前半は最高。
これ以上ないくらいの多幸感に溢れた時間が流れ、終わって欲しくないくらいだった。ただ残り1時間くらいからはクラブでひたすら踊るシーンの繰り返しで、だんだん「何を見せられているんだ…?」と>>続きを読む
現実と虚構の境が曖昧になるこの感じはパナヒが師事したキアロスタミを思い出させる。
国内外に訴えかける、パナヒにしか撮れない映画だった。
原作モノは微妙なものが多い印象の今泉監督だが、今作は結構良かった。
真木よう子は昔から好きな女優だったが、また新たな一面を発見できた気がする。
今回の特集の目玉であり、ずっと観たかった作品。
ジャン=ピエール・レオーとベルナデッド・ラフォン、フランソワーズ・ルブランがひたすら喋り続けるだけの3時間40分だが、全く長さを感じない。多用される長>>続きを読む
タイムループものかと思っていたら…という意外性は良かったが、ラストがあまり好きになれなかった。
これは面白い。ウェス・アンダーソンはこういう作品の方が良い。
設定やビジュアル、ストーリーがかなり好み。
修道女のカルメンは『裁かるゝジャンヌ』のルネ・ファルコネッティを想起させる出立ちだった。
後半は加速度的に面白くなっていくが、前半が正直退屈だった。
これは気を失ってしまったけど、『わるい仲間』よりは面白そうだった。
長い。
ただアクションは相変わらず楽しめたのでそこは良かった。特に花火ショットガンを撃ちまくるシーンは俯瞰カメラも相まって最高だった。
ちゃんとハリウッド映画の日本でなんだか安心した。
2人が憎み合ってる理由は最後までよくわからなかったし、そもそものストーリーが面白いわけでもなかったが、不思議と引き込まれた。
終わり方には驚かされたものの、全体的に悪くなかったと思う。主演2人のファ>>続きを読む
観終わってからデビュー作だと知った。
(気を失っていたのもあるが)そこまで印象に残る作品でもなかった。
さすがに今観ると全く怖く無かったが、映像表現としては素晴らしいものがあった。50年前と考えるとやはり凄い。
とはいえ序盤の砂漠のシーンは長すぎるし、中盤ももっと短くできそうだし、全体的に間延びしてい>>続きを読む
脚本、演出、構成がやはり凄まじい。『パプリカ』の時も思ったが、これだけの内容で90分以内に収めているのが信じられない。
序盤のスリリングな「未麻の部屋」のシーンや、現実と虚構が入り混じる中盤も素晴ら>>続きを読む
時間合わせで観たが、思っていた以上に良かった。
笑えるシーンも多く、良い塩梅で挿入されていた。
アカデミーに選ばれてからデビューするまでやレース戦績など、脚色感を感じてしまう部分は多々あった。ただテンポが非常に良かったうえ、レースの演出が最高だったので満足(恋愛要素は不要だった)。
ちゃんと日>>続きを読む
ありきたりなジャンプスケアの繰り返しで終始フラストレーションが溜まっていた。
このシリーズはミステリー、サスペンスとしてもイマイチなのに、さらにイマイチなホラー要素も加わったことで目も当てられない出>>続きを読む
ストップモーションは苦手だが、本作はクリスティーナ・コホトヴァ演じるアリスが本物の人間ということもあり、そこまで拒否感はなかった。
結構楽しめたが、短尺にも関わらず長さを感じた。
これも観たかったので劇場公開は本当にありがたい。
ただこちらはバカンス映画ではないとのことで一抹の不安を抱えていたが、案の定ハマらなかった。ロジエらしさは相変わらずだが、演劇シーンがつまらなすぎて苦>>続きを読む
ずっと観たかった作品。劇場公開してくれて本当に感謝。
『アデュー・フィリピーヌ』よろしく、バカンスまでが長いが、始まってからは面白い。けれどそこまで爆発力があるわけでもないので長さは感じてしまった。
屋根の上に女が現れるオープニングには引き込まれたが、以降はそこまでだった。
ただ、デートメルスの狂った演技だけで観る価値はあると思う。
これを観る前に『軽蔑』を観ようと思ったらリマスター版が上映されるとのことで見送った。ますます観たくなった。
肝心のピナ・バウシュが最初と最後の1分しかでてこなかったのには少し笑った。
舞台裏かと思ったら本番だったところが印象的。
あまりにも褒める人が多いので初見は映画館にしようと決めていた作品。
実際観てみると結構難解で驚いた。雰囲気はそこまで好きではなかったのでちょっと残念。
ウェス・アンダーソンらしさは全開だが、それだけの作品。
やりたいことと作風が合ってないんじゃないか?
これは嫌いじゃないリヴェット。
『ノロワ』みたいに劇伴の演奏者がそのまま出てくるが、今作は本編とは別の映像なので、もはや違和感はなかった。心地よいサウンドだったのでむしろ満足。
エルミーヌ・カラグ>>続きを読む
安心安全のステイサム映画。
1作目はもはや覚えていないが、多分今作の方が面白い。
素潜りし始めたのには笑った。