ねるねるさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ギヴァー 記憶を注ぐ者(2014年製作の映画)

3.0

「“知る”ことは幸せなのか?」と思ったことがある。
世界中で過去に起きたこと、現在起きていること、差別も飢餓も貧困も戦争も自然災害も経済危機も、直接的に影響がないなら知らない方が幸せなのではないか。無
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.0

大規模な森林火災は日本ではあまり起きないが、世界では時々ニュースになる。
本作はアメリカの森林火災スペシャリスト達の物語で、典型的なアメリカらしい映画だなあと思って観ていた。

危険な仕事でもプライド
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カリブの熱い夜(1984年製作の映画)

2.0

点数甘めにしたかったけど、あまりにもあまりな出来だった(悲)

ジェフ・ブリッジスは個人的に『ビッグ・リボウスキ』以前・以後で分けている。リボウスキ以前のジェフはイケメン枠でB級テイストな作品も多い(
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レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―(2009年製作の映画)

3.5

レッドクリフあれこれ雑感
・『三国志』入門編として◯
 劉備、諸葛孔明くらいしか知らなかったので
 主な人物と相関関係を知る事ができた
・盾の使い方な!
・戦闘シーンの編集が上手い
・中村獅童の顔がお
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レッドクリフ Part I(2008年製作の映画)

3.0

スローの多用と人が吹っ飛ぶ殺陣に爆発。
ジョン・ウー・ワールドを堪能できる。
(大マジメなバーフバリって思ったのはナイショにしとこう笑)

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.0

2011年の作品。新しいウイルスは10年周期で出現するらしい。ウイルスが人の手を介して次々と感染していくカットに背筋が寒くなる。

ただ、これだけの豪華キャストを揃えていながら、ドラマとしての深みがな
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ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

2.5

17世紀に庭師として懸命に生きる女性をケイト・ウィンスレット主演で。後半は庭より恋愛中心だったような。

マティアス・スーナールツの語学力に唸る。出身地のベルギー、アントワープはフランス語や英語のバイ
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エリザベスタウン(2005年製作の映画)

3.0

数々のヒット曲をバックに、賑やかに軽快に人生模様が綴られていく。親戚も知人もみーんな個性豊かで、ほっこりする。
失意の男が立ち上がる物語を撮らせたらナンバーワン、キャメロン・クロウ監督らしさ全開。
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

この先ずっと燻り続ける黒い疑惑。一過性じゃないところが怖さと悲しさを増幅させる。思いがけない結末でなかなかの秀作。

ジョエル・エドガートンは顔も存在感も俳優として派手な方ではない。それがマイナスかと
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ハート・オブ・マン(2019年製作の映画)

3.0

主役アリがパワフル。で、まあまあの下ネタ度。
オリジナルがあってその男女逆版らしいから、それも観てみたい。
エンディング曲のH.E.R.『Think』がカッコイイ。彼女の声大好き。

ライフ(2017年製作の映画)

3.0

あああああああぁいろんな意味で怖かった・・・地球外生命体のタコ率が高い。
設定や展開はまあまあ合格点。ジェイクもレベッカも演技が上手くて、充分ハラハラしたが、ライアン・・・

アロハ(2015年製作の映画)

2.0

肩の凝らない楽しいドラマ、というか、舞台がハワイだけにゆるーい内容で、まあぶっちゃけ、すぐ忘れそうな作品。

ラフ・ナイト 史上最悪! ?の独身さよならパーティー(2016年製作の映画)

2.0

途中まではコメディなのに笑えない展開。
いくら悪いヤツでもあの扱いはどうなのよ・・・?
これがコメディ映画として成立するって、やっぱりアメリカ映画だなって感想。

ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

3.0

ユダヤ人の監督にとって切っても切り離せない旧約聖書。撮るべき宿命だったのかも知れない。
強過ぎるCG臭とウォッチャーズが活躍すればするほどゲーム画面を見ている気分にさせられたが、最後まで見終えるとそれ
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

1990~2000年頃のアメリカ映画らしいファンタジー。「あの時、こうしていたら…」は物語の永遠のテーマ。

キャスティングがはまっている。ニコラス・ケイジの少し情けない顔が別人生に放り込まれたジャッ
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チャイルド・オブ・ゴッド(2013年製作の映画)

3.0

性欲の対象が死体になった時、レスターはもう人の姿をした“何か”になってしまったのか。
肌身離さず持つライフルはレスターにとっての牙であり、四肢の爪のようだ。

それでもレスターは“あなたによく似た神の
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すべての美しい馬(2000年製作の映画)

3.0

寡聞にして知らなかったのだが、原作者コーマック・マッカーシーはノーベル文学賞の候補にもなり、現代アメリカを代表する作家で『ノーカントリー』『ザ・ロード』の原作者でもあった!自分の無知さにビックリしてる>>続きを読む

エル・マリアッチ(1992年製作の映画)

3.0

ロバート・ロドリゲスの原点。
モコ役のピーター・マルカルドがイッケメン!
マッチの仕返し、笑った。こういう小ネタ、好き。
金なし映画好きの若者が勢いで作ったって感じが微笑ましい。

デスペラード(1995年製作の映画)

3.5

ラテン最強。
スティーブ・ブシェミの前説、最高。

ロバート・ロドリゲスの世界観は好き嫌いが分かれると思うけど、自分は割と好き。
ギターケースがロケットランチャーって反則級におもろいw

ひつじ村の兄弟(2015年製作の映画)

3.0

まさかのエンディング。そこで終わらないでー、グミーは大丈夫なのー?羊たちはどうなったのー?・・・っていう疑問は残るんだが。

ひつじがモフモフ、老兄弟キディーとグミー(名前がカワイイ)も長い髭と編み込
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ハートストーン(2016年製作の映画)

4.0

透明なガラスのような映画だった。少し青みがかかっていて、僅かに屈折した部分があって、滑らかだった淵が途中から鋭利になって。
狭い社会で異端は好奇の的になってしまう。個人的に切な系に弱いので点数甘め。
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.0

フラッシュバックが想わせる心の闇。効果音と音楽が感覚を刺激する。虐待は自己否定へと繋がる。ジョーは何度も死のうとして果たせなかった。カフェで過去の自分を撃ち殺し、ニーナと共に再生できるのか。

原題は
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リプリー(1999年製作の映画)

3.0

救いがない。偽りの人生はどこかで破綻する。ダニエルという最大、最愛の理解者を手に掛けるなんてね。

ロケ地はイスキア島、ローマ、ベネツィア。イタリア各地の美しい風景と、撮影当時30才前後の豪華キャスト
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コールド マウンテン(2003年製作の映画)

3.5

『風と共に去りぬ』と同じくアメリカ南北戦争を背景にした恋愛映画。生活力ゼロのお嬢様が逞しくなっていくのも同じ。でも、受ける印象はかなり違うけど。

一番の見所は豪華なキャスト陣。「えっ!この人が出てる
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

命をかけた鬼ごっこ。鬼はしつこさも最強・最新型ターミネーターREV-9!闘う武器もなく、できることは逃げるのみって…観てるこっちも疲れたわー。
T-800の最期とか前作へのオマージュも感じられて、確か
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ワン・ナイト/10イヤーズ(2011年製作の映画)

2.5

キャストが豪華だから我慢したけど、途中まではクソ面白くない笑 
最後は良い感じにほろりとさせてくれたから良しとしよう。
チャニングがジェナとうまくいってた頃の作品ということも加味すれば、味わい深さも増
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THE PROMISE 君への誓い(2016年製作の映画)

3.5

まず前提として、史実に基づく悲劇を題材とした社会派作品には低評価をつけられない、というのがありまして。

オスカー・アイザックの守備範囲の広さよ。アルメニア人も演じられるなんて。個人的にはエムレの死に
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クスクス粒の秘密(2007年製作の映画)

3.0

ハートウォーミングなちょっと良い話かと思いきや、とんでもなかった。
ドキュメンタリー的手法の長回しとアップで(それでも『サタンタンゴ』に比べればカワイイものだけど)、大家族の食事風景が続き、女性陣が容
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

観ている間中ツラかったな。痛ましい事件が起きる予感がして。外れてホッとしたけど、ハッピーエンドじゃない。

どんなに楽しい思い出や夢のような瞬間があったとしても、このままなら負の連鎖。大人になったムー
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コレリ大尉のマンドリン(2001年製作の映画)

2.5

原作は世界的なベストセラー小説で、かなり感動的な内容だそうな。未読ですが。ならば映画化としては未消化だったのかな。
ペラギアとコレリ大尉が魅かれ合う流れが薄いし、イタリア兵虐殺も悲惨さがそれほど伝わっ
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恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.5

グウィネス・パルトローってそんなに美人だと思ってなかったけど、いやいやいやごめんなさい、なんて美しく魅力的なんでしょ!

脚本が上手くてテンポが良くて、豪華脇役陣も含めて、楽しいあっという間の2時間。
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

4.0

史実に大胆な脚色を加えた歴史ドラマ。監督2作目にしてこのクオリティは称賛したい。

まず人物造形・配置がなかなか的確。信念のウォレス、保身を説く父との狭間で葛藤するブルース、策謀のエドワード一世と無能
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いとこのビニー(1992年製作の映画)

3.0

こんな従兄弟はイヤだーって思うけど、最後はうまく収まってメデタシ。
マリサ・トメイのハスッパな感じがカワイイ。なんとこの役でオスカー受賞してたとは。納得の演技だった。
笑ったのはアラバマでは寝坊ができ
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.5

1993年公開でハリウッドがエイズをテーマとした初めての作品。社会派ヒューマンドラマ、かつ手堅い作りで90年代らしいなと思った一作。

トム・ハンクスには二度驚く。一度目は若さに。二度目はエイズ末期の
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

3.0

もっと笑いの要素があるかと思ったが、徹底してシリアス展開。無人島でのサバイバルも、生還後の心理状態も、あーこうなんだろうなと納得させられる。

テンポはやや冗長。設定上、セリフや登場人物が少ないので余
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