Gamさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.5

“ありのまま”を肯定する物語

キャプテンマーベル先生です。
彼女との初対面はエンドゲームだった。宇宙からやって来ては縦横無尽に空を飛び回る。そしてサノスの戦艦は木っ端微塵に。サノス、ポカーンって感じ
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ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

3.0

何かを信じることは、自分たらしめる、自分だけの価値観を持っていることの現れで。それが”ユニークなもの”であればあるほど、自分の存在を強く感じられて、人は幸せになれると思う。思うんだが、そこでつい”間違>>続きを読む

プレデター(1987年製作の映画)

3.5

アーノルド・シュワルッ………!!!!

(野生・部族的な性格でありながら近未来装備を駆使して戦うっていう設定がツボ。最後のツェネッガーとプレデターの一騎打ちは、さながら動物の縄張り争いのようで、それが
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

『遊星からの物体X』が大好きな俺は、興奮しっっっぱなしでした。CG不使用の純正グロテスクSF映画。やっぱりこれです。不気味でありながら神秘的っていう矛盾した空気感も、なんだかクセになる。

人間が地球
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.5

クリス・プラットが良い顔をしている。やっぱり頼もしい面構えだよな。大好き。
インドミナス・レックスのコウイカ擬態能力とかアマガエル赤外線無効化能力とかは興奮した。もっと色々やって良かったのにと思う。も
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.5

絶対に分かり合えないからこそ、
許しあうのが愛なんじゃねえかな。
でも、時に理屈じゃないのも、愛なんだな。

007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999年製作の映画)

3.5

イケオジボンドと工藤静香のエロい映画。
「レナード」というスキンヘッドがラスボス。
これといって手に汗握るわけではないが、
良作ボンドだと思う。
ヒロインの科学者がゴールデンラズベリー賞を受賞している
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

今回のジャームッシュはポスターにセンスを全振りしてしまったらしい。お洒落なポスターに騙された人も多いはず。俺もそう。
内容はというと、なんとも中途半端な温度だった。昼とも夜とも言えない世界。ゾンビに焦
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007/ユア・アイズ・オンリー(1981年製作の映画)

4.0

やっぱりシリアスボンドが好き。
過去にラストシーンだけ見たことがあった。
「your eyes only...(あなただけに見せるわ)」と言って美女が裸になるラスト。スケベ小学生だった俺は「エロ!」と
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007/ムーンレイカー(1979年製作の映画)

3.0

『スター・ウォーズ』の大ヒットにより世界的なSF映画ブームが起こった1970年代。もちろんボンドも宇宙に向かった。「全てのボンド映画の中でも、活気のある映画の一つ」と言われているが、辛口のロッテントマ>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.5

無双しかできない最強ヘムズワース。
でもその強さの裏には、
過去から逃げてる心の弱さがあった。

少年の言葉が俺的には名言。
「溺れるのは川に落ちたからじゃない。
沈んだままでいるからだ。」
15歳で
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LIFE!(2013年製作の映画)

2.0

これは久しぶりに、
どんなに努力してもハマれない映画だったや。
「いや、まだ分からん…!」と微かな希望に
期待しているうちに、気づいたらエンディング…って感じ。みんな絶賛してたから残念すぎる。
不可解
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

「君は僕よりずっと良い人間だ。
だから君といると僕は良い人間でいられる。」

愛を知る者のみが共感できる言葉だなあ。
尊敬と自己犠牲と理性的な感情が愛には不可欠なんだと分かる。

それだけの映画です。
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

ボンドがすぐ女を抱きすぎて困っちゃう。
未亡人あんなすぐに抱いちゃうかな。お墓の旦那さんもビックリだぞ。
レアセドゥもエロくていい女でヴェスパーに似た雰囲気で恋に落ちるのも分かるんだけど、その過程をも
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.5

もはやマティーニを飲む暇もない。
シリアスボンドの始まり。
ハリーポッターで言うなら『アズカバンの囚人』みたいな。

美女と野獣(1991年製作の映画)

3.0

けっきょく美女と美男子の愛ばかりが注目されてしまう、この作品でそれに絶望したギレルモデルトロ監督は『シェイプ・オブ・ウォーター』を作ってアカデミー賞を受賞した。

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.5

「カミーユが女の名前で何が悪い!」
Zガンダムのラスト5分は最高傑作だった。

ボンドの復讐の手引きが名言。
「(引き金を引く前に)深呼吸をして。一発でいい。一発で仕留めろ。」

カジノロワイヤルの後
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.5

受け継がれたジェームズボンド像の伝統をブチ壊して新たな歴史を作った覚醒の一作や。

主題歌もすげえよな。マジで勝利する5秒前って感じでカタルシス爆上がり侍になる。

男はダニエルクレイグになりたくて、
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.5

去年の夏、父親に「人生でいちばんの映画は何?」って聞いた。すると父は
「ひまわりって映画かな。」って言った。
そして遂に見た。
俺は思った。
なんでこんな悲しい話が好きなんや。
笑っちゃうくらい悲しい
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.0

女子がよく怖がってる映画。
ニナ(ナタリーポートマン)は親の圧迫によって自分の欲求を抑え込み社会的な自分を維持していたが、主役を得るためにあらゆることに手を出す過程で自分を解放することの愉しさを知る。
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アス(2019年製作の映画)

3.5

コワスギ!!自分たちと同じ顔した狂人家族が襲撃してくるトンデモない設定。よく思いつく。「ジョーダンピール監督、ジョーダンじゃないよぉ〜」って昔のラーメン二郎の店主は間違いなく言ってるだろうな。
予想通
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.5

宮崎駿に育てられた日本男児は数知れず。
幼き少年の俺はこの「魔女の宅急便」に夢中だった。もう何回見たんだ。たぶん26回くらいは見てるぞ。その反復経験は幼児期の俺のDNAを刻み尽くした。キキが牛に足を舐
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

グランドブタペストホテル。グランド、ブタペスト、ホテル。いやあ語感が良すぎるだろ。何回でも言いたいわ。監督のウェスアンダーソンは着想の段階で東ヨーロッパの文化から影響を受けたことから「ブタペスト」とい>>続きを読む

ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.5

途中に現れる選択肢を選んでいくことで自分たちで未来を決めることができる、『メタルギア』の小島秀夫監督がインタビューで紹介していた秀逸な映画。ゲームと映画の違いは受動と能動だと昔から俺も思っていたけど、>>続きを読む

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

3.5

寅さんの実母のお菊が、寅さんを「脳なし」など酷く貶したことに対して、さくらが怒るシーンがある。しかしお菊はさくらに反論するでもなく、泣き、さくらの愛に「おおきに」と感謝する。その姿は紛れもなく一人の母>>続きを読む

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.5

なかなかハードボイルドな導入。文学的な寅さんを感じた。

ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

小学生の頃から、このおじさんの泣き顔ジャケットはよく覚えていた。いわゆる映画の泣き顔じゃない、人間が本当にやるせなくて泣く時の顔。結局それこそがこの映画の肝というか、トムハンクスの絶妙な演技が最高。不>>続きを読む

男はつらいよ 望郷篇(1970年製作の映画)

3.5

『男はつらいよ』の様式とお決まりの展開は崩さずに、寅さんの生き方や人間性を描こうとした作品。ただのコメディ映画で終わらせず、長いシリーズとして走り出したことが分かる。
★3.5★
タイトル ★★★☆☆
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.0

総合   ★3.1★
タイトル ★★☆☆☆
最初   ★★★★☆
話    ★★★☆☆
笑い   ★★★★☆
寅次郎  ★★★☆☆
ヒロイン ★★★☆☆
男    ★★☆☆☆
最後   ★★★★☆
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

3.5

総合 ★3.4★
タイトル ★★★★☆
ストーリー★★★☆☆
寅次郎  ★★★★☆
ヒロイン ★★☆☆☆
終幕   ★★★★☆
エンディングが名シーン。

「フーテンの寅」は寅さんの口上で聞き慣れた文
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.5

昔ながらの東京の風景。字幕がないと理解できない早口台詞。永遠のテーマ曲。無限にフラれる寅さん。俺はもうこの世界の虜だ。心が窮屈になったら、この映画を見る。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

若き老いぼれのベンジャミンがピアノを教わるシーン。「上手くやろうと思わないで。感じるままに弾くの。」って台詞が好き。ピアノだけじゃなくて人生のあらゆることに通じそう。
誰もが老いていくのを嫌がるけれど
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

3.0

部屋で一人で見てたんだけど、ラストは思わずマジかと声を出してしまった。笑った。アンチウイルスシステムは一番笑ったよ。端折りすぎで急な展開は仕方がないと思っていたけれど、最後の最後であんな展開を持ってく>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

ジョーダン・ピールさんは今作で初めて映画を監督した。ジョーダンきついよな。
監督は元々はコメディアンの方らしい。言われてみれば確実に、ユーモアとホラーとの共通は感じられた。「笑い」とは予想外に不自然な
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A.I.(2001年製作の映画)

3.5

この映画に共感できる人はヒトじゃない。1000年後とかに寿命を持つ人類が死滅したとして、泣ける映画ランキングなんかあったら、この映画が1位かもしれないな。それぐらい怖いし、ありきたりではない要素をもつ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.5

「マンソン・ファミリー」によるハリウッド女優(俳優)のシャロン・テート殺害が描かれている。って聞いてたので、正直ちょっとビクビクしていた。ダコタ・ファニングが出てきたシーンなんか超怖かったよ。ブラッド>>続きを読む