Gamさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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トゥームレイダー(2001年製作の映画)

3.0

美女考古学者のララ・クロフトが、TOMB(墓)をRADER(荒らし)するお話。ハムナプトラ系。
にしても、、ララ・クロフトという名前がカッコ良すぎる。ララ・クロフト、サラ・コナー、トラヴィス・スコット
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ホステル(2005年製作の映画)

4.0

「グロ」の要素だけ有名なシリーズ。
でも、その出発点である本作は、脚本も良い。
(じゃないとシリーズ化しないわよん)

俺みたいな拷問ホラー初心者におすすめ作品。
見やすくって、きもちくって、痛々しく
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.5

愛は、本能との闘い。
健全な愛は、互いの尊厳を保つなかにある。
一方がそれを忘れると、片方の愛情は薄れて、多くのことが許せなくなり、その先に別れがある。

ホーキングは、この「愛のしくみ」を理解しなが
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王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987年製作の映画)

3.5

題目のコピーワークの妙。
「王立宇宙軍」という言語に含まれる、作品の世界観が秀逸。「王朝」などの古き今はなき時代を感じさせながら、SF的要素として「宇宙」という分かりやすくシンプルな要素がある。二律背
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.0

きっと壮大な原作なんだろう。全く話が分からない。美少年がリンチワールドを闘い生きる。それだけが肝。

『イレイザーヘッド』を彷彿させる、悪夢のような創造物が盛りだくさん。異臭と不気味と不快が最高到達点
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第9地区(2009年製作の映画)

3.5

制作費が少なく、出演者はほぼ無名俳優。主人公役も、監督の高校時代の友人だそうです。(wikiより)

南アフリカの泥臭さ・暑苦しさと、
宇宙人のエビみたいなヴィジュアルと、
ゴミ山の第九地区の風景とが
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.0

地球が『猿の惑星』になるまでの物語。

*** 立場の逆転・聡明な動物・仲間集め・支配からの脱出・成敗・愛だけが残る関係 ***

強くて、賢くて、冷静なやつは、
どんな見た目でもカッコいい。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

カタルシスと膀胱の爆発。
生命の命運をかけた、壮大な親子喧嘩。
シンジ・スカイウォーカーの夜明け。
石ノ森ノーラン手塚治虫的なSF物理方程式。

「愛に裏切られ、愛に覚醒する。」
愛情の怖さと強さを両
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アバター(2009年製作の映画)

3.5

出逢うから争い、そして惹かれ合う。

身勝手な美学と生命の哲学との争い。
そこを善悪で描いてしまうのが、
大衆的で残念だけど、メッチャ分かりやすい。

そして、、
本当に見たい映画は、
TSUTAYA
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

オダギリジョーが気怠そうにマヨネーズをかけるシーンが好きです。0.2秒くらいですけど。

死・喪失の浄化描写がユニーク。別れるのではなく、取り込むというか。死の乗り越え方に新しさがあるのも好きだった。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

すっかり大人になっちゃったな。
ピチピチのプラグスーツで興奮しなくなった。

自立と依存で揺れ動く思春期が、エヴァ(母親)に包まれて戦ってるの素敵すぎるよね。
母親のクローン(綾波)に恋してしまうのも
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.5

正義の刺激に惹かれた男。
好きなことを仕事に選んだ人間には、理解出来る気がする。安定こそ不安なことで、不安定に没頭するアドレナリンこそが正義。暴れる牛から降りても、またすぐに求めてしまう。

戦地で妻
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

題名『Phantom Thread』は「幻影の糸」という意味。主人公がオートクチュールの仕立て屋なので、それに因んでます。意外なことに、B'zの『LOVE PHANTOM 』は流れなかった。(そして私>>続きを読む

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.0

自分にも、こんな風に何にも考えてない時代があったなと、思う。当たり前のように誰かに嘘を吐いたり、逆に自分を偽る優しさを知らなかったり。学校っていうのが1つの社会で。全て。その中で起こることは、今となっ>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

3.5

 ロバート秋山の好きな映画。秋山は、迫力爆発アクションシーンの数々に、「映画は、火薬だ。」と感銘を受けたらしい。たしかに、画・音・動きのすべてが気持ち良い。「こいつにはランボーって名前がぴったりだ!!>>続きを読む

幸せのちから(2006年製作の映画)

3.5

幸せになるのって、
こんなに苦しいことなのかと絶望する。

人生はルービックキューブのように難解で、
時にひらめきで前に進むが、また直ぐに手は止まる。

愛と頭脳の面だけは揃っていた主人公は、
富と安
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セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

3.5

分かり合える人間と、分かり合えない人間。

文化と文化のぶつかり合い。
その狭間で産まれた絆。
全てを失った男に活力を与える。

ダライ・ラマの笑った顔が祖父に似ていて困った。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

2.5

登場人物全員がアスペルガー。
ダサダサティモシーシャラメ。
広くて浅い承認欲求エルファニング。

雨のニューヨークがみんなこんなわけないだろ。ニューヨーク人は怒ってもいい。雨も怒っていい。『カフェ・ソ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

俺のトラウマ女優・ヘレディタリーおばさんが出てたから敬遠してた映画。でも、ボンドとスティーブ・ロジャースの誘惑には勝てなかった。

お洒落〜なユーモアが盛り沢山のセンスごり押し映画だったなあ。ダニエル
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東京物語(1953年製作の映画)

3.5

2020年、最後の映画鑑賞だった。

小津安二郎の特有なカットはまあ凄いんだけど、それ以上に、年末・帰省というタイミングで見るには屈指なテーマを持つ作品だったと思う。

家族という関係がいかに脆いか。
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リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.0

「第一次産業への賛美歌」というノンフィクション的メッセージで終わらずに、映像作品として人間哲学まで描いているのが好きポイントです。

最初は前者の映画かと思って、
これがあくまでも虚構であることを少し
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

人の心を育てるのは、
瑞々しい性格と寛容な大人たち。

他人を知るには本が要るが、
自分を知るには本は要らない。

知識は人を惹きつけるけれど、
時に自分自身を見失ってしまう。

教養と無教養、贅沢と
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.0

地獄に順応して、変わり果てていく。

二面性で正気を保っていたジョーカーは、
自らの引き金で理性を殺す。

戦火の子ども達は、
無邪気にミッキーマウスマーチを謳いながら、
戦場を黒く塗り潰していく。
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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.0

北の大地のインターステラー。
過去の約束を果たす旅。
若者は、永遠の愛を見た。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.5

人生は死刑台へと続く長い廊下。

電気椅子に座るとき、何を想うのだろうか。

どんな人間も、愛されながら、憎まれながら死んでいく。身体に流れる電流が、少しでも心地良いことを願って。

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0

彼女に推薦されて観ました。

美術品の些細な差異も見破る老鑑定士が、
人間の偽善と欺瞞に翻弄されてしまう映画。

残る台詞は数あるけれど、
「人間の感情も、芸術と同じで偽装できる。」という黒幕の言葉は
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.5

デヴィッド・リンチが見た、
自らを縛る平凡な日常への恐怖。

若い男のモラトリアムを、
恐怖として映像化した傑作なんだと思う。

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.0

十年前、金曜日の小学生は
まさに「金曜ロードショー」の虜だった。

なかでもSFパニック映画は強烈に覚えてる。分かりやすくて、キャラが濃くて、怖いのにちょっとワクワクするから。『ザ・グリード』とか『イ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

人生は感性と生活の蓄積。
どれだけ自分の見える世界を肯定できるか。
その繰り返しで、歳をとっていく。
愛する存在と共に。

未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.5

絵本のようにキラキラの星空が印象に残った。
星がよく見える日は、その光のひとひとつに”未知との遭遇”が待っている。それがいかにワクワクで、恐ろしくて、どうでもいいことか。

フットルース 夢に向かって(2011年製作の映画)

3.5

パパが「フットルース見て!めっちゃいい映画だから!いまNetflixにあるから!!」って言うから見たけどこれリメイク版なんかぁあい!!おばか!!

でもプロットに惹かれるものもあった。
主人公は両親を
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

ビートルズの同人映画。
ビートルズ好きのやつと一緒に酒を飲みながら楽しむ映画。
難しく考えるだけが映画じゃないって思い出させてくれるアメ玉みたいな映画。

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.0

時代という無機質なものに流された青春。
皮肉なほど美しい音楽と変わらない風景。
心だけが変わっていくことの残酷さが後味に残る。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

クリストファー・ノーランさん、
俺たちのノーランリテラシーの高さに期待しすぎー。隣の女の人寝ちゃってたー。むずかしいー。

メメント、インセプション、インターステラー、ダンケルク。彼が空間と時間を弄り
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel Ⅲ.spring song(2020年製作の映画)

4.0

『Fate』の全てが脳裏に浮かんで、
目の前の物語に自分が突き動かされる感覚。

士郎は好きな女を助けたいがために闘っていたかもしれんが、俺たちファンからしたらそんな簡単な話ではないのだ。
『stay
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.5

キリンジの元ネタ。

「まるで僕らはエイリアンズ」とは、この映画の地球人とエイリアンとの絶対的に分かり合えない関係から着想して、恋人たちの互いを信じきれない姿を歌っている詞である。



嘘である。
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