1990年代後半、当時中学〜高校生だった私は本格的に映画にのめり込み始めた時期でした。そのきっかけを与えてくれたのが、デヴィッド・フィンチャーの『セブン』であったり、リュック・ベッソンの『レオン』であ>>続きを読む
当て所なく彷徨い歩く主人公を追いかけるカメラの運動。それとは対照的に主人公が部屋で一人ギターをかき鳴らし歌うシーンでは、カメラはピクリとも動かない。主人公がついにその感情を露わにするとき、カメラは敢え>>続きを読む
【再鑑賞】
「手」と「扉」の映画。
登場人物たちが何かを手に取るたび、扉を開閉して内と外を出入りするたび、信じられないほどの緊張感が画面を支配します。
厳格にショットを切断するブレッソンの手つきに>>続きを読む