Maikoさんの映画レビュー・感想・評価

Maiko

Maiko

暗殺の森(1970年製作の映画)

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ファシストになりたかったというより、マジョリティ側に居たい男の虚しい人生。本人は必死なのだろうから虚しいと言ってはいけないかもしれないけれど、“自分の意思”って何なんだろう?と考えてしまう。
洞窟の話
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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特大のラブコメがギュギュッと詰まってて良いもの見せてもらいました。平次がトムクルーズしてるの笑っちゃった。
道産子としても見所が盛りだくさんで、そういった面でも楽しかった!紅葉ちゃん、それは二泊三日で
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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登場人物が皆んなスタイリッシュで素敵✨次から次に色んなことが起こって楽しく、どのショットもお洒落でかっこいい。
主役バディも劇中劇のバディもとても良くて、どっちもずっと見てたくて困ります。
後半のバト
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熊川哲也 K-BALLET TOKYO 「熊川版新制作 眠れる森の美女」 in Cinema(2024年製作の映画)

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とっても素敵でした✨繊細で美しい衣装に耳馴染みのある音楽、躍動するダンサーさんたち。オーロラ姫の支えなしの片足ポワントはやっぱり凄すぎます。
呪いのモチーフが糸車ではなく黒い薔薇というのもロマンチック
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高のシスターフッドロードムービーでした。33年前の映画だなんて。色褪せないどころか、輝きが増しているのでは。
解放感と、ヒリヒリとした哀愁と。状況が悪くなればなるほど、どんどん生命力に溢れていく二人
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エル・スール(1982年製作の映画)

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とても静かなのに饒舌な物語。何処か不穏で、だけど前向きな居心地の良い余韻に浸っている。
スペインの歴史に関する知識があったら、受け止めるものにもっと形があったんだろうなと思います。

僅かな断片を散ら
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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キャラクター名は知ってる程度の鬼太郎初心者ですが、面白かったです。猫娘の雰囲気が記憶と違ったくらい。
登場人物設定は評判通り確かに横溝正史っぽい部分を感じつつ、妖怪というある種のファンタジーが組み合わ
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私がやりました(2023年製作の映画)

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面白かったです☺️
テンポ良く進む物語に一癖ある登場人物たち、お洒落な衣装とインテリア。思わず笑ってしまう台詞の数々にくすりとしながら、マドレーヌの熱弁には頑張れと拳を握ってしまう。ポーリーヌの今はも
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パリで一緒に(1963年製作の映画)

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映画の脚本を書く過程を、劇中劇のように描いていく演出が面白かったです。巻き戻ったり、荒唐無稽な展開になったり自由自在。メタ発言とも取れる台詞が入るのも、思わずくすりと笑ってしまう。
出会ってすぐの女性
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

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音楽がめちゃめちゃ良い!!!びっくりするくらい良かったので、サントラ買おうと思います。
アニメーションも美しくて、やっぱり3DCGより好きだなぁと思ってしまう。

キャラクターも皆んな素敵で、主役二人
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マーベルズ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

楽しかったー✨
MCUドラマは一切見てない人間ですが、問題なくめちゃめちゃ楽しかったです。
キャロルの人間性が深掘りされてて良かった。キャロルもモニカもカマラも皆んな好き!
ヴァルキリーは今回もイケで
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デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING(2023年製作の映画)

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ボレロで泣き、ターゲットでテンションがぶち上がり、皆んなの日常にほっこりし、デジモン進化に心躍ったと思ったら突然サイコスリラーが始まってびっくりしました...😌笑
デジモンとパートナーとの関係性がテー
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映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

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楽しかったー✨✨
いつの時代のプリキュアも、強くて可愛くて最高です。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

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とても好きです。
台詞、佇まい、相手との接し方、どのシーンを取っても、この映画で描かれる二日間に至るまでに登場人物達が築いてきた人間関係が滲み出ていて凄いと思いました。良い信頼も、上辺ばかりの信頼も、
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23 ロイヤル・バレエ 「眠れる森の美女」(2023年製作の映画)

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とっても素敵でした!
バレエの古典、ずっと観たくてようやく観ることができました。聞き慣れたチャイコフスキーの音楽とぴったり合う振付けとダンサーさんの技術、美しい美術・衣装に惚れ惚れ。
王子役の方、見た
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

相変わらず無茶なことしてますね!!
どのアクションも凄すぎて、もはや笑ってしまう。今作ではカーアクションが特に好きでした。皆んなが皆んな、車の運転が上手なわけないもんね☺️

イルサに関しては、や、や
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

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神父様、強い。
物理でも勝てそうな体格の良さと威厳、そして心を和ませようとしてくれる茶目っ気。頼りにしたすぎます。
異常の98%は精神疾患、残りの2%が悪という台詞が印象的。

ラテン語の方がお祈り効
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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昔、図書室で借りた岩波少年文庫を読んでいた時の気持ちを思い出しました。具体的にどの小説というのはないんだけれど、突然異世界と接点を持った少年少女たちの冒険と成長。
今までの宮崎駿作品全部載せの集大成と
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劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 後編(2023年製作の映画)

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銀河の命運をかけた最終決戦を、余すとこなく見せてくれて大満足です。セーラームーン、やっぱり好きだ〜と鑑賞しながら再確認。最後まで見ることができて本当に幸せ。
原作ラストのあのエピソードも忘れずにやって
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

5.0

今までのディズニーアニメ実写化の中で一番好きです。人物も物語も丁寧にアップデートされているし、何よりハリー・ベイリーの歌声!!透き通った歌声があまりに綺麗で、パート・オブ・ユア・ワールドで思わず落涙。>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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とにかく映像が凄くて、どうなってるんだと呆気にとられました。びっくり。二次元も三次元も飛び越えて、こんなスタイリッシュかつクールな映像は見応え充分過ぎる。
色々なことにぶつかって、運命に抗う物語には、
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劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編(2023年製作の映画)

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ムーンライト伝説が流れるだけで好きが溢れて冷静でいられない。展開を知ってるのにハラハラドキドキ。存分なキラキラ演出も似合ってしまう作画の美しさに大満足です。美奈子ちゃんとレイちゃんの大好きなシーンが美>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

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パリに立つ露伴先生が絵になること!青空ではなく曇り空というのがまた良い。明るいシャンソンが流れる華やかなパリではなく、静謐でどこか冷んやりとしたパリが新鮮でした。
ヤング時代の日本家屋も素敵。露伴のお
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

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こんなに全てが納得できる大円団を描いてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。ここまでキャラクターの成長を感じられるのは、長くやってきたシリーズならではでもあるし、描かれ方の丁寧さもあるんだろうな。泣>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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日本版ラスト5イヤーズ(ミュージカルではないけれど)。とっても好きです。
二人から醸し出される雰囲気が、温かかったり、切なかったり、心地良かったり、ヒリヒリしたり。この二人、好きだなぁ。周囲の人たちの
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

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マリオのゲームは一回もしたことがないのですが、見たことあるキャラクターがたくさんで、CGの表現も凄くて楽しかったです。
物語はあってないようなものというか、お約束の王道パターンだけど、画の力で最後まで
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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アントマン一家のやり取りは、いつも愛に溢れてて素敵だなぁ。
スコットはそこら辺にいるような人だと見せかけて、いつ何時もブレない凄い人だと再確認。自伝、読みたいので日本語版ぜひ発売してほしいです。

キャバレー(1972年製作の映画)

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午前十時の映画祭。
ライザ・ミネリが出てるミュージカル、ということしか知らずに見に行ったら、強烈なものをくらいました。ラストショットが脳裏に焼き付いて離れない。ミュージカル作品で、あのエンドロールは他
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ディオールと私(2014年製作の映画)

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うっとりするほど美しいオートクチュールの世界が出来上がるまでの、苦労と闘いに頭が下がる。全員が力の限りを出すからこそ生まれる美なんだなぁ。
ショーの発表場所が出てきたところで、「あの壁一面お花だったシ
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

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軽妙な会話にさくさく進む物語。
お洒落な小品といった雰囲気の映画でしたが、キャスト陣が豪華で最後まで飽きることなく楽しめました。
ミステリーというもののエンタメ性を時に皮肉りつつ、王道に丸くおさまる感
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

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カオス、カオス、カオス。
何を見せられている? 何がどうなっている? と思っている間にも、常識なんてくそくらえとばかりに物語は進んでいく。気づけば波にさらわれたように巻き込まれ、いつの間にか終わってい
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METライブビューイング2022-23 ヴェルディ「椿姫」(2022年製作の映画)

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METオペラ初鑑賞。
大まかなストーリーと乾杯の歌くらいしか知らずに観ましたが、とても面白かった。
ヒロイン役の方が素晴らしく、豪華なセットや衣装も見応え充分。

休憩中の裏の様子なども興味深い一方、
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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亡き人を悼みながらも前を向くための映画でした。現実でもワカンダでも彼の存在はとても偉大で、埋められないものを抱えつつそれでも生きていかなければならない。シュリの姿にずっと泣きそうでした。

とはいえ哀
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ロザライン(2022年製作の映画)

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とっっっても好みの物語で最高に面白かったです。ロミジュリのパスティーシュは数あれど、ロザライン目線というのは新鮮。ロザラインもジュリエットも完璧じゃないのが良く、でも一生懸命でチャーミング。衣装も可愛>>続きを読む

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

脈絡がないようで、実は筋が通っているようにも見える不思議な物語。抽象的で詩のような台詞の数々と思わずハッとするショットが散りばめられていて、ワンシーンごとの印象が強烈。

たくさんの引用がわかる学は残
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ザ・プリンセス(2022年製作の映画)

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戦うお姫様、大好きです。
結局、男の方が結婚に夢見てたのね。
結婚相手のみならず、家父長制の煮凝りと戦ってる感じ。立ち位置としてはアラジンのジャスミンに近いかも。
剣術はもちろん凄かったですが、コルセ
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