あとくされさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あとくされ

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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

とんでもねぇ。

パラレル移動をしまくるのが、なんだかプラトンの想起説にも似た印象を感じさせてくれたな。

マルチバースの世界観をベースに、ぼくたちは新しい人生像を思い描ける、そんな気がしたや。

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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.9

すばらしい大作であった…。

ところどころに、んっ?となる部分もあったけどね。
たとえば最後にドワーフの王とゴブリンの王が戦うくだりがあるんだけど、氷の下に落ちてドワーフの勝ちが決まったかに見えたくだ
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.7

イケメンが増えていき、華がある。

……そんな目線からすると、このファンタジー物語は男性的だ。

女性も登場するけど、目が行くのはイケメンたち…つまり男性なのよ。

そしてイケメンたちを屠らんと邪悪な
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.7

小学生の頃に読んだっけな。

興味深く思ったのは、ビルボがリングを拾ったことを「勇気を拾った」と言ったこと。

リングは欲望や執着の象徴でもあることを思い出すと、ビルボが実際に勇気ある行動ができる理由
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Significant Other(原題)(2022年製作の映画)

3.6

なかなか良い。

監督がここにこれを撮りたい!みたいなポイントが押さえられているのが透けて見えるようで、おおっとなった。

とくにサメの使い方は笑えるポイント。

最後は怖い感じだけど、締まりが悪いと
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とんび(2022年製作の映画)

4.2

阿部寛の人情ものってことで気になりすぎてた映画。

展開は読めてしまえるくらいの王道泣かせ系人情ドラマ。

ちゅーても父親であることの覚悟みたいなものには素直に感動。

阿部寛パパの頑固さとか不器用さ
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ステータス・アップデート(2018年製作の映画)

4.5

 不思議なアプリを授かったイケメンがリア充になっていく。だがイケメンである、である。

興味深いのは、けっこうスピリチュアルな人生の神秘を語っていたりしているところ。自己啓発セミナーにもなってる。しか
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

脱PV映画。

災害文学ならぬ災害映画。

災害後を生きる…生きたことの祝福。

薄氷上の日常。

土地への畏敬。

闇が深ェ女たち。

ヒロインへの腹立ち。



【2回目は、2023/10/01↓
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二重生活(2016年製作の映画)

4.3


論文書くのにどんな方法論とってんだよ!とか思いつつ、哲学修士の女の子の可憐さを楽しんだ。

個人的には冒頭のコンドームのくだりは、彼女が尾行した相手から言われたお叱りの言葉に通じているように感じた。
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.3

震災後におかしくなった。…ふむ。

生活保護を扱った映画と聞いて、興味があった。いつだったか、横浜で水際対策があり、窓口で生活困窮者である若い女性が突っぱねられたとニュースになっていた。そんな権利は窓
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

5.0

四畳半神話大系で熱狂した身としては悶えるほどに嬉しい本作。


樋口師匠の声優が変わってしまったのは残念だけれど、作品としては無類である。


主人公のキレのあるナレーションは神話大系のときと比べてひ
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冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

4.6

胸を抉られるほどの甘ったるさ!(褒め言葉)


ハートが溶けちゃいそうや。


もうね、なんやろね、好き!


離れられない2人!


10年後の約束を叶えちゃうやつマジ反則!


大学時代のピュアっ
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8 Mile(2002年製作の映画)

4.4

ラップへの関心が高まっているなか、晋平太という人の書いた本からこの映画を知る。借りる。見る。うおおお!!!


エミネムは高校時代に聴いてたっけな、って思ってるくらいやったけど、伝説やったんやな。
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.2

何も考えないでグオーっとバトルする神々の勇姿を観る時間!!!

ヤギが見どころ!
小籠包の神も見逃すな!

ゼウスと対面するソーかっけぇ!

日本誕生(1959年製作の映画)

3.9

濃ゆい。

神々に血肉を与えて
情にまみれた姿を見せ
美しく散る花々しく

彼らとの時の繋がりを思わせる。

円谷の特撮表現よい。
八岐大蛇の退治は見ものじゃ。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.4

野生の思考を読んでる斎藤工かっけぇわ。
長澤まさみを愉しむ画。
ウルトラマンの愛はスピリチュアル勢歓喜。

あとは、キューベーを探せ!

ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

4.5

面白くてぶったまげた。

歴代のドラゴンボールシリーズの映画として断トツ1位と言っても過言ではないくらい、傑作。

正しさについて惑うキャラクターズの心境にワクワクしながら、バトルの圧巻さに目を瞠る。
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.5

どぅわ〜、うるわしい!
青春と挫折!挫折したあとにも燦く心意気!生きるってすばらしい!

1984(1984年製作の映画)

2.9

人生経験のために、って感じで鑑賞。

辞書のくだり良かったな。
ふつう、版を重ねるごとに掲載されてる言葉が増えるものだけど、この社会ではそれが逆になっている。版を重ねるごとに辞書の厚みが薄くなっていく
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THEM ゼム/正体不明 THEM(2006年製作の映画)

3.2

まぁ怖い。怖いが、、、入り込めなかった自分が憎い。

突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

4.2

これかなり面白いぞ!

感触としては『シン・ゴジラ』に近いものがあった。

なんちゅーかな、意地の張りたい時代だったんだろうな。

監督・ばんざい!(2007年製作の映画)

2.6

北野武の精神を知りたい方はどうぞ。彼がどんな既視感のなかを生きているか。

たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

5.0

これは感動しちゃうなぁ。『壬生義士伝』と同じ類いの約束された感動だったわ。すばらしい。

最後の「たそがれぇ…」って言う田中泯の凄みもすげぇ。
斬り合いになるまでのドラマもすごい。
男の世界なのよな。
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.9

北野武の処女監督作品だったんか!

時代の空調がたっぷりと効いたハードボイルド。この時代に新宿とかほっつき歩きてぇ〜。そんなことすりゃヤンキーに絡まれてカツアゲされそうな空気感だろうにね。

妹の存在
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超擬態人間(2018年製作の映画)

3.8

グロい。とにかくグロい。音声が聞こえにくいところあり。アラい。

とはいえ、とはいえ、アツい。

擬態人間としての覚醒がなぜ未覚醒の人間を死なしめるのかはちょっとわからなかったのだけれども。

コメン
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ココディ・ココダ(2019年製作の映画)

3.2

なんだっけなぁ、こういうの。既視感がある。怖いのよな、意味不明で。対話不可能な感じの連中とか。なんだっけなぁ。

こうして見ると、日本のホラーって理屈っぽいのかな。この映画みたいなホラー映画って、作っ
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.4

久石譲の音楽と、バカやろこのヤロ〜。

おちんちんしゃぶるエピソード最高に好き。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.6

『アバウト・タイム』で感じた時間を超えた境地の手触りがあった。パラレル、という言葉がもっと胸に広がってくれるようになっている。あらゆるそうありえた可能現実のすべては、そのすべてを照覧してこそ、ソコに行>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

3.7

最果てか、南の島とやら。どこでおっ死んでも客死の運命。

余命10年(2022年製作の映画)

2.4

扱っているテーマは重いものの、見終わってから立ち直れなくなることはない。この点でエンタメ映画。

興味深かったのは登場人物たちが大学卒業しているところ。こうした類いの恋愛エンタメ系の映画って高校生とか
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

5.0

田中泯!

かなり良かった。
踊る体を作るのに農業を選んでいたとは!

肉声も、日常も、姿勢も、
たっぷりと写されている。

土方巽との関係についても話されていて、それも、感興の具合まで伝わってくるよ
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仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル(2022年製作の映画)

4.5

渡部秀いいねぇ。
三浦涼介も良い。
10年前には三浦に対して渡部がやや演技に不慣れな感じがあったけど、10年の月日が箔をつけさせていて、全体的にすばらしかった。

ストーリー展開は、10年の月日を待っ
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仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX(2011年製作の映画)

3.7

3つも4つも映画を観たようなボリューム。

アンクは後々の伏線になっている気配がある。

それと目を剥くほどの美少女が出てくる。可愛い。。

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル(2011年製作の映画)

4.8

ボリュームがえげつない。体感時間と再生時間が一致しなさすぎて笑う。

本編じゃ大人の都合であまり登場しなかったクワガタモードが大活躍。まさに集大成の必殺技を撃つのに貢献しておる。名誉挽回だね(笑)
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仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)(2010年製作の映画)

3.8

大ボリューム過ぎる!

欲望ってネタがとにかく間口が広くて応用範囲も広くてね。ノリノリで地底に乗り込んでいくのなんか笑ったわ。

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.4

Beatlesとの因縁を深めようと思って。不幸なことに、俺はティーンの頃にBeatlesのサウンドにハマれなかった口なのよ。知ってる曲は聴いたけどさ。映画を観て、臨場感のある映像を見て、もっとBeat>>続きを読む