むーびりあんさんの映画レビュー・感想・評価

むーびりあん

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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.9

週刊少年ジャンプに連載されていた「るろうに剣心」の、OVA作品「追憶編」を実写化した映画。

「緋村剣心」がいかにして「人斬り抜刀斎」へと変貌していったのか、そして頬の十字傷がどのようにしてついたのか
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シライサン(2020年製作の映画)

2.3

良くも悪くも、低予算で作ったJホラー、と言った感じ。
本作の怖さの根幹である「シライサン」とはいったい何者なのか、掘り下げが少なく、ホラー好きの人が満足するには物足りない作品になっている。
映像や演出
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.7

閉鎖された土地で脈々と受け継がれてきた
スウェーデンの夏至祭をモチーフにした
「閉鎖されたムラのカルト怖い」系の作品。

作品の序盤に出てくるタペストリーや絵画が、主人公のダニーたちの行く末を暗示して
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

まず冒頭の何気ないパリの日常の風景が美しく、パリが魅力的であることを改めて認識させてくれる。

主人公であるシナリオライターのジルがひょんなことからタイムスリップして、1920年代のパリに行き、当時の
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.2

「成仏」
この作品を一言で言い表すなら、
この言葉に尽きる。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.5

「悪のカリスマ」ジョーカーがいかにして誕生したかが語られる物語。

主人公のアーサーがとにかく救われない。
子どもの頃からの夢であるコメディアンを目指して日々「道化師(ジョーカー)」のアルバイトをして
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.6

三谷幸喜脚本・監督のコメディ作品。

中井貴一演じる稀代の悪徳総理が、
ある日記憶を失ってしまい、
善良なただのおじさんになってしまう。

記憶を無くしてしまった総理の純粋さ、
物事に対する真っ直ぐさ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

アカデミー賞で外国語映画(英語以外の映画)として初めて作品賞を受賞した作品。

裕福な社長夫婦の家に、貧困に苦しむ一家が、家庭教師や運転手など様々な役割で入り込み(「パラサイト」し)、より良い生活を手
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天気の子(2019年製作の映画)

3.9

本作は近年問題になっている集中豪雨などの気象現象を物語のベースに敷き、家出少年・帆高と、空と繋がってしまった少女・陽菜のお話を描いている。

まず、日常の何気ない風景の描写があまりにも美しい。
特に「
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

本作はミアとセブの出会いから、春→夏→秋→冬と順を追ってストーリーが進んでいく。

ミアもセブも時には互いに支え合いながら、それぞれの夢に懸命にしがみついていくが、次第に二人の間にはズレが生じていき…
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.8

本作はスタジオジブリ・宮崎吾朗監督の3Dアニメーション作品。

登場人物は一人ひとり、一癖も二癖もあるキャラクターで、シンプルに続きが見てみたい作品だった。
ただ、これまでの宮崎駿監督の描くジブリ作品
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

3.3

本作は、日本国内最後の内戦である「西南戦争」をモデルとし、「武士道」をテーマに、アメリカの元軍人が日本の武士道に魅せられていくファンタジー作品。

「武士道」の持つ魅力とは何なのかがちゃんと考えられて
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.7

今作は前作よりもアクションシーンもパワーアップしており、トム・クルーズの肉弾戦や、バイクでのアクションシーンは迫力があり、今作が「ミッション・インポッシブルシリーズ=ド派手でハイクオリティなアクション>>続きを読む

STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

2.7

前作「STAND BY ME ドラえもん」を未視聴で本作を視聴。

率直な感想を述べると、全体を通して展開がやや冗長。
また、本作は「ドラえもん」のフォーマットを使った、「ドラえもんではない何か」にな
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.5

タイトルを言えば、誰でも知っている
スパイ映画の代表の一つ。
主人公イーサン・ハントは秘密諜報組織「IMF」に所属するスパイ。
組織内に潜む1人の裏切り者によって
イーサンは多くのチームメンバーを失い
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

禁酒法時代のシカゴを舞台に、
密造酒で大儲けした裏社会のドン
アル=カポネと、チーム「アンタッチャブル」の対決を描いた作品。

物語の面での魅力もさることながら、
マローンの家での一人称視点のカメラワ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.6

マフィア映画と聞いて銃器によるドンパチを想像する方もいるかもしれないが、
この映画は、他のファミリーとのパワーバランスを調整し、いかに優位性を保てるかというファミリー間の政治的抗争を楽しむ映画になって
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.7

オレゴンの田舎町に住む4人の少年が、「大人たちからの独立」を目指し、冒険の旅に出る物語。

行方不明の少年の死体を探しに行く、という、「子ども」の範疇を超えたことをすることで、少年たちは、自分たちを縛
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.5

どうなるのかわからないけれど、まずは目の前にあることを一生懸命にやってみることの大切さ、というメッセージをこの作品を見て感じた。
一生懸命やっていれば、その姿を誰かが見て、評価してくれる時が必ず訪れる
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

殺し屋レオンの、鉢植えを大事に育てていたり、マチルダへの親心にも似た愛情だったりするところが、まさに「ギャップ萌え」を誘う。

ラストの、マチルダが寄宿舎の庭にレオンの大事にしていた鉢植えの観葉植物を
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

とにかく主人公セルマが救われない。
移民という弱い立場であり、アメリカの小さな工場で勤務、貧しいシングルマザー、自分の弱視が進行して行く中、息子も将来的に失明の恐れあり、さらには汗水流して稼いだ息子の
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.7

モキュメンタリー作品の研究のため視聴。
YouTuberのような一人称視点のカメラから、大災害が発生した際の「俯瞰で見れないから何が起こっているか分からない、ほんとにパニックなんだが、、」という状態を
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

イタリアの小さな街(シチリア)の映画技師アルフレッドとサルヴァトーレ少年(青年)との友情を描いた作品。

第二次世界大戦後、テレビが普及する前は映画が庶民の娯楽であったことも表現されているが、テレビな
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オペラ座の怪人(1962年製作の映画)

3.4

全体を通して、オペラ座が凋落して廃墟となった現在を白黒、オペラ座の華やいでいた時代をカラーで表現するという、通常とは逆の表現手法をとっている点は新しいと感じたが、何より例の曲とともに、シャンデリアに火>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.6

『レ・ミゼラブル』は、原作を読んだことはないものの、主人公ジャン=バルジャンの心を救った神父の話のイメージ(道徳の教科書にこのエピソードが掲載されていた記憶がある)を持っていたので、「いい話なんだろう>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.5

独特の世界観とユーモアセンスで繰り広げられる作品。「この世の人の人生は十人十色。その一つ一つに、自分の常識とはかけ離れた、思いもよらない面白さがある」というようなメッセージを感じる。

主人公アメリの
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

物語の大筋は原作とほぼ同じ。

ラストシーンで炭治郎の猗窩座に対する、
『逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!!』
『お前なんかより煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!強いんだ!!』
という心からの叫びは、炭
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