Marcoさんの映画レビュー・感想・評価

Marco

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いつか読書する日(2004年製作の映画)

4.0

まだ暗い早朝に、坂道の多い街で牛乳配達をする美奈子。独特の心地よく静かなリズムでこの映画はすすんでいく。田舎のスーパーのレジ係とかカレーライスとかドストエフスキーとか、介護だとか夜更け静かに飲む瓶ビー>>続きを読む

アンヴィル!夢を諦めきれない男たち(2009年製作の映画)

4.0

見る前と見た後では確実に自分の何かが変わっている気がする映画ってあると思うけど、私にとってこれはその種の映画。ダメなときでも2人の目がいきいきとしているところがよかった。
なにしろこれは復活した男たち
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女の子ものがたり(2009年製作の映画)

3.7

あっけらかんとケラケラ笑いながら辛いことをなんでもないように話す少女たちを見て、健気だなあと思いつつ、あー子供の方が元気で平気でいられるんだ、と妙に合点がいき辛い描写はところどころあるもののなんだか終>>続きを読む

ボーイズ・オン・ザ・ラン(2009年製作の映画)

3.5

かえってくるかこないかもわからない見返り、報酬、ご褒美を期待しながら明日もあさっても走り続けるしかないわけだって見終わった今考えてる。なにこの虚無感。
ちはるちゃん役の黒川芽以が絶妙で、生々しいリアリ
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10日間で男を上手にフル方法(2003年製作の映画)

3.6

NYの出版業界で華やかに働く主人公。その描き方がちょうどいい。まさにこういうの見たかったっていうちょうどよさ。また相手役のマコノヒーがいい具合にちゃらついてかっこいいから最高。ポテチを片手に休日前の晩>>続きを読む

イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

4.0

ダッフルコートとかソニックユースとか受験とか初めてのデートとか、胸キュンポイントがたくさん。きっと疑似体験してしまったかのような等身大の彼らのみずみずしい日々を感じれるから劇場で鑑賞するのがおすすめ。>>続きを読む

ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.8

80年代のアメリカを舞台にさえない少年がひとりの女の子の出現によって変わっていくっていうストーリーで嫌いになれるはずがない。またその女の子がショートカットで音楽が好きならパーフェクト。
特に好きなシー
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.8

ケイトウィンスレットはただそこにいるだけでエロい。ムチムチボディに薄手のワンピースがこの映画の印象。やせっぽちな少年の心の揺れ動きとのバランスがいい。

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

4.0

シリーズの中で一番好きかも
甘いだけの恋愛関係を通りこしたふたりが、ちゃんと愛すべき人と人生を歩くことについて見せてくれる。
劇中惜しげも無く裸体をさらけ出すジュリーデルピー。それはまるでかつてのはじ
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私の男(2013年製作の映画)

3.8

画面から、凍てつく空気や饐えた匂いやそういう視覚以外の五感で感じるものが嫌になるほど伝わってくるそんな感じ。散らかった部屋だとかぐつぐつ煮込まれたシチューだとか田舎町の男性中心の宴だとか女学生のすいつ>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.8

テンポの良さとセリフの妙、やっぱり抜群の安定感。

クロワッサンで朝食を(2012年製作の映画)

3.2

フリーダがさらりとバーバリーのコートをアンヌに羽織らせるところやクロワッサンはパン屋で買ったものじゃなくちゃ嫌だというところがよかった。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.9

鑑賞してから2日、3日たっても心の隅にじんわりとその感動が残ってるからすごい。
ひとりの天使を、ただひたすら無条件に愛することができた彼らの愛に満ち溢れた物語だった。

バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

3.6

下高井戸シネマのレイトショーにて。
歌に限らず人生だって、自分を押し出すだけじゃなく、パーツとして自分を最大限に活かすことも大切なんだと気付いた。パーツが全体の中でその役割を全うしたとき、そこには輝き
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恋しくて(1987年製作の映画)

3.5

見事なハイスクール青春もの!
女の子がみんなキラキラしてていい

ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

3.8

終始ぼんやりと見ながらも心地よい気分で、出会うこと、恋愛や結婚について考えさせられる。
まるで自分もパリの街を歩いているかのような気分で。
ジュリーデルピーの歌がとってもいい。

アデルの恋の物語(1975年製作の映画)

3.9

アデルがV.ユゴーの娘であることが物語のスケールをかなり壮大にしていて…っていうかこれ実話なんだ。かなり痛々しい人生。
「でも彼女は他のどんな人生だったらよかったと思う?」映画観てるあいだ岡本敏子さん
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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

3.8

これはまるで村上春樹の風の歌をきけを初めて読んだときのような。その辺の感じが好きであれば、見る機会があったときは逃さず観るべき!ぜったい!!

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.3

見終わった後のこの達成感と爽快感がたまらない。
スカーレットオハラやっぱり大好き。
ふてぶてしいほどの頑丈で利己的なハートの陰から、ちらりと覗く情愛に気付けばすっかりハマってしまう。
またスカーレット
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オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)

3.8

全身で50'sのアメリカを感じながら浴びるように観る映画。サルもディーンもメリールウもちゃんと魅力的だったし音楽もよかった。原作の世界観がちゃんと活きてた。退屈を通りこしてまったりと、ただこの世界に酔>>続きを読む

プリティ・イン・ピンク 恋人たちの街角(1986年製作の映画)

4.0

80年代、レコードショップ、手作りのドレス、ハイスクールでの毎日、そしてプロム。。大好きな要素がつまりまくった映画。お金もちでも貧乏でもいけててもいけてなくても、みんなキラキラ光ってる。この映画の雰囲>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.4

ポンジュノがハリウッド俳優を使って海外で映画を撮ったらこうなるんだ〜。ってなんかそういう興味深さがあった。個人的にはとにかくソンガンホ&グエムルの女の子の出演がとても嬉しかったし、ポンジュノ映画にかか>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

3.5

出産時に子供を取り違えられるというお話。ニコールキッドマンが後半30分泣きっぱなしだったと言っていたのが印象的。養子縁組がさかんな欧米人ハイクラスな方々にも通ずる深いテーマなのか。血をとるかはたまた一>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.8

最近いろいろと尻込みすることが多くなってこの映画を再び観たくなった。
そうだ!イエスだ!全てのことにイエス!
はぁー元気でたあ~

夏の終り(2012年製作の映画)

3.5

染色液で青く染まった指先、地面に落ちた桃、女同士のぴんと張りつめた会話、風に揺れる簾、全てがまるで文学のような間合いで、静かに心地よく流れていく。主演の満島ひかりの表現力にも脱帽。
だらしのない女が、
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.0

みんなのキャラクターが最高!
ずっと見たくてその分期待して見てしまったのだけれど、その期待を裏切らなかった。
笑顔が自然とこぼれてしまう、にやついてしまう、そんな素敵な映画。

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.9

フェイダナウェイの美しさ、圧巻のラスト、いろいろな部分で衝撃的。これが実話と思うとまたすごい。気になって実際のボニーとクライドのことを色々調べてしまった。

ポエトリー アグネスの詩(うた)(2010年製作の映画)

4.3

これを見たのはもう3年前くらいかな、とても静かで熱いこの映画の世界を思い出そうとすると、妙に秘密めいた不安定な気持ちになる。
悲しみでも怒りでも喜びでもなく、ただただ透明な気持ちで家に帰ったことをよく
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.8

ひとりひとりの気持ちがただ切ない。それがまたいい。

危険な情事(1987年製作の映画)

3.6

グレンクローズ演じるアレックスが怖いんだけど、なんか切ない。女の激しい孤独感は狂気を
うむ。

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