オレオさんの映画レビュー・感想・評価

オレオ

オレオ

貴公子(2023年製作の映画)

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おもしろかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとなんかおしゃれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

武器人間(2013年製作の映画)

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ビジュアル映画かと思ったけど、資本主義と社会主義の対立に触れてくる思想ターンには、うれしくなってしまった。終わり方もよい。終わり方がいいと映画はそれだけでよくなる。でもやっぱり武器人間のビジュアルがい>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

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終わり方良すぎて叫んだ。いい映画だった。会話が面白い。腹抱えて笑えもするし、くすっと笑えもする。痛いな~とも感じるし、すてきだなと思う。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

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人慣れしないオタクを弄びつつ、自分の元を離れていくと悲しくなり、罪悪感を捨てきれないところ、とか。苦しくなるけれど、好きな生き方をしたい。人間関係は過ぎ去る季節、友達は季節に咲く花。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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原爆被害を直接的に描かない斬新さを感じた。破壊兵器を生み出した側の罪、贖罪、実行する側の思惑、立場によって視点が分裂していく。見返せば見返すほど、後半のカタルシスが上手くクるので中毒性がある

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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人種の偏見、あるある、押し付け、当事者たちの間にしか分からない空気を創作を通して感じられることはありがたい。コメディがほんとに面白くて、最後の最後でひっくり返った

カルト(2012年製作の映画)

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ネオがひたすらにカッコいい。ホストみたいな金髪スーツ、尊大な態度に見合う実力、圧倒的な強キャラ霊媒師に感謝。続編欲しいよ

呪怨(1999年製作の映画)

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薄気味悪い日本家屋ホラー。顔面の白い女の原点を見た。猫の鳴き声に不穏要素を作り上げた元凶。

トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

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ひたすらに苦しく、これが実際に起きたことであるという事実がよりいっそう辛い。天井からのカメラワークの意図が判明したときには頭がグラついた。この映画が、法律を変えるきっかけとなったことを覚えておきます

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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save me, hot french lawyer…
(吊り目で、鼻筋が通っていて、唇薄くて、顎が細い、白髪混じりの無造作な頭髪の弁護士が、恋慕を断ち切れなかった相手のために弁護をする構図)

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

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あの頃のノスタルジアを感じ取る映画だと思ってたら、ラストの怒涛描写に口開いた。最初に訪れた夜は…って考えるとゾッとする。どうかしていたんだ、で済ませられたら強いよ。絵が捨てられてたのって、そういうこと>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

5.0

色が少なくて冷たい映画。若いことと痛いことは不可分だなと思う。遊ぶように人を殺す残酷さ、命は軽いという尖り、世間知らずで知識不足で自意識が肥大する中学生って、美しくて狂っている。最後の爆発のCGは何?>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

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“慌てる岡田准一vs冷静な綾野剛”だと思ってたんだけど、実際のところ“ドチャクソに慌てまくる岡田准一vsもっとドチャクソに慌てまくる綾野剛”だった

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

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悪霊が人に取り憑き感染していくゾンビパニックのような怖さと、恐怖の連鎖が続いていくチェーンメールのような怖さがあってとても楽しい。救いがマジで無くて本当に絶望。家族や友人の形が素敵であればあるほど、壊>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

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キャラクター構成がもう鉄壁すぎて恐ろしい。真面目で世話焼き、暗い過去を持つリーダー、ヘラヘラしたお調子者、軽薄、やるべきことはこなすヘウォンメクの布陣が完璧すぎて平伏した

劇場版ほんとうにあった怖い話〜事故物件芸人4〜(2022年製作の映画)

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芸人が出ているから見てられるけど、あまりにも酷い。これを本気で制作しているとは思えない。どういうつもりなの

呪われの橋(2020年製作の映画)

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意表をつかれるどんでん返しを控えているんだけど、それ一本槍な印象を抱く。怪異のモチベがよく分からないし、襲い方も単調。結局はみんな死ぬって分かってる状態で見ても焦燥感に欠ける。キャラクターにもっと愛着>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

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礼儀の欠けた大学生集団が悪態を散らして、観客に存分ヘイトを溜めさせたのち、制裁を受けることによって爽快感を得る、よくある構図だと思っていたらやられた。裏切られた。陰キャの妄想がここにある。これが好きな>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

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死が騒ぐことなく静かに背中合わせにある。映画というジャンルで括るにはあまりにも惜しいから、いち芸術作品として在らせたい。寺島進と勝村政信のコンビ良すぎて泣いてしまった

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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幼稚でバカみたいな喋り方をして、性にしか興味がない頃が好きだった、みたいなことを男が言い始めるあたり、自分の頭と体をどう使おうが自由だ、みたいな女性へのエンパワメントを感じた。幻想的な世界で女性の成長>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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原作実写映画として、本当に良かったと思う。野木脚本によって原作の空気感が保たれていて、最後の聡実くんの『紅』を聞いたとき、映画にしてくれてありがとう、という思いであふれた。ただ一つ、綾野剛のガワを最後>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

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天賦の才能を行使するよりも、運命の相手と添い遂げることが幸せ、というテーゼが受け付けられなかった。才能を投げ出すのを見ずに済んだっていう数学教授のセリフ、それに尽きる。いつものように車で迎えに行って、>>続きを読む

カラダ探し(2022年製作の映画)

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ホラーとしてもアオハルとしても実写作品としても本当に意味不明です

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

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学校やアメリカの国旗から、何が起こったか即時に理解してしまうほど、悲劇が繰り返されていることを実感する

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

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主人公を好きになる要素が1ミリもない。弁が立っている低学歴コンプがネットで齧った知識と交渉術で成り上がっていくのが、物語の因果応報とかけ離れすぎててムカつく。サイコパワハラ&モラハラ男め。

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

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イギリスコメディー。親友の嫁を好きになった彼の話がお気に入り。恋って成就した方が良いとされているけれど、創作の中ではその限りでないから。好きな相手の言語を覚えるのも、好きな相手のために音楽を習得するの>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

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何が言いたかったの?設定は面白かったけれど。上に立つものの横暴さとか、金は食べ物にならない、みたいな教訓めいたものを感じたけど、粗探ししたらキリがない。感染症流行ったら一発で終わりだね

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

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かっこいいヤクザはフィクションに溢れているが、これほどまでにヤクザの没落を描いている作品に出会えたことはなかった。同情も自業自得だと言ってしまえばそれまでだが、栄枯盛衰のなれ果てはひどく切なかった。あ>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

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人間関係不得意、対人能力ゼロ、“ここ”でしか生きられない人間の描き方が凄かった。ツチヤに投げかける西寺の目線が、過去の自分自身を透かしているようだった。面白いことは言わないけれど、会話が円滑に滞るよう>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

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仲原青というキャラクターに出会えたことがいちばんの喜び。「自分と釣り合った感情が返ってこなくても、そばにいられるならなんだっていいと思ってしまうのは不健全だ」。そう言い切ることに迷いを与えてくる作品。>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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もの凄い面白かった。山崎賢人の目の揺らめきは、戦場から帰ってきてない男そのものだった。キャストに一切の不安がなく、文化的背景を丁寧に描き、肌の荒れ具合から傷跡までしっかりと再現されてて特にアクションが>>続きを読む

オーディション(2000年製作の映画)

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心の底から気色の悪い湿度ベッタベタの映画。そもそも自分が選ぶ立場であろうとする中年男もキモいんだけれど、女が度を超えて気持ちが悪い。生理的な不快感でざわつく。人物や場所が立ち所に入れ替わり、夢が現かぐ>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

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最後まで速度を落とさず楽しく完走できた。殺人の瞬間を一切描かないで進めた思い切りの良さが好き。ツッコミどころも多くて、両角の部屋が"ザ・サイコパス"って感じで笑ってしまった(深瀬の作品らしい)。あとは>>続きを読む

拷問男(2012年製作の映画)

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胸スカと勧められて見たけれど、全然胸糞。声帯を潰すという観点は新しくて感心してしまった。ヒューヒューという音が苦しくて狂いそうなる。娘の幻影を最後まで見続けていて、拷問に走る狂気の中に確かな愛を感じら>>続きを読む

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