このレビューはネタバレを含みます
初め主人公の行動原理が分からずイライラ。
庇って代わりに服役したのは、友への優しさかと思ったらお金だったんかい!って感じ。
序盤は誰にでも優しい男なのかなと思ったが、庇った動機や終盤を観るとその印象>>続きを読む
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スパイダーキラーにより表面化された女性蔑視という問題が、日常のあらゆる所に潜んでいるという所が怖いところ。
スパイダーキラーは、殺人自体が許されざるものというのは勿論のことだが、街の浄化の為・神の為>>続きを読む
今にも爆発しそうな危うさをもった役は日本では浅野忠信がピカイチだなと再確認した一作。
(「淵に立つ」とか名演だったと思う)
モキュメンタリーにすることで、序盤の平穏さとの対比で終盤の緊迫感が際立って>>続きを読む
ゴッホが見た光景なのか、はたまた実際に起こったことなのか混乱する。
それがゴッホの見た世界の追体験であり、制作側が意図した演出なのだろうか。
ゴーギャンとの離別のシーン、テオと再会し自らの絵の評価を>>続きを読む
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テーマはさておき、シュールなギャグが個人的ツボに刺さりまくった作品。
“ゾンビ”のくだりとか爆笑でした。
知的好奇心に溢れながらも、一般教養というか常識皆無の娘が世間に解き放たれるという怖さも感じた>>続きを読む
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エマストーン、本作のために一肌どころか大分脱いだな。
今までの清楚なイメージを覆すブッ飛んだ演技だった。
(「女王陛下のお気に入り」で既に覆しつつあったかもしれないが)
それに、とてつもないスピ>>続きを読む
前作の歪んだウォンカとは180度変わり、夢と希望に溢れたウォンカだった。
前日譚ということで、本作と前作の間で何か劇的な出来事があって歪んだウォンカになったのかもしれないけれども、その激変っぷりに違>>続きを読む
リバイバル上映で初鑑賞。
ユニークな街の人々、クスッと笑わせてくるギャグ、一見陽気な毎日なのにどことなく漂う閉塞感、全部込みで最高なティーン映画だったな。
新年早々良いものを観れたと良い気分で劇場を>>続きを読む
代わり映えのないような毎日でも一日たりとも同じ日・同じ時間はない。
“今度は今度。今は今。”として目の前の一瞬一瞬を大事に生きていかなかればいかない。
そんなメッセージを感じた作品。
それを証明する>>続きを読む
銀行マンとしての矜持を持った中堅組が、会社の膿を出しきるため、階級に屈することなく奔走するエネルギッシュな作品。
ACB・東京地検特捜部・ジャーナリスト、それぞれが熱い思いを抱えて仕事に臨む姿は格好>>続きを読む
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心に抱えた闇と向き合う物語。
息子を死へと追い込んでしまった贖罪。
環境破壊を行う企業から献金を受け取り、それを正当化する教会。
自らに近づきつつある死。
己や社会への絶望や怒りにうちひしがれ、自>>続きを読む
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贖罪の物語。
罪滅ぼしに終わりがあるか分からない中、復讐に囚われた、かつての自分と似た危ない才能をもった若者に出会ったことで、なんとか彼を救おうとカジノ巡りに連れ出す。
主人公の罪滅ぼしは報われな>>続きを読む
モーティマーとインディオ、主演のイーストウッドを凌ぐくらいキャラ立ってたな。
勧善懲悪的な要素が強い西部劇においては、悪役が魅力的でないと作品も盛り上がらんよなと感じたところ。
モリコーネの音楽も>>続きを読む
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「依頼人のことは知らない。依頼されたから殺すだけだ」と語ったとおり、感情を排して依頼をこなす殺し屋だが、最後の最後は感情が入ったというところか。
極力余計な台詞を省いて、画だけで表現するというシー>>続きを読む
港町が舞台のフィルムノワール。
浜の男になっても、骨の髄まで染み込んだ極道の生きざまは消えない。
田中裕子を抱いたのは、ミナミの男としての顔が忘れられなかったからなのかな。
(にしても、奥さんいる>>続きを読む
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街を出たい気持ちを持ちながら、去る者や変わりゆく街とは対照的に、変わらぬ生活をする家族に縛られてたら、取り残されてる感覚にもなるよな。
アーニーと共に街を出ようとするラストは、希望に満ち溢れた感じで>>続きを読む
家族だからといって必ずしも合うとは限らない。家族という同じ星に生を受けたのはたまたまなんだし。
海辺の家いいな。
海面に反射した月の明かりが部屋に差し込んでるのが良い。
人間のありのままの姿を写した作品。
欲望と欲望のぶつかり合い。
男を手玉にとる強いヒロインは今作でも健在だけど、今回はそれ以上に、ヒロインを賭けてぶつかり合う男二人の姿にグッときた。
男って愛の前>>続きを読む
「限界を見極めるのが重要」
「完璧を目指したくなる性分」
劇中は冒頭でシューマッハ自ら語るこの言葉を
体現する現役時代の映像が続く。
F1界の大スター、セナにも臆せず限界ギリギリのバトルを仕掛けるキ>>続きを読む
アルパチーノの我慢強さすごい……。年齢を重ね、それまでの恋愛経験の豊富さ故の忍耐力なのかな……?
(若輩者の自分は愛想尽かすと思う……。)
正直共感できる所がなかった>>続きを読む
所々挿入されてる、謎の演出が癖強い……。
自分には、悪目立ちしすぎてるように写った。
アル・パチーノが大声でシャウトして、アル・パチーノやってるの観れたのが、ファンとして唯一の利点かな。
入社間もない若手記者が、一国の大統領、しかも大国 米国のトップを揺るがす特ダネを掴むまでの途方もない調査や、国からの圧力にも屈しない情熱を描いた、エネルギッシュな作品。
何度も壁にぶち当たる記者2人>>続きを読む
1ジャーナリスト、情報源と接触する1人間として、何があろうともジャーナリズム精神・情報源の信用を守るという信念を貫き通すパチーノ。
元は健康産業に携わっていた科学者として、人々の健康を害している現状>>続きを読む
ラッセル・クロウの役はズルい。惚れるわ。
それに負けないくらいクリスチャン・ベールも良いんだよなぁ。
誇れるもの、尊厳を求めて命を懸ける姿は、儚くも、すさまじい輝きを放ってた。
ベンは時折絵を描い>>続きを読む
たまには冴えない役のパチーノもいい。
冴えないけども、人を惹き付ける魅力的なキャラクターだった。
イングリッシュとの別れのシーン、多くを語らず握手して去っていく様が、2人の関係性が出てて良かったなー。
イーストウッドは、寡黙だけど人情味溢れる、魅力的なキャラクター演じるの上手いな>>続きを読む
“夢”って、どんなに過程の努力が辛いものでも苦しいと感じなかったり、自分の限界を超えさせてくれるような素晴らしい発奮材でもあるけど、それだけ威力が凄まじいものだからこそ、達成後に生きる意味失>>続きを読む
無償の愛を注いだとしても、その愛が受け止められないのならば、これほど悲しく、むごいことはないよなー。 無垢に愛を求めて冒険する姿は見てて辛い。
感情がないロボットだからといって、人>>続きを読む
哲学的テーマで考えさせられた前作とは違い、世界観だったり、画を堪能した作品かな。
少佐なき後のバトーの哀愁が画面全体からヒシヒシと伝わってくる。全体的に暗い感じなんだけれども>>続きを読む
身体の擬体化が進み、機械と人間の境界が分かりにくくなっている中で、人を人たらしめているのは ゴースト≒ 魂 なのだろうか。
身体が機械であるならば、魂はどこに宿っているのだろう?と>>続きを読む
人間とアンドロイドの心理的駆引きと密室っていうシチュエーションが、ハラハラドキドキ感を高める。スリラー物としては面白かった。
「ブレードランナー」「攻殻機動隊」のような、テーマが>>続きを読む
“人を殺める”っていうのは、全員が全員できることではないし、許されないことであるというのを当たり前のことだけども、改めてしっかり認識させられた気がする。
映画を観ていると、いとも>>続きを読む
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自分(観客)はアンソニー視点で観ているため、困惑している訳を理解できるが、家族はアンソニーがどう物事を認識しているのかも分からないため、なんとか対処しようとはするが、手がかりもなしに人を闇雲>>続きを読む