MtSNOWさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.9

こういうのでいいんだよって思える脱力コメディ。
万能の超能力を手に入れたニールの考えることが、即物的で俗物的で考えなしなのがいい。
超能力も融通きかず、展開をしっちゃかめっちゃかにするばかり。
善悪云
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映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!(2016年製作の映画)

3.2

いつものオールスター映画。
今回はミュージカル調にせめてみたものの、アニメーションだとちょっと演出過剰に見えてしまうかな。
ストーリーも「力押しせず素直に話してみたら?」みたいな展開。
頼れる先輩プリ
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

3.2

老ホームズが、かつて未解決だった事件に関し老骨に鞭を打ってロンドンを駆け巡る話。
かと思ったら、ボケかけて思い出せない事件をどうにか思い出そうとする話。
半分は家政婦の息子とのふれあいで、まあそういう
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.5

序盤からアイナーが変わっていく様子がすごい。最初はまだ女装した男だったのに、とんどん女になっていく。
心の変化が外見に現れていくんだろうけど、決定的だったのはヘンリクに迫られてなおリリーをやめられなか
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

4.0

お互いのことをよく知らんまま自分の正義に酔いしれた2人がケンカする話。
スーパーマンはバットマンがやる闇の正義執行が許せないし、バットマンはド派手な救いしかもたらさないスーパーマンが許せない。
お互い
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仮面ライダー1号(2016年製作の映画)

3.2

あの本郷猛が帰ってくる! という触れ込みで観に行くと肩透かしをくらう映画。
本郷猛が完全に藤岡弘、で、こんなやつだったっけ? てなる。
藤岡弘、は迫力あってとにかく存在感があるんだけど、それがどこまで
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人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)

3.0

なんとなくコメディ調のタイトルに騙された。
結婚したとたん生活が崩れたベンとジョージが、それぞれ別のところで居候し、それぞれ生活で悩む……。
のはいいんだけど、それらが2人を軸にしないし、2人が関わっ
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.9

原作もアニメにも触れないまま観たけれど、すごく良かった。
ただカルタを頑張るだけじゃなくて、カルタへの向き合い方みたいなのが。
太一の、神様に見放されてるなら自分で行ってやるのシーンなんか特に……。
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僕だけがいない街(2016年製作の映画)

2.9

漫画「僕だけがいない街」の実写版。
実写版だからそう過度な期待はしてなかったけど、原作にある雰囲気ぶち壊しなんだよな……。
キーマンの一人のはずのユウキさんも蚊帳の外だし。
尺の都合もあるだろうけど、
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甲鉄城のカバネリ 序章(2016年製作の映画)

4.0

「カバネ」という化け物に住み処を奪われつつある人達の話。
設定聞いただけの時は「それ進撃の巨人じゃん」って感じだったけど、蓋をあけるとそうでもないね。
むしろセリフ回しが一昔前感あって、ガンダムか何か
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

3.4

エベレストに挑むクライマーと、それを追う記者の話。
原作、漫画共に有名だけど未読で観たが、なんかこう、話が小ぢんまりとしてるなあ、と。
冬のエベレストや不可能な登頂といった展開の割に、イマイチ不可能感
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デジモンアドベンチャー tri. 第2章「決意」(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

選ばれし子供たちが大人に向かう様子を描いてて好感。
戦えばそれでいいなんて単純でいられない太一の葛藤をそのまま丈の葛藤へスライドして、ミミの子供具合と周囲の大人としての対比。
ちゃんと答えを出したわけ
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

4.1

ワガママじいさんが長年連れ添った奥さんに離婚を突きつけられる話。
画面や台詞回しを丁寧に作ってあって、観やすいしわかりやすいし共感しやすい。
当の離婚話はアッサリ話のはしっこで、展開していくのは騒ぐ家
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.0

あの金融危機を乗り越えた人たちの話。
……なんだけど、そもそも金融に興味なければ寝るよねって感じだった。
要所要所で解説は入るんだけど、なかなか理解がおっつかない。
とにかく住宅ローンが欺瞞に満ちてに
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.9

誰も信用できない吹雪の木屋の話。
入りから往年の西部劇をオマージュしてていいなぁ~て感覚がすごかった。
鉛玉だけがものを言う殺伐感もたまらん。
ただちょっと少佐優位に進みすぎてるかなって思わなくもない
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ザ・ブリザード(2016年製作の映画)

3.8

海難事故にあったタンカーを、小型ボートで助けに行く話。
タンカーが事故にあったシーンの迫力はまさに「嘘だろイエス様」って感じで、絶望が画面を通して伝わってきた。
そこからいかに生き延びるかを、不可能と
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X-ミッション(2015年製作の映画)

3.3

超絶アクションの映画。
ハードで危険なエクストリームスポーツを駆使した異例の犯罪者集団にFBIが潜入する!
って触れ込みだったのに、蓋を開けてみたら信念のために危険を犯すだけ。
なーんか拍子抜けってい
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キャロル(2015年製作の映画)

2.8

正直苦手な映画。
女に憧れる女、というシチュエーションは好きなのだけれど。
テレーズの憧れが恋に変わりそうなところを、キャロルに食われたように見えてしまう。
旅に出たあたりから良くなったかと思ったら、
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ドラゴン・ブレイド(2014年製作の映画)

3.2

いかにもジャッキー映画。
舞台を用意したところにジャッキーを配置しで、ジャンジャンバリバリアクションを入れてく感じ。
ストーリー展開はあるある~て感じで、要所要所に盛り上がりも用意。
ご都合、ここに極
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

火星で一人生き延びる話。
水も酸素も食料もほとんどない中で、ギリギリの自給自足生活を営む……。
って言えば聞こえはいいけど、なんだかんだ自足しないといけなかったのって食料だけじゃないか。
全体的に順風
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俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

3.1

万年脇役のベテラン俳優の話。
俳優亀岡拓次は、仕事はあるが、華がない。 その場その場を流しきる、スムーズに映画を撮らせるベテラン。そんな彼に、仕事と恋の春がやってきて……。
みたいな話かと思ったら。
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.5

40年ブルックリンに住んだ夫婦が家を売る話。
老夫婦の生活スタイルとは裏腹に、購買の入札、犬の病気と大忙し。
かつてはなかったであろう、インスタントな連絡手段が状況をひっかきまわす。
話の展開事態はの
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PERSONA3 THE MOVIE #4 Winter of Rebirth(2015年製作の映画)

3.3

2年とちょっとを経てついにたどり着いた最終章。正直、間が空きすぎて前の展開を忘れてしまう。
ゲームをやってれば強敵との戦いや仲間たちとの絆を思い出してグッとくるんだろうけども。
アニメだけ観てると、こ
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猫なんかよんでもこない。(2016年製作の映画)

4.0

猫を可愛がる話。
「ハイハイ犬派だけど飼ってるうちに可愛くなっちゃったハートフルストーリーね」みたいな感じで観に行った。
確かにその通りだったんだけど、もうあんまりにも猫が可愛くて、ミツオがバカ可愛が
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さらば あぶない刑事(2016年製作の映画)

4.3

頭空っぽにして楽しむデカ映画。
もう序盤から「これは警察映画じゃない! デカ映画だ!」をブチ込んでくる。
正直シリーズは未見だったけど、十分に楽しめる。
昭和感の漂うセリフ、展開、アクション!
ただ昔
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ブラック・スキャンダル(2015年製作の映画)

3.8

チンピラが巨悪になる話。
元々のコノリーの考えが、本物の忠誠心だったのか、金儲けだったのか。
ごまかしがちょっと甘くて、これでいいのか? と思わなくもなかったり。
ただ、仲間に対する想いは本当だったん
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ガラスの花と壊す世界(2016年製作の映画)

2.8

プログラム世界の話。
登場人物はプログラムで、仮想世界に人類がいて、そこでの平和を守ってます。
王道世界にテンプレ展開。悪くはないんだけども。
ちょっと設定が先行してて、キャラが駒の範疇を出てない感。
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.7

成功した男とそれについていけなかった男の話。
別たれていく親友の環境と、その心。
あっという間に差が開いた親友にどうしようもなく嫉妬してしまう。
嫉妬して、嫉妬が格好悪いから隠して、隠してる自分が格好
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.2

ワイヤーを渡る話。
いやもうそれだけなんだけど、リアル感がすごい。
結果はなんとなくわかりながらも「やめてくれ~!」って手に汗がにじむ。
特に感謝の辺りで胸がいっぱいになるね。
下手にその後を描いてい
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

3.7

義務感が人情に移る話。
元々は指名された義務からスパイの弁護をしていたはずなのに、いつの間にか人情派の弁護士に……。
嫌われものの反抗か、本当の正義に目覚めたか。
ともあれ、正しきことは必ず認められる
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傷物語I 鉄血篇(2016年製作の映画)

3.5

いかにも導入といった話。
主要人物を配置して、それぞれに役割と目的をあたえて、はい始めますよといったところで次回に続く。
丁寧に話を進めたといえばそうだし、単体で観たらそんなに……といった印象。
三部
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人生の約束(2016年製作の映画)

3.5

よそものがなんとか受け入れられる話。
予告では息巻いてた割には、現地では何も出来ない。
出来ることと言えば手紙くらいなんだけど、それもちょっと投げやり気味じゃないかしら。
「心です」で改心しちゃうのも
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.0

予習が大事な映画。
過去作からのオマージュが多い(らしい)けど、それは置いておいて。
そもそもの登場人物が「誰?」という疑問を拭えない。
今までのをちゃんと観ておけばわかるんだろうけど。
だからこその
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ガールズ&パンツァー 劇場版(2015年製作の映画)

5.0

萌えと戦車を組み合わせて、むしろ戦車寄りにした映画。
120分間に隙なくドンパチを詰め込んで大満足の出来に。
1回観ただけでは何がどうなってるのか把握しきれない密度。
一場面一場面をしっかり作ってあり
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

4.0

ロッキーの正当続編映画。
今までの要素をしっかり含んで、ロッキーらしい作品になってる。
練習してどんどん上手くなってく様子なんて、特にロッキーっぽい。
ストーリーも世襲してるみたいで、なかなかいい。
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完全なるチェックメイト(2014年製作の映画)

3.2

チェスに囚われた天才が狂気に陥る映画。
気の遠くなる思考を繰り返し、精神が疲弊していく天才プレイヤー……なんだけど。
見ようによってはタダのわがままな陰謀論者にしか見えない。
狂気に陥ったゆえに見せる
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