CATHATさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.8

作り込まれたミステリーのように濃密なドキュメンタリー。
画商に鑑定人、富豪にその右腕、“傭兵”を自称するフランス美術館連合のお偉いさん。登場人物まで、まるでキャラクターのように語りかける。「『救世主』
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.7

壁にかかったオフィーリア。

MARRIAGE,BIRTH,DEATHの届け出。

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.9

吹替版で鑑賞。
セリフが一部ミュートされたり(今ではアウトな差別用語が入っていたと思われる)、テレビ版ではカットされていたシーンなのか、急に数秒間字幕になったりと、時折「アレ?」っとなることはあったけ
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アラベスク(1966年製作の映画)

3.7

完全にドーネン監督の前作『シャレード』の男女逆バージョン。話は両作壮大(?!)だけれど、小さなモノに大きな謎、というところまで同じ。

でも、『シャレード』のペック&ローレン版だと割り切ればきちんと楽
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華麗なる賭け(1968年製作の映画)

3.8

オープニングのシャンソン、どこかで聴いたことあるな〜と思って耳を傾けていたら、宝塚歌劇団のレビューで時々耳にする曲だった。改めて、良い唄!なんてぼんやりウットリ聴いていたけど、ミシェル・ルグラン先生の>>続きを読む

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

3.4

もう4年ぐらい前にBSで一度録画して、観始めて大して進まないうちに途中で観るのをやめて、そのままハードディスクの容量の問題で消してしまって、以来一度も観直していなかった作品。2022年でデビュー40周>>続きを読む

危険な関係(1988年製作の映画)

3.9

アンモラルへの讃歌。

フィクションは、人間の善を切り取ることができるものである一方、嘘とか悪とか、人間の悍ましさを美しく魅せるものでもある、ということを前提にして受け取らなければならない。

モラル
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