MyYouMeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.7

ハビエル・バルデム演じる冷徹な殺し屋シガーの暴力描写、ビジュアルも含め圧倒的存在感がとにかく強烈。彼が殺傷力の高いエアガンチックな武器で人体やドアの錠を吹き飛ばすというインパクトたるや。
次から次へと
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かけがえのない人(2014年製作の映画)

3.6

『きみに読む物語』に雰囲気がちょっと似てるなと思ったら、やはり同じ作者のラブ・ストーリーだったのね。あちらよりは本作の方が若干好みかな。

恩人の死を期に20年ぶり(本当は21年ぶり)に再会するかつて
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

バスケ界のスーパースター、マイケル・ジョーダンのためにデザインされ、たちまち社会現象にまでなったナイキのバスケットシューズ “エア ジョーダン” の開発ストーリー。

今では考えられないけど84年当時
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.7

1年近く前にBS松竹で放送されたものを録画鑑賞。
デニス・ルヘインのサスペンス小説の映画化でベンアフ初監督作品。少女の失踪事件を捜査することになった探偵が真相に迫るうちに意外な事実に直面する、シリアス
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.6

オクラホマ州スティルウォーターで暮らすブルーカラーの典型的な保守系アメリカ人男性ビルが、フランスのマルセイユで逮捕された娘の無実を証明するため現地に留まり奔走する、なかなかに硬派な雰囲気のサスペンスド>>続きを読む

バッド・スパイ(2018年製作の映画)

3.5

1年ほど前にWOWOWで録画しておいたものを鑑賞。
良くも悪くもガールズ・スパイ・コメディーお約束満載の王道だしケイト・マッキノンはいつもの調子なのでこれといって新鮮味とか意外性はないのだけど、その気
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

3.7

1961年、実際にイギリスで起きた絵画の盗難事件がベースのヒューマンドラマ。要所要所でスプリット・スクリーンや過去の実録映像を多用し、終始軽妙なタッチで描かれる。

高齢者が公共放送であるBBCにお金
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.2

公開前にイオンシネマ新潟南の試写会にて吹替鑑賞。面白かったので公開後改めてユナイテッドシネマ新潟で字幕版も鑑賞することに。

アクションファンタジーのセオリーが盛り盛りでとても楽しかった!D&Dって『
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.9

『Tomboy』とはお転婆やボーイッシュの意味。新しい土地で新しい友人たちと“少年ミカエル”として関わろうと試みる少女ロールのひと夏の物語。
子供時代の心の機微、特にアイデンティティの混乱という繊細な
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

3.9

冒頭でどこからともなくクリストフ・ヴァルツがやって来て初対面の相手をビビり散らかすタランティーノ作品にハズレなし(2作品しかないけど)って事で本作もわりと好みだった。歯医者で賞金稼ぎのキング・シュルツ>>続きを読む

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.6

全ドイツ人女性が好むとされる恋愛データを学習し、更に個々のニーズに完璧に応えられるようプログラムされた高性能AIアンドロイド。キャリアをかけた研究資金と引き換えに、アンドロイドとのパートナー実験に渋々>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.0

怪作にして傑作と名高いフランス発のサイケデリックアニメーション。以前Eテレだったかでチラッと観たことはあったのだけど、今回初めて通しで鑑賞。とにかく強烈、でもどうにも引き込まれてしまうしすごい好き。こ>>続きを読む

レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.6

ブレイク前20才のフローレンス・ピューの力強い眼差しが印象的なサスペンススリラー。

17才で裕福な家に嫁ぎ、厳格な義父と愛のない夫の家である英国片田舎の屋敷に閉じこもり退屈な生活を送るキャサリン。部
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.9

WOWOWにて。
ロシアの反体制派、反プーチンとして立ち上がりそのカリスマ性を恐れたロシア政府から命を狙われたアレクセイ・ナワリヌイ。
彼は勇敢なリーダーでポピュリズム的であるがゆえ“自由の象徴”とし
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

あまりにも理不尽でやるせない思いしか残らないのが戦争映画というジャンル。けして得意な方ではないけど、それでも現在の社会情勢を鑑みて、また各種映画賞の影響もありやはり今あえて観ておくべきかなと思い至り鑑>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.2

映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグの半自伝的映画、というかご本人がおっしゃるように本作は御大自身の記憶であり極めてパーソナルな作品。派手な演出はなくても作り手の巧さが随所ににみられ、やっぱりスピル>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

物語のテーマは至ってシンプルでストレート。人生の悲哀や可能性をマルチバースに乗せてひたすら全方位のカオスを突っ走る、異色の娯楽エンターテイメント。
本作が今年のオスカー最多ノミネーションだというから、
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.7

祝MCUフェーズ5開幕。
インフィニティサーガのフェーズでは、単独作品の規模やヒーローとしての存在感やカリスマ性はそれほど大きなくはなかったかもしれないけど、実は何気に重要な役割を担っていたアントマン
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.9

『アントマン』単独シリーズでは2作目が1番好き。
キャシーと宝探しごっこするところも自宅軟禁喰らってひとり遊びに講じるところも、量子世界と通信中にジャネットがチャネリングしちゃうところも、とにかくスコ
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アントマン(2015年製作の映画)

3.9

MCUの中でも色んな意味で文字通り“ミニマム”な単独シリーズ1作目。身体が大きくなったり小さくなったりしながらのアクションが小気味良くて楽しい。
元々コメディ俳優気質のポール・ラッドと3アミーゴスのコ
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.9

公開時に劇場鑑賞済み。
冒頭のマーベルロゴと現実にリンクするような描写でやはり泣いてしまった。
チャドウィックとティ・チャラへの敬意にあふれたアバンタイトル、さらに亡き国王に代わり王位に付いた女王ラモ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.8

劇場公開時に映画館で鑑賞。

自然豊かなアフリカの裏側に隠された近未来都市ワカンダ王国の圧巻の世界観、追放された同族の復讐劇や黒人ヒーローだからこその独特のストーリーライン、個性豊かなキャラクター、チ
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.8

イオンシネマの試写会で新潟西にて鑑賞。
前作を遥かに凌ぐドキドキワクワク感とクオリティー、本作が欧米でヒットしているのも納得の面白さ。おとぎ話ファンタジーとしても冒険活劇としてもとても秀逸だった。
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.5

続編の試写を観る予定なので予習も兼ねて。
『長靴をはいたネコ 』といえば東映のキャラクターを思い浮かべる世代だけど、ドリームワークスの同名アニメ作品は『シュレック』シリーズのキャラクター、猫のプスが主
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.6

大御所監督たち自身の幼い頃の映画体験を元にしたような、当時のカルチャーや映画界へのラブレター的なノスタルジック作品がここ数年特に連発されてるけど、本作もそういった流れに乗じた作品。
1980年代初頭、
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.5

結婚して郊外でマイホームを持ち夫は外で仕事、妻は家で家事育児という1950年代当時のごくごく一般的な“幸せな夫婦像”。その固定概念に疑問を持ち息苦しさに気付いてしまった妻と、仕事や生活に多少の不満があ>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

5.0

とうとう『タイタニック』念願の劇場鑑賞。夢が叶って嬉しい。
個人的な事情でいえばちょうど1人目の子を出産した年だったので、とても映画館どころではなかった1997年当時。
いつだったかに日本での劇場上映
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

日本公開時に劇場で鑑賞したけど、なんとなく再見。
黒人差別の描き方がどことなく白人目線なので、本作のオスカー作品賞の受賞に関して納得いかない勢が多いのも理解はできる。一方、随所で人種差別を描きながらも
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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

3.6

10年以上も経てば時代も変わった事だし、ブリジットも少しは成長して変るかなぁと思ったけど、やっぱり根本的には変わってなかった。相変わらずドジで明け透けだけど、なんだか憎めないブリジット健在。
マーク・
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スーパーノヴァ(2020年製作の映画)

3.7

静かでロマンティックでやるせない、大人のラブストーリー。
わざわざ「これはLGBTQ映画」とカテゴライズするまでもない、至って自然で普遍的なテーマであり、だからこそ心に染み入る描写が多かった。

タイ
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.7

『オズの魔法使い』のドロシー役として子供の頃から芸能界で活躍したジュディ・ガーランド。
しかし晩年の彼女のキャリアは輝きを失い、私生活も不安定で苦悩と葛藤の日々だった。
それでも最後まで“客との間に生
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.8

政治風刺が聴きまくったブラックコメディーかと思えば、ヒトラーが街で一般の人と対話するシーンはドキュメンタリータッチというちょっと不思議な作風のドイツ映画。

確かにヒトラーを好意的に描いてるようにも見
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ポンペイ(2014年製作の映画)

3.4

ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウ役で一躍時のスターとなった頃のキット・ハリントンが主演の歴史アクション。
ディザスターパニックとしてはちょっと惜しい。

ジョン・スノウの時は北の雪深
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ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

3.7

マペットクリエイト界の巨匠、ジム・ヘンソンによる珠玉のファンタジー作品。ずっと観たいと思ってたけどやっと鑑賞できた。
私が『セサミストリート』の中で長年愛してやまないキャラクター“カーミット”の生みの
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

「人生なんて死ぬまでの暇つぶし」
そんな諦めの境地に至ってしまうほど、大自然以外に取り立てて何もなく、歪んだコミュニティが形成されているアイルランドの架空の孤島、イニシェリン。

ある日突然、片方の一
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エディット・ピアフ愛の讃歌(2007年製作の映画)

3.6

WOWOWやBSなどで録画して未鑑賞のまま、数年来HDDに溜まりまくった映画をせっせと観て容量を空けよう期間中。

ピアフについては有名なフランスのシャンソン歌手で、超名曲 ♪愛の讃歌 や ♪La V
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