MotoharuMiwaさんの映画レビュー・感想・評価

MotoharuMiwa

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サーカス・オブ・ブックス(2019年製作の映画)

3.7

ウエストハリウッドで一つの時代を作った
ゲイ向けポルノショップが「サーカス・オブ・ブックス」が閉店。
その「サーカス・オブ・ブックス」を立ち上げた夫婦とその家族、そしてアメリカのゲイカルチャーに迫った
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

スラムダンクをほぼほぼ知らないヤツの感想です。

これはアニメではなかった、漫画だった。
昔の手描きの漫画雑誌の巻頭カラーが動いてるみたいだった。

スピード感と爆発感、そして静かな低温感が心地いい映
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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.5

ペールトーンのピンクやパープルのオンパレード。 画がとても美しく、スタイリッシュ。 オシャレなヨーロッパのバンドのミュージックビデオみたいだった。
(ただそれがこの内容で2時間続くと、少しお腹いっぱい
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.7

17歳の主人公レオニーがとにかく魅力的。
飾らないCOOLで男前な少女の凛としているけど、それと同時にあどけない表情がこの映画の最大の魅力。
ライダース、トレーナー、70年代風シャツ、
アンニュイなウ
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

3.6

妻子持ちのイスラエル人の彼と、静かなケーキ職人に男性とドイツで不倫。 それがある時イスラエルに一時帰国した彼が帰らぬ人に。 ケーキ食事の彼は帰らぬ人となった恋人の足跡を探すためにイスラエルに留学。
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.9

ディズニープラスでの配信、当時の有名若手エンタメ&ドラマ俳優たちが出演していたので、ライトなノリで鑑賞してみたら、
心をエグられてしまった。 
笑えるところや救われるところなどは一才ないと考えて覚悟を
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

しばらく前に鑑賞。
韓国を舞台にしていて、ストーリーや女性像はすごく韓国っぽさを感じたけど、
美しくないものを美として観せる魅せ方は、すごく日本っぽいなと感じた作品だった。
きっと韓国の監督なら、この
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羅生門(1950年製作の映画)

4.0

世界的な評価が高い日本の作品(特にフランスでの評価)ということで、
観よう観ようと思いつつ、日本の白黒映画だしな〜と観る気がなかなか起こらなかった作品。

でもこれは名作だった。 
芥川龍之介の「羅生
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

正直全てデジタル画面越しっていう撮り方が、悪い意味で現代っぽくて鬱陶しいかな?と思ったけど、
デジタル画面越しに起こるスピード感あふれるストーリーはとても見応えがあった。

登場人物は殆どがアジア系の
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.6

すごくアートな撮り方をサラッと魅せてくるのが好みの映画だった。
ヴィンセント・ギャロの『バッファロー'66』のようなアート感があるけど、それよりももっともっと洗練されていてもっとライトで心地いいアート
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

2.5

フィンランドのオシャレホラーかと思ったら、クリーチャー系映画だった。
クリーチャー系ともちょっと違うんだけど。。。。

「ステキな家族のその裏には不気味な...」的な予告だったので勝手にシャマラン監督
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.9

実の母親にヌードモデルをさせられた監督の自伝的映画。ただし、実話を元にしたフィクションとしてこの映画は完成。

元々、70年代に雑誌PLAY BOYで掲載され、最年少ヌードモデルとして有名だったので、
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ワンダフル・ワールド(2015年製作の映画)

3.5

気まぐれでバカ映画を観たい気分だったので鑑賞。 
フィンランド発のおバカではハチャメチャなSFファンタジーラブコメディ。
貧乏で見た目もイマイチだけど幸せなカップルに訪れた“すれ違い”から本当の愛を見
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

マクドナルドを乗っ取った男の半生を描いた映画。 マクドナルド社を乗っ取った悪役の男の映画なのにどうやって彼をヒーローにするんだと思ってたけど、そのまま悪役だったw 個人的にはもっと凸凹道を歩んだマクド>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.7

ビッグアイのアートと共にティム・バートン流のファンタジーを存分に感じさせてくれる映画。実話を元にしているファンタジーな内容ではないのに、ティム・バートン流になるからすごい!
自宅に火をつけるシーンの不
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グレイテスト・サマー(2018年製作の映画)

3.5

軽快に痛快な心地良いアメリカン青春ムービー。
このアイスクリームを食べているパッケージほど安っぽい映画ではない。

おばあちゃんの死に際から葬儀までの一週間に「ティーンエイジャーの夏の出来事」をギュッ
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

4.0

NYの郊外ロンクアイランドに住む、少し地味だけどスケートボードが上手なラテン系の少女の一時の青春をNYダウンタウンの背景と共に描いたドラマ。

NYのストリート出身のティーンエージャーたちの日々を、今
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

4.8

個人的にスマッシュヒットど真ん中だった。

無垢な少年とは、どうしてこんなに美しいのだろう…と思わずため息を漏らしてしまった映画。

思春期の少年の初恋をゆっくりと甘酸っぱく描いたLGBTQ映画。この
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マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

私はこの手の人種のテーマにした人情モノ映画が好きかもしれない。

ロンドンで暮らすパキスタン移民二世の青年を取り巻く小さな世界の物語。
移民、ロンドン、80年代、不良、差別、人種、ルーツや家族、そして
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サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所(2017年製作の映画)

3.1

ゲイコミュニティーというより、クィアなコミュニティーへの入り口を描いた青春LGBTQミュージカル映画。 
内容は簡単に理解できる流れだし、コンテンポラリーダンスと青年クィアコミュニティーを融合っていう
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.0

1969年、NYハーレムの公園で開催されたソウルミュージックフェス、
「ハーレム・カルチュラル・フェスティヴァル」を当時の映像と現在のインタビューで見せるドキュメンタリー。

このフェスの背景にあるの
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ブックセラーズ(2019年製作の映画)

2.4

古書を愛す人々のインタビューをまとめたドキュメンタリー。

NYの古書のブックフェアを裏側から見た…と公式サイトの解説あるので
ブックフェアを追っているドキュメンタリーかと思い込んだから、
ほぼ出店し
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キラー・メイズ(2017年製作の映画)

2.6

映画館で観ようと思ってたけど観なかった作品。 でも映画館で観なくてもよかったかも。(僕的に)

ストーリーは「ジュマンジ」の劣化版。
ノリは「世にも奇妙な物語」。
笑いは「寒いコメディ」。

僕の見所
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アイ・ウェイウェイは謝らない(2012年製作の映画)

4.0

中国という経済も文化も人口も増して世界でも、どんどん影響力を増していく共産主義の国とはどんなものなのかを
1人の世界的なアーティストの背景で感じることができるドキュメンタリー。

アーティストの芸術家
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.8

10代の頃にこの映画を観た時には「なんて後味の悪い映画。。。」とその後も胸の奥がモヤモヤしたのに
大人になってから(今)改めて観たら、
「こんなハッピーエンドもありなのではないか」と胸がスッとして観終
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エレファント(2003年製作の映画)

3.6

かなり期待して観たせいか、途中展開がないので退屈になったっていうのが本音だけど、ラストのスピード感が面白かった。

1シーンが長い1カットっていう、アートシネマっぽい見せ方が特徴の映画。
これってどう
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

ロバートデニーロの若かりし頃、70年代の名作。

多くのアメリカ人男性の憧れの男像となっている名作!って呼ばれている作品だったけど「なるほど、その通りだな」と思わず頷いた映画。
語りが多く、タクシー運
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アリス・スウィート・アリス(1977年製作の映画)

3.7

70年代の映画をもっと観たくなった作品。

スプラッターミステリーだけど、ファッション、インテリア、カラー、
そして何よりカメラワークがオシャレ。
70年代という映像技術が今よりとんでもなくローテクな
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グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.8

スタイリッシュでお洒落、POPでカラフルな色の魅せ方がとても好きな映画だった。

上流階級の娘と有名映画監督の結婚生活を描いた自伝小説の映画。
チャーミングなヒロインと捻くれた映画監督のゴダールとのド
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.5

ブラジルはこんな淡くて柔らかいそして、爽やかなLGBTQ映画を作れるんだ、
とびっくりした映画。 
(勝手なイメージですがヨーロッパっぽいと思ってしまった)

少年が転校生に恋をするという青春を
ゲイ
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ぼくの国、パパの国(1999年製作の映画)

3.5

パキスタン人で厳格なイスラム移民の父と
イギリス人の母、
そして移民二世の家族のすれ違いと苦難を
コメディタッチで描いた映画。

70年代のイギリスを舞台に移民家族を描いているけど、これは難民が多い今
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

4.0

「きっと、星のせいじゃない。」と「レディ・バード」を足して2で割ったような映画かなと思ったら違った。
いや、そうかもしれないのだけど。。。
それらより、グッと大人な作品なのかもしない。

オーストリア
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.7

トルコの田舎町という籠に入れられた5人姉妹の物語。
トルコ版のヴァージンスーサイズと呼びたくなる作品だった。

ヴァージンスーサイズよりもスタイリッシュな描写は少ないものの
主人公の末娘の心の葛藤が率
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

4.0

ロックスター、建築家、俳優、映画監督、政治家、ファッションデザイナー、アーティストなど107人の著名人に
「why are you creative?」
と問いかけては答えを聞くドキュメンタリー映画で
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

2.9

バレリーナを目指すトランスジェンダー(身体が男性、心が女性)の16歳「女の子」の物語。
トランスジェンダーという性の持ち主とそれを囲む人々と青春を静かに魅せつつ、リアルさを感じさせてくれる映画だった。
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

遠くない未来のロス、AIに恋をしてしまう平凡な男性の物語。

AIに恋をしてしまうというストーリーはもちろん、
本当に細部に至るまで「近未来」を感じさせる衣装やセットで驚かしてくれるのが、この映画も最
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