佐藤七さんの映画レビュー・感想・評価

佐藤七

佐藤七

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バブル(2022年製作の映画)

2.2

もしこの物語が徹頭徹尾に泡(ウタ)視点からきちんと描かれていたら面白かったかもしれない。人魚姫をモチーフにしていながら人間視点でずっと話が進むので最後までウタに対して特別な感情は芽生えなかった。
川村
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.0

一作目がとても良かっただけに期待していたが、一作目でメインキャラのドラマチックな要素を使い切ってしまい搾りかすのようなカタルシスしか無かったのが残念。新キャラももう少し掘り下げようがあったと思う。

鹿の王 ユナと約束の旅(2020年製作の映画)

2.0

つまらなかった。
未読だがおそらく2時間程度ではきちんと描ききれないだろう(そして映画映えしない地味な)原作を映画でやろうと思ったプロデューサー陣に問題があり監督以下スタッフは犠牲者だと思う。

また
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.5

久しぶりに見返した。頑張れば30分くらいに圧縮できるのでは…というくらいひたすらにアクションを魅せたいが為のアクションシーンが続き今観るには胃もたれする。

マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

久しぶりに観たが今でも設定やアクションは色褪せず、飽きずに最後まで面白かった。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

応援って何のためにするの?と思ったことがある人は是非観てほしい。

EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

3.2

エウレカセブンの呪いから解放されたいという監督の悲鳴が聞こえるような作品だった。

初代交響詩篇でパレスチナ問題を人類とスカブに重ね合わせて描いたもののボーイミーツガールの力で解決!というファンタジー
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.5

概ね面白かった。
ただ思春期の少年少女にしては感情の吐露があまりにも素直すぎるのが気になった。インタビューを読むに大衆向けに、シンプルに、わかりやすくを目指したのだと思うがもう少し視聴者を信頼して欲し
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.5

シネフィルの求める映画作りの映画ではないし青春群像劇としては物足りない。SFとして魅力的な訳でもない。それなのに面白い。夏に観たい青春映画の傑作。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

いま見直しても面白いのか?が気になったので視聴。面白かった。

ただノスタルジックなシーンやタワーを上るシーンなど一般的に感動ポイントとされるところではなくて、ケンが野原一家にチャンスを与え住民達にそ
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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.7

終盤の畳みかけるカタルシスが過去最高によかった。クレしん映画で学園・ミステリー・青春という要素をどう料理するのか不安だったが杞憂だった。髙橋監督を信じろ。

夏への扉 ―キミのいる未来へ―(2021年製作の映画)

3.2

原作を無理なく映画化出来ていたな、という印象。悪くは無いが特筆すべきところも見つからなかった。

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

4.8

夏に観たい青春アニメ暫定ナンバーワン。こういうのが観たかった!!!が全部詰まっていた。

思春期の些細で大事なコンプレックス。少しずつ縮まっていく二人の距離。狭くもそれなりに暮らしてる団地の生活感。何
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ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

4.0

前作はあまり肌に合わなかったが今作は嵌まった。ラストに至るまでのカタルシスがとても良い。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

原作の再構成が上手く、アクションシーンも見応えがあった。ファブルの映画化としては良く出来ていたが、もっと良く出来たアクション映画に比べたら劣るよなと思う。

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

(7/18全部書き直して点数も下げた)

主人公の母親は見ず知らずの子供を救うために荒れた川に飛び込み死ぬ。これは後半の重要な展開で「名前も知らない誰かを救うために(バーチャル上の)命を差し出す覚悟は
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100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.5

原作を誠実に映画化し、100日後の喪失からの再生も誠実に描かれていて100日後に死ぬワニのメディアミックス展開として102点の出来だった。

前半と後半での対比や繰り返し、季節を利用した演出などベタで
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

2.5

怪獣がド迫力で戦ってたら楽しいよね!という監督の考えには同意するし、あー馬鹿馬鹿しくて楽しかった!とニコニコで映画館を出た。
が、このガバガバ脳筋80年代脚本に冷静に点を付けるならご祝儀込めても流石に
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.8

オリジナルパートを挟みつつも概ね原作通りの流れで、ラストシーンも原作と一緒であるにも関わらず原作とは全く違う作家性が見られる。何を大切にして何を捨てるのかを描くことで、感想を書く観客の人間性も浮き彫り>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

3.1

ラブライブの京極監督だけあって演出は流石。話はあまり面白くなかった。既存のクレしん映画のテンプレートをなぞっているので十分見られる出来ではあるが、大人を露骨に悪者に見せたり、子供たちがしんのすけ達を助>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

1.0

いまいち盛り上がりに欠けるが作画はよかった。

程度の感想で終わる作品なのだが「自伝的作品」「ディズニーに本気で挑む」「ポケモンにあえてぶつけて勝つ」「プロに任せずに製作総指揮として意見して納得いくも
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モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ(2016年製作の映画)

2.5

モンストを知らずに視聴。
子供ロードムービーをやりたかったのはわかるが「目的地に着けば何とかなるはず」とかいう曖昧な旅が目的地に着いて何とかなっただけなので、そうですか…という感想。
道中に出会う大人
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モンスターストライク THE MOVIE ルシファー 絶望の夜明け(2020年製作の映画)

4.3

ファン向け作品と思いきやモンストプレイヤー以外も必見の名作。アニメシリーズもゲームも知らなかったがボロボロ泣いてしまった。

信じるという誰もが持つ気持ちが世界を救う優しい物語。

3DCGの演出表現
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

差別、裏切り、病気、虐待、事故。弱者が狂気に飲まれる話としてはなるほど最もではあるが、みんな知ってる「あのジョーカー」が生まれる理由がこの程度の悲劇で良いんだろうかという疑問が沸いてしまった。

「こ
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天気の子(2019年製作の映画)

2.7

キャラクターの内面に切り込むことなく表面を撫でるだけで終わった。誰も彼も抱えてるモノがあるはずなのに、その奥行きが全然見えない。穂高の身勝手さに愛おしさを感じられるはずなのに最後まで共感できなかった。>>続きを読む

あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

出来が悪すぎて逆に面白かった。
たいした盛り上がりもなく解消される当初の対立軸。特に何の盛り上がりもなく死ぬヒロイン。何のメリットもないのに別世界へ攻めてくる日本公国。既に死んでるのに体を保存してたら
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