Moiaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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サブカルを愛する若者ってこんなにもイヤな感じがするんだな……と思って改めてゾッとした……と思ったが、ゾッとしたのはサブカルを愛する若者ではなく彼らの心情として語られるモノローグだった、サブカルを愛する>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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セリフも映像もポエティックなため、原作未読でありクラシック音楽門外漢のわたしはすぐに置いて行かれてしまうのではないかと思ったけど最後まで夢中になれたのでよかった。それもキャスティングがすばらしかったお>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

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今年も恵方巻きを食べながら静かに映画を観ることにしました。

へ〜仙台だ〜!と思ったら伊坂幸太郎原作で納得。地味な映画だし小さくまとまってる感がすごいが、登場人物はみんないい。市井に生きる原田泰造さん
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

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女と男ってだけでとりあえず恋愛関係にさせちゃう感じは日本の映画の悪いとこ出てまっせ〜〜〜〜と辟易したが、無愛想で、暗く、まっすぐで、気が強く、生真面目で、化粧っ気もなく、世間的に"女子力が低い"とされ>>続きを読む

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

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親を反面教師としてずっと生きてきたのに気づいたら自分がかつての親にめちゃめちゃ似ているの、最悪な気分になりますよね。かつて『ドリーマーズ』という微妙な映画で「誰もが自分の親はダサくて祖父母はめちゃクー>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

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他人の〈若さ〉にそんなに執着するものだろうか、、?と女性に対するステレオタイプみたいなのが気になりあまり乗り切れなかった。そのため最後のセリフもまあそうだろうね……としかならなかったが、顔も覚えていな>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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あまりに評判がよく、あまりに友人たちに勧められるので見に行きました。中学だか高校だか忘れたけど、クラス中でさまざまなマンガの貸し借りをしていた時期に当然のようにスラムダンクもあり夢中になって全部読んだ>>続きを読む

サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

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普段から俳句をつくっているので観ました。アニメは苦手なのだけれど、なんというかゆったりとした余白があり、絵柄も好みであり、そして主演ふたりの声がものすごくよく、最初は引き込まれた。しかし俳句を含むあら>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

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主にテッド視点なのでテッドに感情移入してしまいそうになるが、当初の彼の行動やあまりに短気な性格を思えば、ジョアンナにとってつらい結婚生活であったことは容易に想像できるのでみんなジョアンナを責めないでほ>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いやちょっと!ブノワブランさんのパートナーが出てきた瞬間うれしくて叫んじゃった!『アウターバンクス』の彼女が今作でゴージャスな女の子として出てきたのもうれしかったな
前作のウソがつけない女の子もそうだ
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

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いやすごい、がっつり怒りのデスロードにオマージュ捧げててすごいびっくりしました。オーストラリアを舞台とした映画でジョージミラーの作品にオマージュ捧げるって趣味よすぎだし、しかもみさえやインディなど女性>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦(2011年製作の映画)

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年末なので家族でしんちゃんを観ました。しかしずっとオナラの話で、90分丸々オナラなのでさすがにちょっとな〜となるし、正直しんちゃんの女性に対する性的視線等が少々しんどくなってきて昔に比べると全然笑えな>>続きを読む

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

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続けてこちらも観ました 今作は犯人がわかりやすかったがやっぱりなんかめちゃめちゃ面白い、というか好きだな〜〜 やばカップルのやばさをしっかりやばく描いていて笑っちゃったわよ まあやばすぎるのでわかりや>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

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アガサクリスティ、小学校のときに母親の実家に行くたびに何冊も持って帰って読んだ思い出があるけど、正直ほとんど覚えていないので新鮮に楽しめました。こんなにもすごい俳優が揃っていることこそがこの事件のネタ>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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アンドーに手こずりなかなか観に来れなくてすみません!!ようやく観ました!!(以下ネタバレあり)










が、ひたすら女たちがかっこよく、サイコー‼️‼️‼️となる一方で、物語としてはちょっ
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

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ディズニープラスを見ていたら出てきて、キャストがあまりに豪華なのでどういうこと?!もう少し話題になっていてもいいのでは?!と思いながら観たら盛り上がっていない理由を理解しました。ウェスアンダーソンワナ>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

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ありがとうございますありがとうございます、マーベルからの最高の贈り物だよ〜〜〜!!!🫶🫶🫶🫶🫶 まさかここでもパパヨンドゥの想い出が語られると思わず、うっかり泣いちゃった……みんなだいすきヨンドゥ……>>続きを読む

トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

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激良いんですが‼️⁉️‼️⁉️ストーリーは完全に少女漫画の王道で、何もかも見たことあるんだけど、ふたりの掛け合いのテンポや語彙がめちゃめちゃ面白く普通に笑った
てかヒューグラントって本当にロマコメの神
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RRR(2022年製作の映画)

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ずっと気になってはいたものの3時間という上映時間にひよっており、しかし誕生日の夜に見知らぬ街で何をしようかな、と考えたとき、そういえば数年前の誕生日にもパリでひとりで長尺映画(インターステラー)観てた>>続きを読む

秘密の絆(1997年製作の映画)

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男の勝手な決断や思い込みで女たちは傷つき、金持ちの言葉で貧者の人生が狂わされていくのでめちゃ胸糞。長らくミソジニー拗らせてたわりに女に夢中になってしまい相手の父親に1本どころか2本ほど取られさらに弟に>>続きを読む

ハピエスト・ホリデー 私たちのカミングアウト(2020年製作の映画)

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マライアキャリーが「It’s tiiiiiime」と宣言していて、そうかそんな時期か、と思いホリデームービーを観ることにしました。が、正直ホリデーのハッピー感は計5分くらいしか感じられないです
予想は
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

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このあいだ『バッドガイズ』(最高)を観てオーシャンズシリーズみたいだな、と思ったもののこれを観てなかったと気づいたので観ました。
ブリンブリンなメットガラを舞台に女たちがそれぞれの特技を生かし協力して
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ロイヤル・セブンティーン(2003年製作の映画)

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ヒューグラントとジュリアロバーツが出ているラブコメを観たいなと思い何度目かのノッティングヒルの恋人を観ていて、これって世界最高のラブコメじゃん……と気づいてfilmarksのマイベスト映画ランキングを>>続きを読む

迷い婚 すべての迷える女性たちへ(2005年製作の映画)

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サムネのマークラファロがソーキュートで観ました。冒頭からマークラファロが婚約者として最高すぎて抱きしめたさしかなかったんだけど、マリッジブルーってやつはこのマークラファロでさえも霞んでしまうほどの厄介>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

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最近エスペランサ スポルディングをよく聴いているので観ました。
割と若い頃から人生の目的とか生きがいとかそういうものに対して、そんなもんあってたまるかよ〜!みたいな冷めた気持ちで生きてきたので、正直ミ
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トップガン(1986年製作の映画)

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近くの映画館のサイト見てたらまだマーヴェリックが上映されていることを知り、じゃあ見ておくか〜と思って見ました。
空中戦は『戦艦ポチョムキン』を想起させる、お手本のような潔いカット割で興奮しました!あと
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アメリカ炭疽菌事件と犯罪科学捜査(2022年製作の映画)

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みんな大好きクラークグレッグが出演しているので飛びつきました。ドラマパートの再現性は高そう。ただ、事件がもやっと終わっているので作品としてももやっと終わっており、もやもやするばかりです。しかし9.11>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

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アサ・ニシ・マサ……… 全編通して影の使い方がバチッと決まっておりかっこよく、夢と現実の行き来もスムースでイケてる〜〜!となったけど、グイドが人間としてヤバすぎて何度か普通に笑っちゃったわ、惚れた女た>>続きを読む

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

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ホラー苦手で全然観ないのでめちゃめちゃ怖いかとかなり身構え、OPあたりはたしかにその通りだったのだけれど、割とすぐにコミカルであることがわかり、エルサとの対話あたりで全然怖くなくなった ホラーは語りす>>続きを読む

バッドガイズ(2022年製作の映画)

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冒頭のカーチェイスだけでも映画館で観る価値があると思いました、スタイリッシュで荒唐無稽。アニメはこうでなくちゃな!!
ズートピアを観ていたのでキツネ出てきて喜んじゃったし、あとはなぜか映画館を出るとき
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ズートピア(2016年製作の映画)

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大好きなA.B.C-Zの河合郁人さんが吹替に抜擢された映画『バッドガイズ』が金曜から公開されましたが、その準備?のために観ておいたほうがいいかなと思って観ました。
偽善や偏見を容赦なく指摘するのでひぇ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

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正直推理モノとしてはよくみるような設定なんだけど、細部が現代的でおもしろかったし、キャプテンアメリカではないクリスエヴァンスと007ではないダニエルクレイグが見られて楽しかったです
現実の裕福な老人が
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

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翻訳が好きなので観ました。しかしギリシャとかハンガリーが入るなら絶対日本入るんじゃない?となってしまったのは贔屓目でしょうか。
最初はこんなにも本格ミステリーだなんて思わなかったので、途中までテンショ
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リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

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十代の怖さをポップに仕上げていて怖すぎました ローティーンの頃の残酷さは自分も思い当たるので心が痛くなったけど、女たちが連帯できてよかった………ほんとに……
ただ女たちが確執を乗り越えて連帯し、家父長
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

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王家衛作品をはじめて映画館で観たので、なんかもう画のキマり具合だけで涙が出てきた
イグアスの滝のランプシェードが映るファーストカットから本当に圧倒された 病院から帰るときのタクシーのショット、キッチン
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