berryさんの映画レビュー・感想・評価

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千年女優(2001年製作の映画)

4.6

好きな人に会うために千年間生きるように全力で走り続けた女優の話。
鍵の君(CV山寺宏一)の「満月になる前の月が一番好きだ。まだ明日があると希望が持てる」(うろ覚え)というセリフが主人公の生き方を表して
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時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前作でブルーノ・ガンツの隣に立ってクールな表情をしていた天使カシエルが今作の主人公に。とにかくこのカシエル、ダミエル以上に純粋過ぎる。子供のように純粋で優しく、無垢。だから平気で騙されるし、汚い人間に>>続きを読む

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

5.0

誰もが1度は夢に見るであろう、スクリーンの中の登場人物とお喋りをしたり一緒に隣を歩いたりすることを。ウッディ・アレンはそんなオタクの夢をバッチリ叶えてくれた。
映画は人生に夢を与えてくれる。どんなに絶
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リプリー(1999年製作の映画)

3.5

こんなにキモいマット・デイモンは初めて見た。(良い意味で)
超有名な『太陽がいっぱい』のリメイクだけど、前作よりリプリーの同性愛要素が明らかに多い。あの有名なエンディングも原作寄りに変えられていて、あ
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キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

4.3

キルユアダーリン、直訳すれば"君の愛するものを殺せ"という意味だけど、これは作家の中ではよく言われる言葉らしい。どんなに自分が気に入っている登場人物やフレーズがあったとしても、物語を良くするためにはそ>>続きを読む

南部の唄(1946年製作の映画)

4.5

私がこの世で最も愛した映画と言っても過言ではない。これは映画の出来とかそういうことではなくて、私はこの作品のキャラクターからストーリー、音楽まで骨の髄まで好きなだけ。一部の人はこの作品を差別だ奴隷制の>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.5

全セリフが詩のような映画。天使の世界はモノクロで描き、人間の世界はカラーで描く。天使たちはモノクロでしか世界を見れないから色を知らない。天使が人間と恋に落ちるというラブストーリーはよくあるけど、これを>>続きを読む

荒野の七人(1960年製作の映画)

4.2

『王様と私』の王様役のイメージしか無かったユルブリンナーだけど、今作では全身黒ずくめでアメリカ西部を駆け回るガンマン役!これがとてもシックリしていてカッコイイ。
東洋な感じの役が似合うなぁって勝手に思
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ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.5

ドラマ版は自我に目覚めたアンドロイド達の反乱を軸にしたストーリーで深みがあったので、オリジナルであるこちらもそんな深みのある話かと思いきや、めっちゃ怖いユルブリンナーに追いかけられる話だった。
前半、
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モンスターズ・ユニバーシティ(2013年製作の映画)

4.0

前作のジャズ調で暗めの雰囲気とは打って変わって、CGの進化とキャンパスライフを描いてることもあってか、カラフルポップで明るい印象。今作のランドールの描写は多くの人々に刺さるんじゃないか。自分に自信がな>>続きを読む

何かいいことないか子猫チャン(1965年製作の映画)

4.0

名匠ウディ・アレンのデビュー作という歴史的な映画でありながら、彼の脚本はオトゥール、監督、セラーズら3人により彼の許可なしに大幅に変えられたというから、あまり期待すると肩透かしを食らうかも。とはいえ、>>続きを読む

ヘルプ!4人はアイドル(1965年製作の映画)

3.8

これぞ60年代ドタバタコメディって感じ。言うて知らないけど、これと同年に公開された『何かいいことないか子猫チャン?』もこんな感じのバカバカしいコメディだった。どちらにしても60年代独特のファッションや>>続きを読む