まどかさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

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たまたまもたらされたシチュエーションをきっかけに、同じ日の記憶を辿るけど、もうふたりの未来が交わることはないんだなって同じ空を見つめて思ったんだろうな。そう、ちょっと思い出しただけなんだから。

銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第一章(2022年製作の映画)

5.0

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双璧の過去回想から、ふたりの強い繋がりと忠誠の訳がようやくわかった。4人であのラインハルトの屋敷で談笑してる日々が続けばどれほど良かったか。キルヒアイスの不在を双璧は支えていきたいとおもう一方で、ライ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.8

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今できる最高の技術、スタッフ、キャストで、ウエストサイドストーリーが再構築されてた。スピルバーグという巨匠の、映画の美学と、過去の作品へのいちファンとしての愛を感じました。

体育館の場面のマリアとト
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

チャーミングなひとがチャーミングな世界で変なことしてる素敵な映画でした。特に、早口のフランス語を捲し立てるレアセドゥとボサボサ頭でタバコくわえてチェスをするシャラメが好き。

ヴィジット(2015年製作の映画)

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ジジババの奇行具合が最高だった。
やたらとオーブンに入れてこようとしてたのでヘンゼルとグレーテルみたいだなと思った。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.4

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フランス座という場のノスタルジー。
あのラストのシークエンス、涙なしでは見れない。たけちゃんじゃなく“ビートたけし“の寂しげな背中を追いかけてあの楽しい日々を歩きもう一度師匠と初舞台のコントするのを眺
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

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彼女たちのデュエットが聴こえてたらば最も感動的であったであろうあの瞬間が、映画館にいる人たちの息遣いまでが聞こえる無音で“掻き消された”ことで、見えてる世界が違うことを痛感した。お互いのわからない世界>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.9

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ガガ様のイタリア訛りが抜けない英語と俗っぽい振る舞いが素晴らしかった〜
セレブがウッとなる、庶民的でしぶとくて金に目敏くて手段を選ばない、あの感じ。
アダムドライバーのマウリツィオ坊ちゃん、優しく見え
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

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生徒会選挙の演説のシーンが恥ずかしすぎて苦痛だった。佐藤二郎の面白さがどうしてもわからない😞

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

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序盤トムホ版スパイダーマンはティーンらしくてかわいいな〜、って思ってたのにやっぱりこれは「スパイダーマン」なんだということを突きつけられた。力を持つものの責任は重い。どの世界のスパイダーマンも責任と孤>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.6

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ラスプーチン、終始ラリってるし、毒盛っても刺してもなかなか死なないの強すぎておもろかった。剣の舞は華麗で美しかった!

しかし、スパイの凝ったギミックやアイテムもあんまり出てこないし、アクションシーン
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.2

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1作目
狭い東京をあちこち繋げる首都高を、タクシーが色んな人の会話を乗せてそこをあちらからこちらへと往復している。そこでもたらされた偶然。元カレとの口論の筋の通らなさとそこで見える感情の揺らぎがリアル
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

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娼婦に堕ちずにスターになるべく、サンディがクズ男ぶっ殺し続けてたのもわかるし、エリーが彼女に憧れ、寄り添おうとしたのもわかる。アニャテイラージョイという魔性の女、素晴らしかった。私の背後霊になってくれ>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.4

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単行本でその先の顛末を知っているので、真希さんが「禅院家を」「ひとりで」「ぶっ潰す」って言ってたのが、本当に本当に重たかった。また、五条と夏油がお互いを「傑」「悟」と呼び合うのが切ない。二人の過去が次>>続きを読む

少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録(1999年製作の映画)

4.0

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ウテナのショートカットに学ランを着た姿、そして過去の恋を思い出している物憂げな感じがたまらない。
アニメ版の次の(?)世界線と考えると、アンシーの振る舞いが大胆で、薔薇の花嫁として縛られながらも、ヴィ
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

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ヴェノムとエディの痴話喧嘩。ふたりの子供として(?)カーネイジ生まれたの、二次創作みたいな展開で面白かった。

刺激の連続で少々疲れた。4D上映かと思うくらい画面から衝撃が伝わった。

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

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震えるエヴァンの歌声に切実さとティーエイジ特有の不安定さを感じた。ミュージカルの醍醐味は歌による感情の共有だと思っているけど、それを逆手に取って孤独や苦しみを表現することもできるんだという発見があった>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.9

「あいつの好きなもん作ってやるか」ってニコニコしながら丁寧にりんごのキャラメリゼ作るシロさん見てなんだか涙が止まらんかった。大事な人のためにご飯作って、それを美味しそうに食べてもらえるっていうのはいい>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.8

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え、ちょっと待って、ル・グリの記憶だけに存在したあのシーンは?そこの欠落が、言及されないことが、マルグリッドの章だけとりわけて強調されていた“truth”という言葉が、この映画への疑念を抱かせる。なん>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

またいつの日かどこかの旅先でまた出会うことができる。それが行き(生き)場を失った人びとが旅を続ける理由。

定住してる人たちとの対比が良かった。彼らの暮らしは彼女とは決定的な隔たりがあった。彼女が屋根
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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中国のエキゾチックな雰囲気と現代のノリが交差しててたのしかった〜!
母親の実家の村、そして宇宙を巻き込んだ壮大な家族喧嘩だった。そこにケイティという第三者が一矢報いるのが気持ちいい。

冴えない感じで
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パリのアメリカ人(2018年製作の映画)

4.5

バレエと歌で語られる『パリのアメリカ人』。人間の身体と喜怒哀楽のある感情の美しさを堪能した。最高😭
ナチスの占領から解き放たれたパリが舞台。映画よりも戦争が落とした陰とその記憶に苦悩しながらも自由を取
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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映像、音響の使い方にすげえええ!となりながらも、いつのまにか入眠して、IMAXの心臓にくる重低音ではっと起きる、を繰り返していた。多分、わたしはポールと一緒に予知夢見たんだと思う。寝不足で挑んで後悔😭>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.5

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ムゲン様、日本語吹替の声が良いのはさることながら、いつも無表情なのに時折ふっと笑ったり、スマホ水没させてダメにしたりお金持ってなくて食い逃げしたりするお茶目な一面があったり、危険が迫ると俊敏な動きでし>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

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ドキュメンタリー映像の強度を感じた。
映像に映る壁の貼り紙の汚れ、施設の散らかり具合、信者の表情や仕草から彼らの生活、信条を読み取れた。恐るべきテロ事件を起こした宗教団体の教義を信じていようとも、彼ら
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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積もる過去を象徴するかのような一面雪景色の回想から、過去を消し去るという炎があちこちで上がる石畳の街で迫り来る過去から逃避行する現代パートへ。007のオープニングのこだわりにはいつも興奮してしまう。>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

4.6

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映画館でアルバイトしてた頃、この冒頭シーンを何度見たことか。チェックは途中までなので、その続きを数年を経て今見れて嬉しい。このシークエンスではメキシコシティの祭りの喧騒から始まり、お決まりのお色気シー>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

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ダミアンの周りの人が「勝手に」死んでいく。よくよく考えるとダミアンは何もしていない。それが怖い。

そして、作品以上にオーメンのWikipediaのページに書かれていることが怖い…

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

今回のボンドはイスタンブールと上海へ出張。エキゾチックで美しい街をまた高級車をぶち壊し、高級スーツをボロボロにしながら駆けてくれて楽しかった。本拠地ロンドンでも大暴れしてくれるのでロンドン大好き人間と>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

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ヴェスパーに続き、マティスを失ったボンドは孤独をさらに深めていく。復讐に燃え、ボロボロで血だらけで敵を追い詰めていく姿にどこか悲しみを感じさせる。
出てくる女たちがその雰囲気に魅了され、巻き込まれて死
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

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オープニング映像かっこいい〜!!

あちこち移動して綺麗な景色を見せてくれつつ、そこにある美しい建物の上を駆け、そして壊してくれるから楽しい。
ボンドの周りの人は死んでいってしまうのね。哀愁が漂ってい
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劇場版 Free!-the Final Stroke- 前編(2021年製作の映画)

4.5

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やっぱりいつものあのやりとりで始まってくれて嬉しい。こんな風に見たいところをきちんといれてくれる上に、私たちの想像を超えて、見たことのない景色をいつも見せてくれる。Freeありがとう大好き。

大学に
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.2

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「墓の上で踊る」という、なんともめちゃくちゃな約束の遂行こそ、彼と愛を交わした短い時間を確かにしてくれる。あんな燃え上がったはずなのに、どこのカップルにでもありそうな理由で終わりそうだった関係。それは>>続きを読む

リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様(2020年製作の映画)

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予告編が異常だったので、気になって鑑賞。Decide版。テニスギャングとラップバトルしてたら何故かテニスボール銀河に飲まれて、過去にタイムスリップってトンデモ設定、いいね。『ララランド』を見てるのかと>>続きを読む

劇場版『えいがのおそ松さん』(2019年製作の映画)

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第一線で活躍する人気声優の無駄遣い(褒めてる)
いつものくだらなさが薄いのは物足りなさあるけど、自己肯定感バチ上がりのええ話やった、、