監督はRichard Tuggleですが、彼は1979年にドン・シーゲルがイーストウッドと組んだ「アルカトラスからの脱出」のシナリオを書いた人物。
しかし演出はやはり不慣れだった模様で、実際には殆どイ>>続きを読む
先に苦言を。
邦題の「ゼロ・グラビティ」と原題の"Gravity"では全く意味が違う。
これはいかがなものかと...。
さて本作、上映時間が91分と大手スタジオ製作の大作としてはかなり短く刈り込まれ>>続きを読む
2000年代の米国製ホラー映画について、メジャーシーンのトレンドセッターとなったのはやはりジェームズ・ワンということになるのだろう。
ワン監督が注目を集めたのはやはりSAW(第一弾)でしょうが、その後>>続きを読む
南アフリカの新人監督が3千万ドルの製作費で作った「第9地区」が世界的に大ヒットしてオスカー作品賞にまでノミネート。
その結果、続く第2作となる本作では、1億ドル以上の資金を与えられたニール・ブロンカン>>続きを読む
生粋の娯楽映画監督デビッド・トゥーヒーによる異色の潜水艦ドラマ。
予備知識なしで鑑賞したことも幸いしたのか楽しめました。
第二次大戦中の米軍の潜水艦を舞台にしたドラマに途中からひねりが入って来て意外な>>続きを読む
2013年公開作でアメリカンコミック、本家本元3度目の本格映画化です。
リチャード・ドナー版(1978)、ブライアン・シンガーによる「スーパーマン・リターンズ」(2006)
そして本作。
本作はダーク>>続きを読む
ホラーのカテゴリで扱われている作品ですが、どちらかと言えばミステリーに分類する方が相応しい作品かな。
ラス・ベガス行のバスが、荒地で横転。
警察が駆けつけると乗客たちの遺体が散乱...その現場に残さ>>続きを読む
フレンチ・ホラー界の代表格、アレクサンドル・アジャがプロデュースした異色スリラー(ホラーとはちと違う気がします)。
監督のフランク・カルフォーンとは「P2」でも組んでおりましたから旧知の仲と言った所で>>続きを読む
2013年公開の本作製作の時点で還暦をお迎えになっていたシュワルツネッガー氏。
カリフォルニア州知事の職を経て銀幕への復帰第一作はやはり鉄板のアクション映画でした。
国境にほど近い小さな町でメキシコへ>>続きを読む
これは困った作品です...。
ストーリーについて書くと趣を削ぎかねない、しかし物語の展開そのものに重点がある作品なのでどうしても触れたくなります...。
作品解説には「人間の深層心理を鮮烈に描く、奇想>>続きを読む
邦題は「シュガー・ラッシュ」と主人公が迷むお菓子の国を舞台にしたレースゲームの名称になってますが、原題は”Wreck It Ralph:ぶっ壊せラルフ!”。
製作総指揮としてジョン・ラセター(トイ・>>続きを読む
幾つになっても「自分探し」は大変だぁ。
"Dame"ジュディ・デンチを筆頭にビル・ナイ、トム・ウィルキンソンやマギー・スミスといった英国映画界のシルバーエイジ組(重鎮)が顔を揃えた作品。
監督は「恋>>続きを読む
邦題は「アウトロー」と投げやりな(?)タイトルですが原題は主人公の名前、ジャック・リーチャーと直球。
クルーズ氏と言えば初の主演作「卒業白書」が1983年公開でしたからそれからすでに40年。
生存競>>続きを読む
T・バートンと言えばアメリカの元祖オタク派クリエイターでしょう。
しかし元々万人のウケを狙って作品を作るような器用さは持ち合わせていないクリエイターがシビアなショービジネス界で生き抜くのは至難のことで>>続きを読む
ジャカルタを裏で仕切る犯罪界のボスを拘束すべく急襲する特殊部隊の面々は犯罪者たちの巣窟である高層ビルに突入するのだが…。
という内容は物語と言うよりは只の設定に過ぎず、開始早々20分で攻撃部隊は逆襲>>続きを読む
ポール・バーホーベン&シュワルツネッガーによるオリジナル版の公開は1990年でしたから、既に30年以上の月日がたっております。
その間、CG技術導入による映像革新は著しかった訳で2012年にこの物語を>>続きを読む
Marvelフィルム社(現Marvel Studio)の創設は1993年のことでしたが、自社制作に乗り出したのはアイアンマン(2008年)の第一弾でした。
ディズニーが同社を買収したのは2015年でし>>続きを読む
現在のアメリカ製「デジタルSFスペクタクル映画」のショーケース的作品。
その特徴としてまずは物語の背景を極端に割愛して「いきなりクライマックス」から始めようとする姿勢。
これは要するにゲーム世代の観>>続きを読む
本作「プロメテウス」は言わずと知れた「巨匠」リドリー・スコットの最新作であり、彼の代表作(というか出世作ですかね)「エイリアン」との関連が取りざたされてた作品です。
「エイリアン」が世に出たのが19>>続きを読む
端的に言ってインパクトと完成度は「ダークナイト」の方が上。
しかしエンターティメントとしてのカタルシスは本作「ダークナイト・ライジング」に軍配が上がる。
実際、クライマックスに掛けてはシリーズ中最高の>>続きを読む
1981年の作品ですからご存じない方も多いでしょうね。
大ヒット作でもなくどちらかと言えば地味な作品だったこともあって余り話題にもなりませんでしたが妙に気に入った「SF西部劇」。
木星の月:イオにあ>>続きを読む
ウディ・アレン。
最近の若い映画ファンの皆様は彼の作品をどういう風にご覧になられるんでしょうか?
米国映画の大型化・商業エンタティメント化の中にあってアレン氏の作品群はかなり異色な存在ではあります。>>続きを読む
1975年公開のフランス映画。
私が本作を見たのは名画座(これももう死語ですかね)の2本立ての一本として。
この邦題やポスターの印象からは男子が好んで見るような作品では無かったのですが、いざ鑑賞してビ>>続きを読む
原題の”Innkeeper”とは宿の管理人といったところでしょうか。
Yankee Pedlar Innは年季の入った老舗のホテル。
景気の低迷もあって、あと数日で廃業の日を迎えることになっておりま>>続きを読む
メガトン級の世界的ベストセラーをアメリカ映画界が放っておくはずもなく、その意味では出るべくして出たハリウッド版。
脚本(スティーブン・ザイリアン)も演出(デビッド・フィンチャー)も一流どころを揃えてい>>続きを読む
デジタル映像の時代の功罪を感じさせるアメリカ映画。
「こりゃあ、珍品だわ」というのが正直な感想。
只の見かけ倒しのツマラン作品なら腹も立つのだろうが、本作の場合はそれ以前に理解しがたい面が多々あって>>続きを読む
別に本シリーズのファンではありませんし、全作欠かさずチェックしている訳でもありません。
第一作はありていに言って、ごく普通のアクション映画だった記憶があります。
売り出し中だったヴィン・ディーゼルとポ>>続きを読む
原題は「ヨーロッパの名料理人たちを殺しているのは誰だ?」(笑)
1978年公開の”ソフィスティケイテッド・ミステリコメディ”。
シニカルで「毒」があって、でもすっごくお洒落でちょっぴりエロティックな>>続きを読む
この邦題はいただけませんが、今やオスカー女優となったエマ・ストーン嬢の「出世作」で、実にご機嫌な出来であります。
80年代から90年代初頭にかけてアメリカ映画であれほど隆盛を誇った「学園もの」ジャン>>続きを読む
日本でアメリカのコメディ映画があまり受けなくなったのはいつ頃からなんでしょ?
私見では80年代に隆盛を誇った「学園コメディ」が下火になったのが契機ではないかと疑っているのですが。
本作も本国では大ヒ>>続きを読む
Star Trekのリブートだけでなく、Star Warsのエピソード7-9のかじ取りを担当した売れっ子のJJ・エイブラハムズ氏の2011年公開の話題作。
しかしこの引っかかる気分はどこから来るんで>>続きを読む
エロ!グロ!!ナンセンス!!!
正にそんな作品ですし、その手の描写を期待するファンの期待は裏切られません。
見る側の期待に応えたという意味では立派な娯楽作品と言えましょう。
ジェームズ・キャメロン>>続きを読む
コーエン兄弟にとって一つの到達点とも言える「ノーカントリー」を見た時に「こりゃ完全に西部劇だよな」と思ったので彼らがストレートな「西部劇」を撮ると聞いても特に違和感はありませんでした。
しかし本作「ト>>続きを読む
「ダークナイト」トリロジー、「インター・ステラ―」そして「テネット」とヒット作を連発してクリストファー・ノーラン監督はすっかり巨匠の仲間入り。
2010年に公開された本作はノーラン監督の完全オリジナ>>続きを読む
世界がゾンビに支配された大混乱後のアメリカ。
「生存者」の大学生の若者はゾンビの恐怖に怯えつつ故郷のオハイオ州コロンバスを目指します。
その道中、過剰に武装したタラハシーと名乗る謎のゾンビキラーと出会>>続きを読む
いつから「アメリカン・コメディ」は日本ではウケなくなったのでしょうかね。
タイトルのDate Nightは結婚したカップルが夫婦水入らずでおめかししてお出かけすることを意味しております。
フィル&ク>>続きを読む