆さんうまいし、話も展開も面白いけど、結末が。。
ハッピーエンドがいいと言うわけではないがあれは辛い。
モールス信号の使い方、おもしろかった。
うちのお風呂の電気、たまにあんな感じで点滅す
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東京タワー(2004年製作の映画)

3.8

全体的にオシャレな雰囲気で音楽も心地よく、ノラ・ジョーンズもgood。
いま筋肉俳優としてベテラン感出している岡田くんが初々しい。
しふみととおるはちょっと現実離れした雰囲気でもうファンタジー。
松潤
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

4.0

世界観、ストーリー、悲しげな音楽、全て好きなのだけど、草薙水素をもうちょっと丁寧に描いてほしいと思った。
とくに初めのほうは、ギザギザ前髪のメガネさんて感じが。。
そして菊地凛子さんは好きだけど、草
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.0

新海作品を知ったのはかなり前に夜中テレビで「ほしのこえ」の放送をたまたま観たこと。
ちょっとエヴァのパクりかよ!と思ったけど、地球と宇宙の遠距離恋愛と、時差が年単位になるというケイタイメールのやりと
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

4.3

LGBTに続き「プロミシング・ヤングウーマン」やこの作品のようなフェミニズムの波が映画会にもきているのでしょうか。
男女平等を掲げていても日本にもたくさんある「女人禁制」の島や相撲の土俵(これは撤廃さ
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジャンル的に普段はホラーを観ないけれど、独裁政治下、お互いを監視や密告し、芸術にふれるだけで逮捕、拷問、死刑というおどろおどろしいイメージがホラーそのものだった。
そういうのがテーマと思いきや、女子高
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

2.5

まずフランスのような恋多き人びと、すぐにいたして(奔放?)しまう人々についていけません。。
タイムトラベルサービスはいいけれど、ふたりの男性の恋愛がめまぐるしく交差して観ていてちょっとしんどい。
ラス
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のさりの島(2020年製作の映画)

3.7

オレオレ詐欺の「しょうた」はあまり家族に恵まれていなかったのかな。
だからすぐにおばあちゃんの優しさに心が癒されていったのかもしれない。
楽器店のおばあちゃんはおばあちゃんで、たとえ偽物でも亡くした孫
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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.8

とにかく前半はえげつない場面が続き直視したくないので目を細めていた。
韓国映画のバイオレンスシーンは半端ない。。普段は観ないようにしているけど、キム・ギドクということと、ラストシーンがすごいということ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

こういう話や事件は現実に日々行われているでしょう。
伊藤詩織さんを思い起こします。
男性全員とは言わないけど、性交渉の同意が男性の間違った認識のためレイプが横行する。
食事に誘ったら来たからOK、部屋
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

戦争映画って残酷で辛くて怒りが湧くものだけど、ジョジョラビットはウィットとユーモアで戦争をディスっている。
ジョジョをはじめとしてキャストがとても魅力的で、戦争映画なのにこの作品の登場人物はみんないい
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.2

まず実話に基づく話だということでショックがおおきい。
どんな人生(幼少期)を過ごせば秋子みたいになるのか。
母親に、できのいい妹ばかりを可愛がっていたと怒りをぶつけていたが、親として兄弟に差をつけるこ
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

3.6

動物たちのリアルな表情やユーモアたっぷりなのは良いけれど、あまりにも目まぐるしく画面が切り替わり、悪く言うと台詞もやつぎばやにうるさくて、私は観ていてちょっとしんどかった。。
ピーターラビットはお年寄
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これぞ純愛映画の極みだと個人的には思っている。
途中ジュリエットが自分に好意をもっている大道芸人を利用する時期もあるけれど、最後はお互いがただただ一緒に生きていきたいと、身分や育ちの違い、未来のことも
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やすらぎの森(2019年製作の映画)

3.0

「やすらぎの森」という邦題と映画館の予告を観て、なんとなく癒され系の作品かと思いきや、違った。
社会や人間との関わり、老いや死がテーマなのはわかったけれど、明確なことはよくわからなかった。
世捨て人の
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

オトコ同士とは言え恋愛映画っていい意味で何も考えずに入り込めるところがいい。
原作マンガでは今ケ瀬がクールで恭一がおどおどしているキャラだったので微妙にふたりの関係がちがっているけど、成田凌の今ケ瀬の
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.8

長い人生の中で何度か恋をしたり付き合ったり結婚をしたりするけれど、やっぱり初恋って特別で一生忘れられないものですが、とくに男性は初恋に対する思い入れが女性より強いような気がします。
胸の中に好きな人や
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

「ヤクザと家族」とちょっと切り口はちがうけれど、やくざや犯罪者も一人一人の人生をみていけば、そうならざるを得ない理由がある。
育ってきた家庭環境やもってる気質だったり、あるいは差別されるような境遇で行
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名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.2

途中でなんとなくラストを予測できたしサスペンス要素も中途半端で、どちらかといえば切ないストーリー。でもマコトがよっしーをすごくすきなのがあまりつたわらなかった。
そして生ぬるそうな裏稼業。
それよりも
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花様年華(2000年製作の映画)

3.3

ウォン・カーウァイて評価が高いですね。
この作品に関しては60年代の香港の雰囲気は嫌いではないし、映像が美しいのはわかるけれど。。
マギーのドレスは何であんなに襟が高いのでしょう、首長族に見えました。
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.9

おおかみこどもという秘密を持ちながらひとりでたくましく愛情豊かに育て、巣だっていくこどもの成長を見守る母親。
いつも笑顔でやんちゃな子供を感情的に怒ることもなく完璧すぎて、子育てに行き詰まってる人が観
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ものすごく久しぶりに観て新しい発見がいっぱいあった。
※きっと前はフワッとしかみていなかった。
まず掲示板の投稿者「青猫」て星野だった!
※ライブのときのリンゴを見ればわかるのに何でわからなかった?
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.0

一作目、あまり期待せずに何気なく観たら佐藤健の剣心がドはまりだったこともあり全作観ているけど、間の三作は強い相手を最後に成敗するというワンパターン。
今回のビギニングは剣心の哀愁が全開のストーリーで、
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