Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

「エロ事師たち」より 人類学入門(1966年製作の映画)

4.6

僕が 僕である為に
“勃ち”続けなきゃ ならない

かつて 大島渚 そして浜田雅功とマジで
殴り合った野坂昭如のような作家然り
このような映画も 二度とは作られまい
昨今ブームの“レトロお洒落”ってな
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オーバーホール 〜トラック・レーサー〜(2023年製作の映画)

2.8

いや なんだろ…いろいろと新鮮かな
ハリウッド特有の脂っこさがなくて
カラッと乾いた空気感っていうのか
なんか 全部が ”過ぎない“感じだなぁ

アクションも派手過ぎず 手に汗握らず
マフィアも怖過ぎ
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.1

安定の韓流 単調の中の力技が凄い
アクションのキレがいい 音がいい
ヒロインの感情の起伏が激しくて
コテンパンな復讐劇が 爽快過ぎる

こーゆー 心の繋がりの深さというか
悪く言えば 依存度が高いみた
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ブラック・デーモン 絶体絶命(2023年製作の映画)

2.9

初秋じゃないよ 晩夏だぜっ!って
自分に言い聞かせて 今朝も
海水に浸かってた その延長で…

別に サメ目線で言ってる訳じゃないが
…あんだけ 喰い散らかしてるしね
うーん ちょっと消化不良だったか
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SAYONARA AMERICA(2021年製作の映画)

5.0

こだわらないコトにこだわって…
細野晴臣の音と言葉は そんな感じ
彼の世界に 耳と心が触れた途端
好き/嫌い なんてな自分の基準は
とても ちっぽけで その意味を失くす

最先端もレトロも 所詮安っぽ
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Mr. Jimmy(原題)(2019年製作の映画)

3.6

狂ってやがる…って こーゆーコト

ムッシュが煙草ふかして 歌ってたぜ
“狂ったように 凝れば凝るほど幸せ”

…にしても 凝り過ぎじゃなかろうか
初めて ホンモノよりホンモノって
そんなイカれた言葉
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MOONRIDERS THE MOVIE 「PASSION MANIACS マニアの受難」(2006年製作の映画)

4.2

カッコ良くないから カッコイイ
売れてねーから 知られてねーから
好きなんじゃなくて 好きだから
なんか全部が どーでもいいし
全部がどーでもいいから 自由でいて
自由だからこその 不自由さがあって
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ブコウスキー:オールドパンク(2002年製作の映画)

5.0

I have to die a few times
before I can really live.

人の顔色うかがって ご機嫌とって
誤魔化して 善人ぶって ニ
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沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.7

できる事ならば もう一時代ほど
前に実写化してほしかったのが本音

ただ やっぱ潜水艦映画にハズレなし
水圧が全てを排除せん 深海の暗闇
極限の緊迫感が 鼓膜と心臓を圧縮する

政府のゴタゴタは もは
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声もなく(2020年製作の映画)

4.0

I write it because there is some lie
that I want to expose.

ユ・アイン…今はちょっと残念だ
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ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.6

まさしくこれは “心臓のダイエットや“
…と 不甲斐なくスベリたくなるほどに
メンタルカロリー消費の 著しい1本!

えらいもんで カミさんは甚く感動
まぁ “母は強し”ってコトか…なんて
安直に口に
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.4

…単純な話を難しくてしてるのか
ややこしい話を 簡潔にオトしたのか…
うーん ともあれ見応えにはこだわって
演技派俳優を愛でる作品だとは思う

あれだよね デル・トロ出しときゃ
とりあえず 観客はじっ
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眺望良好(2019年製作の映画)

3.0

きました ハーマン・ヤオっ!!
我々の世代で 忘れられた者はおらんよ
あの「人肉饅頭」と「エボラ」をね…

ま コンプライアンス然り 諸々の
規制厳しい このご時世であるがゆえ
あの頃の過激さこそ 影
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

4.1

この世界で 最っ高の僕の友達
まったく泣かせるぜ のび太のくせに…

”完全“であるコトの”不完全さ“
ここにきて またしっかりと時代に
世相に 照準を合わせてきてるよなぁ
お馴染みの3人が 欠点を改
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グランド・ホテル(1932年製作の映画)

4.3

“Masquerade”とまでは言わんが
誰もが 空想に築く 別の自分を演じる…
そんな一夜の夢舞台 グランドホテル
ただ それはあくまで刹那の幻想
扉を出れば 真実の自分に皆立ち返る
事情も水準も異
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黒水仙(1946年製作の映画)

3.3

確か 水仙の花言葉って
“自惚れ”だったっけね…

自分を好きなコトは結構だが
自分自身を疑うコトなく
自らに向けられる言葉を
全て疑って 拒絶するのは哀しいよな

でも 修道院みたいな 狭い社会の中
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さようなら、コダクローム(2017年製作の映画)

4.2

男って生き物は 総じて2通りだけさ
そいつは 良い男と悪い男だって?
んな絵空事を信じちゃいけねーよ
過ちを認められない歳くったバカか
過ちに気付きもしない未熟なアホか
地上の半分は そんな愚か者なん
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.3

ロアルド・ダール
×
ウェス・アンダーソン

考えてみれば この上なく魅惑の邂逅
良き話にも 大袈裟な感動を排除して
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先に愛した人(2018年製作の映画)

3.9

好き嫌いなんて 親しみの範疇だよな
一番哀しいのは 関心と興味の喪失
こればっかは 繋がりようがないもん

夫婦の心 パートナーの愛 父と母と子
複雑な状況に こんがらがりながらも
不器用な愛情で し
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伯爵(2023年製作の映画)

4.1

浅はかな知識が ちと悔しいけど…
チリの歴史 そこにまつわる世界史
そして 搾取や傀儡を繰り返す資本主義
なんてものを 知的に象徴する吸血鬼

非の打ち所がない 舞台設定だったな
まさかのサッチャーが
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宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.6

伊藤沙莉と柄本時生に激しく同意
まず 設定が全っ然入ってこないよ…

庶民SFファミリードラマっていうか
スケールの大小の起伏が過ぎるよね
なんだよ wi-fiとか 振り向けないって

🪐家族の概念が
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

2.0

話は違えど 最近の10代にゃ
“LINEわらし”ってのがあるらしい…

もう… わかんないです
既成のホラーに 新しい概念って
チャレンジだけは 悪くないけど
リアリティーが 絶望的に足りない

中心
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.5

- Fools talk.
Cowards are silent.
But wise men listen. -

自分の評価 見返しても まぁ鰻登り
観れ
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バッド・ヘアー(2020年製作の映画)

3.2

I was your mind. You were my…
My enemy you were mine.
I was your…
Your enemy you would mind.
I was
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渇水(2023年製作の映画)

4.1

“治療法のない痛み”が蔓延る時代

僕らは何を必要以上に求めて
そして 何に渇いてしまっているのか
水道局員の視点で見つめる世相
金銭の貧しさ 心の貧しさ 純粋の欠落
持てる者 持たざる者の線引きだけ
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水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.9

Mr. Moonlight, come again, please.

不器用なまま 正直に強い女と
器用なフリして カッコ悪い男
心の氷を溶かすのは その熱量だよな

うん ちゃんと怒ってるコトって
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.1

We think we know what we're doing
that don't mean a thing.
‘Cause money changes everything.

まぁ そのまん
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フレッチ/死体のいる迷路(2022年製作の映画)

3.1

チェヴィーから ジョン・ハムへ
80’sのドタバタした空気は
うん ちょっと時代にゃ合わんとも
懐かしい スベリ具合が良かったよ

『Confess, Fletch』の原題がイイ
なんつーか チャラチ
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なりすましアサシン(2016年製作の映画)

3.2

アダムの相方じゃなくても 輝く
ケヴィンの魅力が爆発してたぜ!
スタンダップのトーク力も抜群
ベタとスカしの 間の巧さが絶妙よ

まず 設定からして 良いよね
自分の想像 頭の中の自分像や設定
それが
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