真田ピロシキさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

2.4

長い長すぎる!伏線をばら撒いている最初の1時間くらいがモタモタしててあまり集中しておらず見逃している点があると思う。やっと気が入ってきたのは韓国エクソシストバトル辺りから。賑やかで楽しそうだなこのエク>>続きを読む

グリム・アベンジャーズ(2015年製作の映画)

1.2

何もやる気が起きない時はクソ映画を見るに限りますね。暇人の味方アサイラムの本領発揮。タイトル通り童話のお姫様が勢ぞろいして戦うのですが、皆さん揃いも揃って華のないオバ…お姉さんばかりで外見的特徴もない>>続きを読む

DRAGON ドラゴン(2015年製作の映画)

3.2

かつてドラゴンに花嫁を生け贄として捧げていた国。一人の英雄が立ち上がりドラゴンは倒され、英雄の孫と公爵の娘の結婚式が挙げられようというその時、ドラゴンが娘を攫っていく。

どうせすぐ気付くのでネタバレ
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アサシン クリード(2016年製作の映画)

2.0

思い出しレビュー。ゲームは1と2を途中で投げて、公開前にPS4で100円セールしてた4を一応クリアした程度。コピペみたいな水増しが目立つゲームで良い印象はない。特徴的な設定に現代の人間が過去のご先祖様>>続きを読む

ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

3.1

人気のない別荘で手錠緊縛プレイをやろうとしたら夫がバイアグラで心臓麻痺してさあ大変。というアホな設定のサスペンスかと思ってたら、スティーブン・キング作品でよく見る内なる存在との対峙を重ねて秘めていた過>>続きを読む

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

4.5

ディズニー「プリンセス」という言葉はもはや死語になっているのかもしれない。「動物のお友達を連れてるお姫様だろ?」「私はお姫様じゃない」この自己言及と言えるモアナとマウイのやり取りが象徴しているように、>>続きを読む

大丈夫であるように ─Cocco 終らない旅─(2008年製作の映画)

3.0

ライブに行ったことはないがCoccoはメジャーデビューした頃から聞いていてファンを自認している。同時期に世に出てそれ以上にファンだった椎名林檎が最近では権威に追従してきて冷めてきてて、Coccoの存在>>続きを読む

カンフー・ジャングル(2014年製作の映画)

4.0

板垣恵介のグラップラー刃牙を初めて読んだ時は衝撃的だった。それまでフィクションの武術家と言えば強いだけでなく精神も高潔であったが、「武とはズルいもの」として汚さも肯定する従来の武術家像へのアンチテーゼ>>続きを読む

ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.0

深作欣二に続いて岡本喜八にもそろそろ手を出してみようと思いAmazonプライム見放題の本作をまず鑑賞。過去に見たことのある喜八は大誘拐とEAST MEETS WEST(全然内容覚えてない)のみ。

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バットマン:アサルト・オン・アーカム(2014年製作の映画)

3.8

バットマンゲームのアーカムシリーズ関連作品として発表されたアニメだが、どの程度ゲームと繋がっているのかはよく分からない。ちょこっと登場のベインやポイズンアイビーはアーカムデザインだが、ハーレイはアレン>>続きを読む

泥の河(1981年製作の映画)

3.5

午前十時の映画祭にて鑑賞。戦後11年の大阪。朝鮮戦争特需にて経済が復興し、新聞にはもはや戦後ではないと書かれるがまだ紛れもなく戦後。自身を死に損ないのように自嘲する復員兵がどうにか生きていて、スカのよ>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

1.0

思い出しレビュー。そろそろネタ切れ。

前編はまだ見れた。ゴア描写はそこそこだったし、セックスシーンになりそうな所で巨人が襲来して女を食うホラー映画みたいな展開は笑えた。本作はちっとも笑えない。原作の
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ザ・レジェンド(2014年製作の映画)

2.7

借金まみれのニコラス・ケイジとアナキンの一発屋ヘイデン・クリステンセンの中国出稼ぎ映画。意外と悪くない。十字軍遠征のトラウマで信仰を失いやさぐれたヘイデンがジェダイになり損ねたアナキンという感じがする>>続きを読む

ウォークラフト(2016年製作の映画)

2.0

思い出しレビュー。

昨年オーバーウォッチに大ハマりして1年以上経過した今でも続けている。本作はあらすじを聞いても予告編を見ても亜流ファンタジー以上には見えなかったが、完全にblizzardへのお布施
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夕凪の街 桜の国(2007年製作の映画)

4.0

『この世界の片隅に』のこうの史代の原作を実写映画化。投下後も時間をかけて被爆者の命を奪い、被爆二世の受ける差別と当の二世が抱える原爆のせいでいつか死ぬかもという現代の不安に加えて、当時生き残った人たち>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

1.9

思い出し映画レビュー。何となく気乗りはしていなかった。ガンダムによくある宇宙世紀年表の隙間埋め作品のような小さくまとまった印象を感じていてその類じゃないかと。嫌な予感は的中。ギャレス・エドワーズは偉大>>続きを読む

おろち(2008年製作の映画)

4.5

楳図かずお先生の最高傑作だと思っている不老不死の少女が見守る美しくも汚い人間模様を描いた漫画から姉妹に関する2エピソードを合わせて再構成した映画。最初に本作を観た時はまだ原作を読んでいなかったのだが、>>続きを読む

SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

1.4

思い出しレビュー。本作を一言で言い表すとうるさい。とてもうるさい。日本映画には絶叫するのを熱演と勘違いしているような演出が多く見受けられるが本作はその中でも相当なもの。わざとらしい叫び声を上げながら死>>続きを読む

トロン:レガシー(2010年製作の映画)

1.7

思い出しレビュー。公開前はアバター以来の画期的な3D映画と宣伝されてて無邪気に信じて見に行った。そして見たら驚いたんですよ。全然3Dじゃねえの。飛び出すとかじゃなくて映像の立体感すらなくてペラペラで平>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

2.3

依頼人への理解や共感、真実さえもどうでもいいと嘯く弁護士と発言が二転三転する殺人事件の被告。真実が蔑ろにされてるのは裁判内に留まらない。娘に性的暴行を加えていた被害者、その妻と共に行われていた食品偽装>>続きを読む

インモータルズ -神々の戦い-(2011年製作の映画)

2.2

ターセム・シンの映画はどうしてもダメ。眠くなる。神話を題材にした物語、荒ぶる肉体美、矢数無限で長射程のチート弓、大人数のぶつかり合いに激しいアクション、結構なゴア表現と好きそうなものは揃っているのに全>>続きを読む

バットマン:キリングジョーク(2016年製作の映画)

2.2

個人的なことで恐縮だが、私はジョーカーがアメコミキャラで一番嫌い。映画やアニメでは多少は愛嬌があり気に入ってるのもあるが、コミックの方はあまりの腐れ外道ぶりに胸糞悪く近年邦訳されたのでジョーカーが暴虐>>続きを読む

殺人の告白(2012年製作の映画)

3.9

今年公開された藤原竜也主演作『22年目の告白』のリメイク元。時効成立後に自叙伝を出版し甘いマスクも相成り一躍メディアの寵児となった連続殺人犯ドゥソク。彼に熱狂するメディアや大衆を描いた劇場型犯罪の風刺>>続きを読む

ゴルゴ13(1983年製作の映画)

1.7

出崎統演出の過剰供給にお腹いっぱい。止め絵にキラキラ輝く水面と吐瀉物、スローモーション落下エトセトラエトセトラ。ゴルゴを出汁にした出崎統劇場。ゴルゴと言えばお約束のゴルゴセックスシーンですがそんなに何>>続きを読む

ヘイロー4 フォワード・オントゥ・ドーン(2012年製作の映画)

2.5

XBOXの看板タイトルHALOシリーズ4の発売時にwebでエピソード配信されてたドラマの映画化。ゲームのサブキャラクターラスキーの新兵時代を描いた物語で、当時販促として見た時は結構面白かったが一本の映>>続きを読む

軍旗はためく下に(1972年製作の映画)

5.0

戦後四半世紀。理由の分からない軍規違反で処刑されたために戦没者年金の対象とならない富樫軍曹の妻サキエ。詳細を求めて4人の元兵士へ話を聞きに行くが。

当初は羅生門のように証言の内容が全く異なり、無謀な
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コナン・ザ・グレート(1982年製作の映画)

3.6

昨日見た『マギー』がシュワちゃん史上最悪だったので口直しに原点を初鑑賞。思っていたよりずっとスケールが大きくて主人公コナンの幼少期から始まる2時間越えの長尺。少し長いなと思うことはあるものの、売り飛ば>>続きを読む

マギー(2015年製作の映画)

1.1

シュワちゃんのゾンビ映画。片手でショットガンをリロードしながら大量のゾンビを吹き飛ばしていく映画ではないことを理解した上で見ても全く面白くない。出現するゾンビは下手をすれば片手で数えられるほど。昨今の>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.9

「戦争映画ではない」とノーラン自身が語る第二次世界大戦の撤退戦を描いた映画。なるほど確かにこれは一般に思い浮かべる戦争映画とはかけ離れている。向かい合っての銃撃戦?そんなものはない。敵であるドイツ兵、>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

4.6

100年前のイギリスで起こった急進的な女性参政権運動。遠い昔の遠い異国の話と思うかもしれないがそうじゃない。辺野古、身体障害者の飛行機搭乗問題、反ヘイトスピーチ。現代の日本でも抑圧差別には断固とした行>>続きを読む

バトル・ハザード(2013年製作の映画)

2.0

ゾンビ相手にロボット。実に理に適った戦法。ロボットならゾンビにやられても奴らの同類にならないからな。と思ってたのに、何だよそのゾンビロボットはw 体温で人間とゾンビを識別してるので、それでロボットが敵>>続きを読む

AIR/エアー(2015年製作の映画)

1.7

登場人物が3人、うち一人は幻覚の閉鎖空間サスペンス。低予算ぶりが明らかで舞台となる施設も意図したものなのか分からないが古臭い。80年代くらいの映画を見ているようだった。ウォーキング・デッドの一番人気キ>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

1.0

Twitterで強く推す声を散見したので借りたインドアクション映画。雄大な画は壮観で、先日見たワンダーウーマン同様に神話的な瞬間がある。主人公が序盤に滝を登り崖から崖へと飛び移るやや大げさなほどの演出>>続きを読む

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.0

観賞中はアニメのことを記憶から消去する必要に迫られる実写映画版。ああ、こういう時こそ電脳化が求められるというのに。少佐と言えば肉体精神共に完全無欠の完成されたメスゴリラで一分の隙もないが、本作は「少佐>>続きを読む

PANDEMIC パンデミック(2016年製作の映画)

2.9

Netflixで適当に映画を探していたらアルフィー・アレンの顔を発見。シオン・グレイジョイ!ゲーム・オブ・スローンズが大好きなのでスルーはできない。たとえつまらなそうでもだ。

ゾンビではない疫病感染
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宇宙からのメッセージ MESSAGE from SPACE(1978年製作の映画)

2.4

宇宙のように大きな心が求められる東映スターウォーズ。聖なる実が8人の勇士を集めると聞いて里見八犬伝的な?と思ったがどうやらモチーフらしい。Amazonの説明ではスペースファンタジーと記されているので、>>続きを読む