Pamさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Pam

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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.5

この映画は私も16歳の時に見ておきたかった!

(とはいえ16歳はもうひねくれてるので素直には見られなかっただろう)

主人公である女の子の名前エノラENOLAとはAloneの文字遊び。もうそれでピン
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.8

クリスマスの家族映画として非常に楽しめました。

冷戦下のベルリンのシーンから始まりますが、男性がとりあえずダンディ。ソフト帽をかぶりCIA のスパイはこんな感じですとばかりメイン俳優さんはクラーク・
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ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

3.2

公式に当てはまった映画っていうか。。。水戸黄門の苦悩ですな。

それでもね、あの、ボディガードのケヴィン・コスナーと、ナチュラル・ボーン・キラーズのウディ・ハレルソンが老刑事テキサス・レンジャーズでタ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.8

2000年前後のアメリカ。

こないだ『ヒルビリー・エレジー』を見たんだけど、その当時の中流はこんな感じだったんだなぁ。。ネット以前、携帯もない。あるのは番号表示できる固定電話と、ポケットベル!彼らは
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いつかはマイ・ベイビー(2019年製作の映画)

3.3

シモネタの面白さがわからなかった。

ごめん。
ただこういう女優さんがもっともっとたくさん出て来てほしいと思いました。

サンフランシスコの普通のアジアンたちの普通のドリーム話で好感はもてました。幼馴
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

4.5

ホワイトトラッシュがどんなのか?というのがなんとなく想像できたけど、このグレン・クローズとエイミー・アダムスの恐ろしいなりきりっぷりがすごいわ。



お母さんはジャンキー、お父さんはいない。炭鉱の街
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タルーラ 彼女たちの事情(2016年製作の映画)

3.8

小作ながら、エレン・ペイジとアリソン・ジャネイの義理母子演技が堪能できる。

アリソン・ジャネイはI Tagna のイメージが強烈過ぎて今回のアッパーなインテリニューヨーカーも演じられるんだーという新
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.1

親だから親目線でしかもティーン・エイジャーの親として鑑賞。

あの「かぐや姫」的なタッチが印象的。考えられない、、朝普通に学校に行った我が子が「なにかがあったら、愛してるよ」と残していなくなるだなんて
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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

3.6

家族。

一緒にいる時間なんてちょっとしかない。

家族は流れる。形を変え入れ代わりそしてまた流れる。

うざい家族。でも家族。私は家族大好きだけど、多分この映画を若い頃に見てたらあまりピンとこなかっ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.0

この叫ぶだけの大根女優なんとかならない?

ちょっとだめだわー。

女性映画なら私はどれも好きなのだけど、。。多分この監督がこの主人公の女性の理解がまったくみられない。演出なのかファッションもなんかち
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バベル(2006年製作の映画)

4.2

最初から息を呑む展開で2時間半も一気に引き込まれました。

でたのが2006年。世界のスマホ一斉普及以前の作品ですね。

スティーブ・ジョブズは世界を変えてしまった。

モロッコ山岳部やアメリカ・メキ
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これからの人生(2020年製作の映画)

3.9

70年間変わらないアイラインの入れ方をしている彼女の映画を見ないわけはいかないでしょう!!!

さてお話はとてもいい。

売春婦の子どもたちをアドリア海の港町で育てる元売春婦ローザ(ソフィア・ローレン
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ノクターン(2020年製作の映画)

3.6

設定が高校生ピアニスト双子姉妹のライバル話なんだけど。。。

舞台である音楽専門学校自体が冷たい。。ホラー映画とはいえ自殺者を出してもそこままで、穴埋めコンサートもじゃんじゃんしちゃう。

マジすか?
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.3

英国の名優2人が、元教皇ベネディクト16世と、現フランシスコ教皇を演じる。


こういう実際の生きている人物を演じるのはなかなか難しいと思うが、二人の会話がこの映画ね。

ただ観客には現実なのかフィク
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黒い瞳(1987年製作の映画)

4.4

イタリア男はなぜロシア女に惹かれるのか?

男はなぜそこまで嘘をつくのか?
男はなぜそこまで軽いのか?

外国語の使い方、カーテンの使い方、感傷的に迫る音楽。。すべてが印象に残る。耽美主義というか、、
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.1

だめ。
何も言えない。えぐられたわ。

とりあえず監督がすごい。障害者を映画にしつつも24時間テレビの正反対に位置するこの心地よさ。ありがとう!

私はこの編集者やお母さんと一緒なのか?このあっさりし
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パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.4



日本がまだバブルの残り臭でまだまだのイケイケを謳歌していた頃のフランス隣国アルジェリア。アルジェリア戦争、フランスからの独立を果たし社会主義を経て傷つき誇り高くもフランスとの関係はつづく国。

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続·ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(2020年製作の映画)

4.5

映画全てが、どっきりカメラで成り立つことを教えてくれる。

今回のテーマは毎度のことながら男女差別、ユダヤ人、中絶問題、選挙、民主主義、そしてCovidと言う2020年感満載の超旬な映画と言えるでしょ
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ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年製作の映画)

3.9

このところサシャ・バロン・コーエン祭りな私のログですが、この人、一貫して今の民主主義に疑問を投げかけてるところに実はとても共感を持っている。


この映画はまだまだトランプ前に作られたのに、今の分断の
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日の名残り(1993年製作の映画)

4.3

公開時に見た覚えがあるので多分今から27年前も見たのですが、その時はなんかしんき臭いなあ、ひっつくんかいなひっつかへんのかいな、分かってたら分かってるって言いなさいよ。。と思ってただけで特別な感想も何>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.0

うーん。ひとひねりある青春ドラマ。

でもすごくありうる。

色んな所にテーマが散らばってて一つずつが深くないんだけど、、、
とにかくこの中国人のエリーチュウの無表情顔にすべての答えが詰まっている。
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ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

3.8

私はカザフスタン人を知ってるので少し悪い気がしたが。。。

これダメでしょ!みたいなタブー破りのギャグで泣けてくる。本当に面白くて大笑いした。これだけ大笑いしたの久しぶり。

いわゆる全編がドッキリ?
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.5

『別離』がすごく良かったのでアマプラで見たんですけど。。

なんか。。なんか。。
最後まで感情移入できない映画でしたわ。ごめんね。

奥さん役の女優さんが本上まなみに似てたことぐらいでほんまになんかど
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

5.0

このドキュメンタリーをつくったNetflixが今ここまで追い詰められたんだなぁと思って見てしまった。

世界中の22億人は50人のテック業界の白人男性の意思に操られていると言う事。あの中国は今のところ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.8

アメリカの近代史のエピソードまた映画で学習しました。今回はネットフリックスで。

ほんま日本語ならなんでも漫画で学べるのですがアメリカの近代史はいつも映画で簡単に教えてくれるからハリウッドの「実話に基
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

何という戦争映画でしょう。ほぼ無言。最初からずっと無言。。

英国が恥ずべき、積極的撤退の物語なんだけど、エピソードを淡々の平行に述べることでそれが決して感動的な演出もない。ハードな脱出劇ではあるが英
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ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

2.6

外出制限中にずっとパリの市バスはこの映画の広告が腹に貼られたままで走ってたのを思い出す。

結局劇場公開ではなくアマプラにすぐ来たんだよね。。。

リアルなんだけど、お金を使った割には残念。な気もしな
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別離(2011年製作の映画)

4.8

なんという映画なのでしょう。

別離 une séparation

人生は選択の連続

どう生きるか、どこで生きるか、誰と生きるか・・・

最初は別れかける夫婦の裁判所風景から始まる。服装やたたずま
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

この映画は勇気がいったと思いますよ。ほんとうによくやった。

テーラー業界からウイスキーへ。。

正直、テーラーが世界的ロビー活動をしてるとは想像もできないし、は?それで?どうしたの?みたいな職人の世
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.7

こんなアホアホ映画に我らの王様のスピーチのコリン・ファース紳士を使ってええんかい?的な展開。殺され方がキル・ビル的アメリカの教会ってもう怖すぎ。教会出る直前のコリン・ファースのセリフ最高ね♡


I’
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.5

なんなんですか?この邦題。いい加減にしてー。まじで!!!
お笑いじゃないんですこの映画。みんな軽い気持ちで見るのは逆にいいかもしれない。


マジ泣きするから・・・・・・

ヴァンサン・カッセルってい
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.9

こちらでは評価低いのですが、、すごい好きですこういう老夫婦もの。しかも老夫婦の芸達者すぎて、メリル・ストリープなのかマダムサッチャーなのかわからなくなる。娘が女王陛下のお気に入りとはちょっとびっくりす>>続きを読む

藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

4.1

きれいなビッチの映画は素晴らしいです。

原作は日本語の小説。ソウル近くの平沢港のなんとなくうらびれた光景をうまく使ったビッチ映画。ビッチは途中で出てくるんだけどだんだんビッチの比重が多くなるのがワク
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百貨店大百科(1992年製作の映画)

3.3

皆さんの評価が低いので心配しましたが、フランスのあるある映画で私は楽しめました。あれまんまです。大袈裟もあるけど。おもいっきりパリの日常で。あのビーズの嵐もまんまです。。。

正直こんな感じから30年
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.5

なんて美しい映画なの。。気高い。役者の選択にもブレがない。

こんな矛盾のある映画はみたこともない。この映画も実は私にとっては1987年以来。やっとストリーミングで安心してみることができた。
一度目は
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シティ・オブ・ゴッド(2002年製作の映画)

3.6

南米のマルコス関係ドラマとか映画とか近年多くてちょこちょこ見てきたけど、、これすごいね。。City of God, 。。仏語で見てしまったんだけどなにこの悪い言葉遣い。。こないだの『レ・ミゼラブル』よ>>続きを読む