Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ワム!(2023年製作の映画)

4.3

光と闇 妙に神格化せずに こーゆー
内情を捉えるドキュメンタリーは
アーティストを深く知る上で最高だな

ヨグが ジョージ・マイケルとして
別人を演じなければならない哀しみ
親友として 彼の才能と人格
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

雑で 下世話で とにかく痛快っ!
クソ暑い日々も 吹っ飛ばしてくれよ
つーか ハリポタ男子2名は
どーして ヨゴレ役が好きなんだ?

序盤から「っんなアホなっ!?」
…な展開の連続と 巻き込まれ系
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デンジャー・ゾーン(2021年製作の映画)

3.1

主人公の一兵士の過去との対峙
心境と状況の目紛しい変化なんぞ
戦火の最中でよく描かれてるけど
AIとかアンドロイド化とか
なんか設定の難易度が高過ぎて…
あと いまいち敵味方の立ち位置が
ちょっと曖昧
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.3

とりあえず お疲れ様でした
もう どんだけ老体に鞭打つのよ?

相変わらず ストーリー云々より
見せ場ひとつひとつの積み重ねに
ハラハラしっぱなしで 疲労困憊
それがシリーズの醍醐味なんだしね

うん
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

やるのも 観るのも ドが付くほど
野球音痴の自分も にわかに燃えた
そんな2週間…?くらいの夢物語

…と にわかファンがほざいちゃうけど
監督就任から あの感動までの激動と
選手それぞれの視点 役割
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ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年製作の映画)

4.1

平和と教育の尊さよっ!
戦争の狂気 人間の本質 命の重さ

純粋だった…いや 純粋のままで
澱んでゆく少年の瞳と心の奥深く
信仰と信心が 余計に彼を壊したような
何とも言い難い虚しさを覚える語り
それ
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ラン・ラビット・ラン(2023年製作の映画)

3.0

うーん 同情の余地はないけど
やっぱ 嫌ぁな報復というか 展開だな

真相が明らかになるまでの長い経過が
すっごいストレスだよね 良い意味でさ
信じぬ他人を憎んだり 自分を疑ったり
典型的な ホラーサ
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.3

何で 変な邦題付けっかね〜?
“Going in Style”の方が
堂々としてて 絶対いいやんか…

シナトラファミリーこと Rat Pack
まさか 強盗ネタに絡ませるとはね
クリストファー・ロイ
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ケイタネバーダイ(2017年製作の映画)

3.5

どんな 脳ミソだったら
こんな はちゃめちゃな話を
こうも複雑怪奇に仕上げるんだ?

LGBTから 貧困格差 暴力団 家族愛
そして SFとオカルトと血生臭さが
もう 入り乱れての カオスな展開

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聖地X(2021年製作の映画)

3.5

うーん 逆に凄いのよ…
起きてる事象は理解できてんのに
“こいつら ずっと何やってんの?”
って 終始疑問を抱き続ける映画ってさ

最後の最後の展開で 兄貴が連発する
「何の根拠があって言ってんの?」
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.6

喧騒とアートのカオス…
『インセプション』のサイケ版?
そりゃそっか 元ネタは筒井康隆だし
ノーランにだいぶ影響与えてるもんな
90年代にこの設定を描いたのは驚異

いや もう情報処理が追いつかないよ
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呪眼(2000年製作の映画)

2.4

まず ずっと暗い…画も雰囲気も
まぁ よくアングラ俳優集めといて
著名な洋八が一番演技が大根っていう
これは エッジの効いたギャクなんか?

オチは ほんと100人中95人が
あっさり想像しちゃったで
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スプートニク(2020年製作の映画)

3.5

気色の悪い SFホラーなんだけど
旧ソ連という時代背景 そして現ロシア
この辺りで 思わず深読みしたくなる

宇宙飛行士も 軍人の延長だろうし
国家としての在り方みたいな設定然り
うーん その互い無し
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.6

戦場の凄惨さ 戦闘の臨場としてなら
戦争映画の 隠れた良作だったと思う

大国 アメリカの 最強の兵士だとか
安易に謳ってしまいがちだけどさ
米軍の死者って やっぱ凄い人数で
日々 命を危険に晒してる
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ブライト(2017年製作の映画)

3.0

たぶん…たぶんね もしかしたら
すっごい練られた話かもしんない

ただ指輪物語以外で馴染みないんよ
“エルフ”とか“オーク”っヤツにさ
そこに“ワンド”とか“ウォード”とか
さらにゴチャついたワードが
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ベイウォッチ(2017年製作の映画)

3.0

いいよ 夏なんだし
こーゆーアホ丸出しな娯楽作もさ
あー 海行きてー 濡れたい 泳ぎたい
ドウェインみたいなマッチョとか
あんまりいない 静かなビーチで…

元祖ベイウォッチ ザ・ホフと
パメラの登場
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.5

史実に残る冤罪事件として名高い
“ドレフュス事件”の一部始終を
巨匠ポランスキーが丁寧に描いてる
まぁ 実話だけに そのままな話だけど
心情描写や人物背景の繊細さは流石

エミール・ゾラのくだりは
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

4.0

めっちゃ オモロいやんっ!
テンポがいい キャラの癖が強い
アクションがキレて 話の軸が固い
もう 文句つけようのない快楽っ!!

雪が似合う 銃が似合う 殺しが似合う
やっぱ マッツ映画にハズレなし
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エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

3.1

うーん…園子温といい 蜷川実花しかり
ヒステリーとアバンギャルドは違うぞ

…いや 映画製作の裏側っちゅうか
純真な作り手のストレスってもんと
夢を追うガムシャラな感性とかは
うまく化学反応起こしてる
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クライシス・オブ・アメリカ(2004年製作の映画)

3.3

ちょっと 非現実的なんだけど
実際あったら 怖いし危険だし
アメリカにせよ 社会主義のお隣さんも
結構 本気でこうゆう計画してそう
ジョン・マケインも噂されてたし…

60年代の『影なき狙撃者』の時は
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東南角部屋二階の女(2008年製作の映画)

3.5

池田千尋ワールドって感じで
酸いも甘いも まろやかなんだな

人間 複雑なようで 色々悩んでも
とどのつまり 衣食住が充実してりゃ
なんだかんだ ハッピーな気もする

とんでもなく小説的で 行間が占有
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すべての終わり(2018年製作の映画)

3.0

大災害があろうが 世界が終わろうとも
結局 一番怖ぇのは 人間だからなぁ
いや いざ自分と守る存在の為なら
自分さえ どう転んでもおかしくない
手段を選ばないっていう 闇堕ちもね

うん 旦那と義父の
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ある取り調べ(2015年製作の映画)

3.9

場面は取調室オンリー ほぼ役者2人
会話劇のみで このヒューマンドラマ
佐藤B作 × 中西良太 の熱演と舌戦

核となるリアリティある重いテーマ
おそらく誰もが陥るかもしれぬ地獄
境遇を少しずつ重ねな
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ティン&ティナ -双子の祈り-(2023年製作の映画)

3.3

『ローズマリーの赤ちゃん』的な
ニューロティカな 不穏な恐怖を
2時間たっぷり見せつけてからの
皮肉めいたラストは やっぱ重厚だわ

また双子のビジュアルの不気味なコト
奥さん役の女優さんの歪む表情と
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トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

3.3

O・アイザックに B・アフレックら
男臭さムンムンの友情クライムな訳で
設定こそ なんだか雑な計画ではあるが
うん しっかり骨太な内容だったかな

まぁ お金は欲しいし ましてや大金
そりゃ 欲深くな
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真木栗ノ穴(2007年製作の映画)

3.4

序盤はちょっと エロス漂ってさ
あれこれ 妄想膨らましちゃったけど
なんだよ ラスト数分 超怖いじゃん

物書きを生業としている者の
こう 題材と創作の狭間の妙って
サスペンスのネタとして効果大だし
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氷がすべてを隔てても(2022年製作の映画)

3.4

こう連日と続く猛暑に灼かれりゃ
せめて 銀幕の中に涼を求めて…

ピアリー海峡の反証っていう
デンマークを救った偉業なんて
全くの無知だったけど うん 凄いね
たった2人 閉ざされた世界で数年
そして
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女吸血鬼(1959年製作の映画)

3.2

これが 日本初の吸血鬼映画かぁ
粗削りだけど おどろおどろしさがいい
役者やCGの豪華さに頼れる訳でもなく
しっかり 雰囲気を醸し出してるもんな

ただ なんかキャラが確立してないよね
月光が苦手なん
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テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

2.1

もう …わからん 原作未読だけど
どうしてここまで 面白味もなく
驚かせもせず 心揺らせず 無難に
淡々と 説明だけされるような映画を
大金かけて 作ろうと思うんだろうか

いや ホントむちゃくちゃ苦
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ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

3.3

もう4年も経ったっけ?
なかなかの衝撃のニュースだったけど
こう改めて 映画として観てみれば
歴史的価値のある 品々の数といい
そして 何よりフランス国民の心の
象徴的な建物が燃えてしまうという
大き
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.7

これは文句無しに 続編の成功だわ
前作以上に アクションが半端ないっ!

初っ端からラストまで 息つく暇なく
怒涛の 逃避行ドンパチのオンパレード
仲間達との絆と 過去の後悔との対峙
見事に前作を補完
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.2

こーゆー無双っぷりにゃ
クリヘムはピッタリだよなぁ

目的 敵 味方 全部わかりづらいのに
増し増しのアクションで押し通せば
戦場の臨場感はマックスなもんで
2時間も あっという間だった

ちょいちょ
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ハブ・ア・ナイス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

うん うん うん
コーエン兄弟的な皮肉っぽさ
タランティーノ節な構成といい
作り手の趣向が如実に顕れてるね

なんだろ…日本のアニメの質の高さか
こう比べちゃうと 色々思うトコあるが
もの凄い雑で安っ
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

3.6

古き良き名画座の光がもたらす夢
それは 時に 人生をも変える瞬間か

城定 × 今岡 映画狂タッグに加え
邦画に欠かせぬ 個性派揃いの俳優陣
でもって 現役の川越スカラ座の佇まい
内容うんぬん以前に
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

“世界を変える”っつーよりは
“映画史を編纂しまくる“って感じで
これは どう愉しむかによるよなぁ

アクションはキレてるし
ストーリー性も てんこ盛り
ラストは 涙ホロリの人間ドラマ
ただ やっぱD
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.1

会話の妙 口達者のロジック
それが 論破とかってな技法じゃなく
なんだかんだ 自分を追い詰めて
或いは 救ったりしてんのが面白い

なんか スゲー嫌な部分とか
えげつない展開を よくまぁ赤裸々に
ぬけ
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