Maikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

-

アナケンとレベルの魅力全開で楽しくないはずがない。
他のべラーズを含めたハジケっぷりも相変わらずで最高です。
はちゃめちゃでありつつ、アラサー女子の色々な転機にも踏み込まれている。それぞれの新しいステ
>>続きを読む

映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて(2019年製作の映画)

-

余りの面白さにびっくり&衝撃。
今までのプリキュア映画作品の中で1番面白かったです。大好き。

宇宙からやってきた星との出会いというプロットはさながらプリキュア版E.T。しかしそれだけに留まらず、プリ
>>続きを読む

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

-

フレッド・アステアのステップは、何でこんなに心が躍るんだろう。
軽やかで縦横無尽、無造作なようでいて、そこしかあり得ないと思えるほどピッタリ当てはまっている。幸せ。

『ザッツ・エンターテイメント』の
>>続きを読む

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

-

絵本のような映像が美しく、シンプルにデフォルメされたデザインがとても印象的。
緑豊かな森に、これはケルト版ジブリなのかなと思いました。

侵略され奪われた民族が、アイデンティティを取り戻すための書物。
>>続きを読む

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

-

ウディ・アレンは相変わらず自意識と自虐の固まりだ。自意識と現実のディベートのような会話は小気味良く、さらっと聞けてしまう。美男美女を取り揃えて絵面も完璧。結局アシュリーの外見しか評価しようとしないNY>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

とても静かで、繊細で、大胆な物語でした。言葉数は少ないけれど、それを補って余りある雄弁な空気が画面から溢れてくるよう。観た後、なんだか心が軽くなった。
東京で生きる、人生を生きる人達の、健気さ懸命さに
>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2016「戦火の馬」(2014年製作の映画)

-

パペットである馬のなんたる雄弁さ!
劇団四季のLKやLM、RIGとはまた違う、デフォルメされていない造形美は溜息もの。
馬の体のラインがとても綺麗なのだけれど、骨格の工学的な美しさもすごい。
何より人
>>続きを読む

ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

-

夢中になれるものがあるって素敵。
どの料理も美味しそうで、お腹が空いてしまいます。
お料理だけでなく、景色やファッションも鮮やかで目を奪われる。一瞬出てきたシェイクスピア&カンパニーにニヤリ。
ジュリ
>>続きを読む

キッド(1921年製作の映画)

-

男と捨て子の貧乏暮らしがユーモアたっぷりに描かれていて、チャップリンならではのテンポと哀愁が味わい深い。
終盤で、えっどうなっちゃうの?!とハラハラした後のラストの多幸感がたまらなかった。

それにし
>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

-

パトリシア、なんて魅力的な子なの!
異国で自立して生きていこうとする記者志望の文学的素養のある女の子なんて好きに決まっている。もちろんファッションも素敵、とか完璧では。
「(しかめっ面も)私には似合う
>>続きを読む

美少女戦士セーラームーンEternal 後編(2020年製作の映画)

-

最初の外部戦士達のエピソードが大好きなので、美しい画で見られて感無量。
それにしても、外部戦士のアイテムはどれもかっこよすぎやしないか。
セーラープルートだけ、口紅が濃い赤なの本当好き。
セーラー戦士
>>続きを読む

若草の頃(1944年製作の映画)

-

本人達には大事件でも、傍から見れば他愛ない。そんな日常がユーモアたっぷりに描かれていて、ニコニコしながら見てしまいました。
昔ならではの、設定を作り込みすぎない感じが良い味。寛容というか、いい加減とい
>>続きを読む

美少女戦士セーラームーンEternal 前編(2019年製作の映画)

-

セーラームーンはやっぱりトキメキの宝庫。うさぎちゃん達が動いているだけで、胸が踊るんです。
展開の早さは気になったものの、原作絵の再現度の高さに胸が高鳴ると同時に、改めて武内先生のセンスに脱帽。あんな
>>続きを読む

甦る三大テノール 永遠の歌声(2020年製作の映画)

-

三大テノールの軌跡を振り返るドキュメンタリー。
パヴァロッティの映画を観てカラカラ浴場でのコンサートに感激したので、その模様がもっとたくさん見られて嬉しかった。
ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、
>>続きを読む

スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

-

登場する女性が皆かっこいい方ばかりで、胸がときめく。
“女性”というものに着いて回る様々な困難は、どんな場所にもあるんだなと悲しい気持ちに。そんな中でも、この仕事が楽しい!とパワフルに話す彼女たちに元
>>続きを読む

踊る大紐育(ニューヨーク)(1949年製作の映画)

-

良く言えば能天気、悪く言えば軽い。
そんな男たちが繰り広げるとある休日の一騒動。よくよく考えるとそれでいいの?!という部分がたくさんあるけれど、あっけらかんとしたミュージカルに仕立ててあるので笑いなが
>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

映画館の大画面で見られたことに感謝。
迫力のアクションに興奮し、性善説に基づく物語に涙しました。
クリスマス時期に公開してくれた意味も感じて嬉しかった。

『恋とはどんなものかしら』にのせたスティーブ
>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

-

爽やかな気持ちになれる煌めきがたくさん詰まった映画でした。
文系な愛の育み方にキュンとしてしまうし、それぞれの優しさと不器用さを応援したくなる。

アメリカの田舎の保守的な空気がさらっと描かれていたの
>>続きを読む

魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

-

とても心地の良いドキドキとワクワクに満ちた最高の作品で、あっという間に終わってしまった。楽しい時間をありがとう!

児童書が原作という作品の性質を活かした、楽しく見ていられるスリルと次から次へと起こる
>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

-

たった12分に凝縮された哀しみと愛。
起こった悲劇と大きな愛に、二重の意味で涙が溢れる。
どちらかというとネガティブな使われ方をしがちな影が、近くでそっと寄り添う存在として描かれていたのが印象的。
K
>>続きを読む

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

-

毒に溢れた物語に半ば唖然としながら鑑賞。
間の取り方などは紛れもなくコメディで、くすりとしたシーンもあったけれど、悪意に満ちた笑いは私には高度過ぎたものも多々。
登場人物達が笑っているシーンは往々にし
>>続きを読む

失くした体(2019年製作の映画)

-

2つの時間軸が、なぜ手首は切り落とされたのか?という問いへの答えに向かって収束していく。
雑多で物悲しい雰囲気を纏いながらも、繊細な描写に美しさを感じた。

鬱屈した空気が払拭される瞬間の清々しさに心
>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ファンタジー世界での物語かと思っていたら、現実世界における妖精達の物語で驚いた。世界観としては平成狸合戦ぽんぽこ+もののけ姫のような。

シャオヘイの愛らしさに癒されて、ムゲンやフーシーのバトルに熱く
>>続きを読む

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

-

おジャ魔女は見れる時だけ見ていた感じで、熱心に追っていた訳ではないけれど、絵柄だけで懐かしさが込み上げる。そしてこの表情、この動き、これぞおジャ魔女!

甘やかな過去の思い出と、ほろ苦いリアルの絶妙な
>>続きを読む

映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日(2020年製作の映画)

-

今までネトフリで劇場版だけ追っていたプリキュアを、初めて映画館で。
優しく暖かい気持ちに溢れた世界に泣きそうになった。キュアグレースがパワーアップした時の挿入歌の入り方が熱い。

今の状況下での、ヒー
>>続きを読む

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

-

今度は文系頭脳派による脱出劇。
テンポよく進む会話と展開にあっという間に時間が経った。
教授達の学問への情熱に胸が熱くなる。
こういう人達を蔑ろにする現実であってほしくないなぁと心から思った。

3部
>>続きを読む

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

-

前作より何もかもパワーアップ、溢れ出る専門知識に関心したり笑ったり。
捲し立てられるお喋りが最大の魅力。
素晴らしい才能の持ち主達が、正当に評価されなかったり、認められない様子は物悲しさも感じる。コメ
>>続きを読む

詩季織々(2018年製作の映画)

-

短編3編のオムニバス。
監督や演出など、それぞれ違う方が担当しているのにまとまりがある。郷土としての中国を感じて、漂うノスタルジーに泣き笑い。
日本ならば「衣食住」となるところ、中国では「衣食住行」と
>>続きを読む

アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい(2017年製作の映画)

-

アンナ・カリーナの作品を実は観たことがない。
知っているのは映画特集の雑誌で見る映画のカット、そしてこぼれ落ちそうな瞳。

そんな初心者に丁度いい、アンナ・カリーナの人となりと功績がコンパクトにまとめ
>>続きを読む

赤ずきん(2011年製作の映画)

-

ポスターの文言から、赤ずきんのその後を描いた話だと勘違い。途中でその後ではなく赤ずきんを題材にした物語だと気がついた。

筋立てはいかにもなダークファンタジーだけれど、色々な人に疑いを持たせる写し方が
>>続きを読む

若草物語(1994年製作の映画)

-

女として生きること、人間として生きることの悲喜交交が詰め込まれている優しい物語。正反対のことを言っているのに、ジョーにもエイミーにも共感してしまうのは欲張りだろうか。
ミセス・マーチの言葉はどれも胸に
>>続きを読む

ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

-

今見てもモダンなデザインの数々は溜息もの。
何十年経っても全く色褪せないその新しさには驚くばかり。
インタビューで「(その昔に)カルダンの言った未来は今ではない、(今から)50年は後のことだ」と語って
>>続きを読む

いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

-

バリバリのインテリ達が挑むクライムコメディ。
溢れ出る知識から見える才人っぷりと、犯罪行為に関する素人っぷりのギャップが楽しい。
大金を手にしてから、あっという間にのめり込んでいく様はなかなかリアル。
>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

-

退廃的で鬱屈としているのに美しい映像がとても繊細。刹那的に生きていたとしても、変わるものと変わらないもの、変われないものがあって、人生からは逃れられない。通り過ぎて行ったものに対して感じるものは愛おし>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

-

やはり映画は5.1chで体感するのが1番だと改めて。
映画に5.1chを取り入れるきっかけが冨田勲だったとは知らなかった。
“音”というものが持つ力をいち早く理解していたバーブラ・ストライサンドの凄さ
>>続きを読む