まかおさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

まかお

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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

もっと冒険するのかと勝手に思ってた。
最後の展開以外はめちゃくちゃ平和な日常の話。

せっかくできた友達に急に冷たく接してしまうの、正直かなり共感できるんだけど、この手のファミリー向けアニメ映画の主人
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原爆を完成させて落とすまでの話より、それ以降に起こる赤狩りの話がメイン。
そういう話なんだ…ってこの感覚は『ハドソン川の奇跡』に似てる。

原爆投下後のオッペンハイマーの苦悩を上手く描いていて、反戦映
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.0

ジョーカーと同じ監督が撮ったとは思えない。
この頃のスター性の欠片もないブラッドリー・クーパーは逆に新鮮。

エンドロールで流れる写真を映像として途中で入れてくれればよかったのに…と思った。

Can
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

未曾有の社会問題とそれに伴う大人たちの対応によって青春が奪われそうになる…という今日的なテーマ。

現時点ではかなり謎が多い。
途中で凰蘭が見た小学生時代のヴィジョンは何だったのか…
実際に起きた出来
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花様年華(2000年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

全然良さがわからなかった…

最後まで一線は超えずにいくのかと思ったら、ラストで子供ができた的な展開…

時間の経過がわかりやすく提示されないから、集中して観てないとちょっと混乱してしまう。
のわりに
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

3.2

主人公がボクシングを"家族を食わせる手段"や"庶民を勇気づける手段"としか見てない気がして、競技自体への愛は全く感じなかった。

アツいスポーツ映画というより、働くお父さんの奮闘ものに近い。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.6

ホテルに残らなかった従業員、団結を怠る客、そしてテロの実行犯たち。
映画内の登場人物を誰1人として完全な悪者にしない。

だからこそ、正体不明の首謀者に対するやるせない怒りが残り続ける、かなりモヤモヤ
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

とりあえず有村架純が可愛い。

"頑張ってもどうにもならないこともある"に対するアンサーがいまいち得られなかった。

試験中のトイレのくだり、笑っていいシーンなのかわからない。
あれで文学部落ちちゃっ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

デヴィッド・バーン、ユーモアを交えながら政治的なメッセージを訴えるところとか、スパイク・リーがこの人をリスペクトしてる理由がわかる。

この無機質なステージセットでここまで魅せられるってすごいな。
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タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

4.0

スティーヴン・スピルバーグ×ピーター・ジャクソン×エドガー・ライトでタンタンの冒険を3D化するという変な企画。

普通にアドベンチャー映画としてかなり楽しい。
後半の長回しチェイスシーンの迫力がすごか
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パブリック・エネミーズ(2009年製作の映画)

3.1

撮影がしょぼい気がする。
銀行強盗や脱獄シーンの臨場感が足りない。
ダークナイトってすごかったんだな…

強盗側もFBI側も悪人に見えちゃうから誰を応援したらいいかわからなかった。

ジョン・デリンジ
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鯨の骨(2023年製作の映画)

1.0

何者かになりたかった少女が独自のカリスマ性で自分や他人の人生を狂わせていく的な、いかにもあのちゃんっぽいテーマ。

明日香を追ってる人たちの雰囲気がまんまあのちゃんのオタク。

あのちゃんのファン向け
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

意図的なんだろうけど説明少なすぎ。
解説なしでストーリーを理解するのはほぼ不可能。
有名な俳優ばっかり出てるから逆に役名が覚えられない…

最後のコリン・ファースとマーク・ストロングが切ない。
ゲイリ
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Ray/レイ(2004年製作の映画)

3.5

ドラッグやったり浮気したりレーベルと揉めたり、アーティスト伝記映画のベタが詰まってる。

レイは盲目で生き方が限られているからこそ、音楽を大切にしていかなきゃいけない。

息子を手取り足取り助けたりし
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天気の子(2019年製作の映画)

2.0

大多数の人にとっての幸せが自分にとっての不幸せだったらどうする?という問いに対する答えがこれはさすがに自分勝手すぎる。

自然災害で失われる命もあるって君の名は。で描いてたはずなのにな…

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.5

夫がいなくなれば何者でもなくなってしまうファーストレディの役割を最後まで全うした女性。

この人がいなかったらジョン・F・ケネディはとっくに忘れ去られてたかもしれないのか。

元がすごく地味な話なので
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

面白かったは面白かったけどこれ本当に完結する…?
ヴィルヌーヴはもうこのシリーズしか撮らない気なのかな。

色んな登場人物の思惑が交差しすぎてて頭痛くなるけど映像がすごいから観れちゃう。
お母さんとガ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

思ったより社会派で思ったよりアクション。
遠距離攻撃強いの完全にホークアイじゃん。

理不尽な司法を逆に利用するような決着のつけ方はどうなのかな…とは思った。

エリザベス・オルセンのやる気だけあって
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エディット・ピアフ愛の讃歌(2007年製作の映画)

3.2

色んな時期のエディット・ピアフが出てくるんだけど、マリオン・コティヤールの演技とメイクの技術で全部その年齢に見えるのがすごい。

あんまり興味ない人の伝記映画は観るもんじゃないな。
とりあえずインセプ
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.7

樹木希林が怖いとは聞いてたけど2種類の怖さだった。
まず蝶のとこは普通に怖い。

もっと怖いのがよしおくんを呼び続ける理由。
性格悪すぎ…って思っちゃうけど自分の子供を失ったらそうなるのかな。

ほぼ
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.3

元の話は全然知らなかったけど面白かった。
"平和のために殺す"ことなんてあってはいけない。報復は何も生まない。
対テロ戦争の時期に公開したのはそういう意図があるはず。

この題材をここまでわかりやすく
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.6

主人公が想定の範囲内でしか常軌を逸してくれないので、少し物足りなさを感じてしまった。

まともな人間が1人もいない映画が個人的に好きだから、たまに正論言う登場人物がいると萎える。

ジェイク・ジレンホ
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.1

ドラマにもコメディにも振り切れてない。
静かでのんびりした、まさに田舎みたいな映画。

主人公の気持ちもわかるけど、さすがに既婚者に近づくのはイカれすぎてる。
シャーリーズ・セロンの演技は良かった。
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マルコムX(1992年製作の映画)

4.0

スパイク・リーの映画は一見過激だけど、いつも平和的なメッセージが込められている。

人を敬うことで自分自身を敬えるようになる。
宗教って争いを生みがちな概念だけど、世界平和を実現する手段として必要なも
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メガマインド(2010年製作の映画)

4.0

結末それでいいの…?感はあったけど全体的に良い映画だった。
怪盗グルーのギャグ超強め版。

悪党にだって悪事に走ってしまう理由があるし、誰だってやり直せる。
"褒められるのに慣れてない"ってすごい共感
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.9

撮り方も音楽もずっと気持ち悪い。
ヨルゴス・ランティモス作品の不気味な雰囲気はもはや安心感すらある。

ストーリーはまぁそうなるよね…って感じで、衝撃度はそこまでだった。
目には目を、歯には歯を。

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

2.0

ノアの方舟を映画にしただけってこと…?
日本でいうなら桃太郎を現代で実写化するみたいな感じかな。

ダーレン・アロノフスキーが描く宗教的なテーマはわりと好きなんだけど、これはあまりにもひねりがなさすぎ
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

1作目はほとんど覚えてないけどこれは面白かった。
1シーン1シーンが長いうえに静かなんだけど、退屈になりそうでならない。

記憶の専門家みたいな女の人がキャラクターとしてすごく魅力的。
と思ってたら、
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

誇張しすぎたドゥ・ザ・ライト・シング。
登場人物たちの他人種に対する被害妄想がひどすぎる。
実際アメリカ人ってこんな感じなのか?

良い話っぽく終わってるけど、黒人を撃ってしまった若い白人警官はその後
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.0

倫理観を問われる重い映画かと思いきや、"努力は報われる"的なシンプルな話。
ジュード・ロウは全然報われてないけど…

近未来感がいまいちなくて普通にSFとして全然面白くなかった。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.2

移民にも貧困にも障害者にも優しくない社会。
「見るべきものがある?」とセルマは歌う。
この映画を「見なきゃよかった…」と思っている人はトリアーの思うつぼなのかもしれない。

でも本当に見なきゃよかった
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ハンナ(2011年製作の映画)

3.0

ジョー・ライトの雇われ監督感がすごい。
人間兵器の無双アクションとしても、森で育った少女が外の世界に触れる物語としても雑。

父親の目的もよくわからなかったな。
本当にハンナのことを愛してるなら普通に
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レインマン(1988年製作の映画)

3.8

この頃は自閉症って言葉がそこまで広まってなかったのかな。
良い映画だけど、血縁ありきの友情って感じがして手放しで感動できなかった。

カジノに連れていくのも、兄を利用してることには変わりなくない…?

君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ずっともどかしい。
画面を割って入りたくなる映画。
大切な人も景色もいつ消えてしまうかわからない。
人生なんて、あのときこうしておけば…の繰り返し。

RADWIMPSの音楽の使い方も、悔しいけど涙腺
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俺たちニュースキャスター(2004年製作の映画)

4.2

女性の活躍で権力が弱まってしまう白人男性の悲哀を描く。
2004年にこのテーマってかなり進んでる気がする。

アダム・マッケイ監督の映画は風刺の毒が強くて大好き。
スティーヴ・カレル演じるブリックのそ
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

登場人物全員イカれてる。
エイダがベインズを好きになった理由がわからなすぎた。
娘はませてるのかピュアなのか…
旦那はそれまで気性荒い素振り全くなかったのに急に夢の指切り落としちゃうし。

正直テーマ
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