ねるねるさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ALONE アローン(2016年製作の映画)

2.5

アーミー・ハマーが製作総指揮も兼任。
どんなに汚れても坊主頭でもカッコよかった。まつ毛ながーい。

さて、これをどう終わらせるんだ?とそればかり気になって。評価の分かれ目はソコ次第だから。
うんまあ、
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2ガンズ(2013年製作の映画)

3.0

いろんな組織が入り乱れて、巨額の裏金を巡っての駆け引きがにぎやかに繰り広げられる。
ちょっとB級っぽいけど、悪めのデンゼル・ワシントンが楽しめる。18:30あたりのデンゼルの笑顔が好き。

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.0

ラストエピソードでは唖然。
薄味な日本の味とはまるっきり対照的なアルゼンチン料理を味わった感じ。甘くてしょっぱくて辛くて酸っぱくて、苦い。
アルゼンチンタンゴの情念、なかなか噛み応えのある食感だった。

別離(2011年製作の映画)

3.0

こんなんストレス溜まるわ。見事なボタンの掛け違い。一個ずつずれていく。何やっても直るどころかずれていく。

この国の訴訟事情はわからないけれど、弁護士は立てないのだろうか。当事者で示談交渉するとこうな
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雪の轍(2014年製作の映画)

-

苦手な会話多めの苦手な舞台劇風。人間の醜い感情を言葉で曝き合う3時間超。疲れた。

離婚した妹も、お金を燃やしてしまったイスマイル一家も、その後を何も暗示せずぶった切って終わる。雪でぬかるみドロドロに
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アメイジング・ジャーニー 神の小屋より(2016年製作の映画)

2.0

乗り越えられそうにない痛みや苦しみで押しつぶされそうな時、オクタヴィア・スペンサーの“パパ”を思い出すことにしよう。
無神論者にはハードルが高いぜ。

恋とニュースのつくり方(2010年製作の映画)

3.0

映画って楽しい、の第2弾。(第1弾が何か忘れたっ汗)

ハリソン・フォードはもう“ザ・ハリソン・フォード”の域なワケで。つまり、ダイコンくらいでちょうどいい。
ダイアン・キートンとのツーショットも嬉し
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トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.0

オーギュストの存在が鑑賞中は「この人誰?」状態だったんだけど、判事が夢で見た“50年後の君”に繋がるならば、なるほどと腑に落ちる。

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.5

コメディタッチで三部作の中では最も面白かった。主演のカロル、お兄ちゃん、ミコワイ。ポーランドの役者さんって飄々とした独特の人間味がある。監督も出身国ポーランドということもあり、気取りがなく伸び伸びと撮>>続きを読む

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.0

主人公のジュリーは感情を表に出さない女性。
石壁に手を擦りつける行為の痛々しさ、寒々とした階段で膝を丸めてうずくまる姿、涙を流すより深い悲しみの瞳。
ジュリエット・ビノシュの確かな演技力に静かに圧倒さ
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神様の思し召し(2015年製作の映画)

3.0

バルコニーからサンタンジェロ城とサンピエトロのドームが見える!
1ヶ月でいいから居候させてほしい~。

ライオット・クラブ(2014年製作の映画)

2.0

醜くて最低のヤツらがたくさん出てくる。特権階級だと自負し、下層階級の人間を見下す。
当然そんな思想も行動も非難されるが、「実は羨ましいんだろ?」って思ってる。絶対懲りない。

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.0

レジー、ロン、フランシス。愛憎渦巻く特殊な三角関係の話だった。

トム・ハーディの二役が上手すぎ。本当に双子なんじゃないの?って思うくらい。
42分あたりからのペインとのやり取りなんて、ロンのなりきり
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チェンジリング(2008年製作の映画)

3.5

まさに事実は小説よりなんとやら。事実を基にすることが多いイーストウッド監督の方向性の正しさに納得。なにしろ人間の想像力をはるかに超える事が起こるんだから。

ゴードン・ノースコット事件を調べると、映画
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

今から約40年前に起きたアメリカ大使館人質事件を題材とした作品。

製作は2012年で、もっと古い作品のような印象を受けた。時代設定だけでなく、時系列通りにシーンを積み重ねる演出がオーソドックスに感じ
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マッチスティック・メン(2003年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返し系として良くできた脚本なんだろうけど「ダマされたー!」っていう爽快感はなかったかなあ。
ロイひとりをハメるのに6人がかりな訳で、意外なオチに持っていくための強引さを感じてしまった。

サム
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.0

もし映画を監督できるならこんな作品が撮りたいなあ。
ナオミ・ワッツをストリッパー役でキャスティングできるなんて最高過ぎる。ロシア訛りで悪態突いて大きいお腹でポールダンスして、ナオミ・ワッツの振り切った
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

2.0

現実とファンタジー、狂気と正気。
テリー・ギリアム頭おかしいw

ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)

2.0

好きな俳優ばかりなのにあれ?なやつ。
そういう意味では異色作。

ドリーム ホーム 99%を操る男たち(2014年製作の映画)

3.5

マイケル・シャノンの存在感。出演者の一人に彼を据えるだけで土台の強度が増す。自分が監督なら絶対使いたい役者。
「アメリカは負け犬に手を差し伸べない。この欺瞞の国は、勝者の勝者による勝者のための国だ」
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ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-(2002年製作の映画)

3.5

ナチスドイツの大量虐殺を止めようと奔走する、親衛隊中尉ゲルシュタインとリカルド修道士。

彼らの正義を主役と見せかけて、真のテーマはヴァチカンの告発。権威を重んじ保身に走る。あろうことか親衛隊医師の逃
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ディファイアンス(2008年製作の映画)

3.5

ナチスのユダヤ人迫害を逃れた人々の実話は幾つも知られている。偽造書類で身分を偽ったり、隠し部屋に潜んだり。
でも銃を取って果敢に抵抗したユダヤ人達がいたとは知らなかった。彼らはあらゆる手を使って生き延
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サンドラの週末(2014年製作の映画)

3.0

2日間で10人以上の人を訪ねる。かなりの重労働。しかも楽しい訪問じゃない。
それぞれに事情があってお金を必要としている。自分のせいで同僚の家庭にもめ事を起こしてしまう。見たくないものを見てしまう。
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潮風とベーコンサンドとヘミングウェイ(1993年製作の映画)

2.5

「敵は山ほど作ったが友達は少なかった」そう言ってたフランクの幸せな最後の日々。
じーさん二人の屈託のない笑顔と、気持ちのいい潮風が心地よい。
ひげ剃りシーンが好き。人間のてのひらは癒しパワーがあるから
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.0

あーもういろんなこと取っ払って、二人が幸せならいいじゃないか、と思えてくる。
ヨコシマとは無縁なキレイな心には感動しちゃうな。
ライトな作風ながら深遠なる愛の一幕物だった。キャスティングが見事。

ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜(2010年製作の映画)

3.5

ラブストーリーは主演の二人が魅力的じゃないとね。アレクサンダー・フェーリングとミリアム・シュタイン。美男美女でお似合い。
ほどよい格調の高さも残しつつ、楽しめる恋物語だった。

ミリアム・シュタインで
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ダウト 〜あるカトリック学校で〜(2008年製作の映画)

3.0

戯曲の映画化だけあって、一対一の会話シーンが見所。
アロイシス校長とフリン神父の口論がハイライトだが、校長とドナルドの母親のシーンも見応えがあった。誰もが真実と正義の狭間で迷い、人間味を感じさせる演技
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ゴッド・タウン 神なきレクイエム/ゴッド・タウン 裁かれる街(2014年製作の映画)

3.5

掃きだめみたいな街に住むクズ住民の日常が淡々と描写されていく。グダグダ加減に笑うしかないっていうブラックな笑いを誘う。
でも妙に引っかかる作品だった。

フィリップ・S・ホフマン最後の主演作。Wiki
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.5

トレヴァーがなぜこれほど痩せ細っているのか。それを解き明かしていくストーリー。
途中で察しはつくが、それでも飽きさせない緊張感でラストまで持っていく秀作。クリスチャン・ベールの演技に尽きる。

絵文字
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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.5

細部は脚色されているとしても、大筋で事実だっていうんだから史実ってすごい。こんな濃い相関図と人間模様、ドラマの脚本家だって創作できると思えない。

王を中心に宮廷のドッロドロを演じるのは名前を知ってる
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

2.0

ケイト・ハドソンの泣き顔がカワイイ。
セックスピストルズのシドと恋人のナンシーが脳裏を過ぎったりした。
まるで感想になってないけど、特に書くべき事もないの。

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)

3.0

思ったこと、幾つか。
・人間は個性があるから違って当たりまえ。でも共感する力があれば、どんなに違っても認めあえることもあるよね。
・初めて物語を書こうとする時、大抵の人は自分の事を書く。だから処女作に
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

2.5

ヒュー・グラントのインタビューを読んだ。
「ラブコメ俳優の自分が嫌だった時がある」「僕たちの仕事は人を楽しませることだと信じている。俳優も照明や編集のスタッフと同じ職人だと思っている」
ふむふむ。王道
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アルフィー(1966年製作の映画)

2.5

若いマイケル・ケインを愛でる作品。おしゃべりクソ野郎を演じても品があって、スーツの着こなしはお手本です。さすがイギリス紳士。
ジュード・ロウ版よりシニカルだけど、ソニー・ロリンズのサックスが心地良し。

きみがくれた未来(2010年製作の映画)

3.5

映画ならではの温かいファンタジー。生かされた奇跡。意外と深いテーマも内包してる。
もし、大切なものを失ってどん底にいるなら、誰のどんな言葉よりこの映画が背中を押してくれるかも。