ナタリーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ナタリー

ナタリー

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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.8

コメディ、と言ってもなかなかシュールな感じの笑いと深刻さが含まれていてどう観れば良いのか途中わからなくなった
詐欺をしながら生活をしている一家、その最中である女性に出会う
結局主人公は愛されたいのかな
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

3.8

過酷な国に生き続けるべきか、過酷な国境越えを試みるか
脱北と一言で言っても簡単なことでは無いその現実を目の当たりにした
彼らは命をかけて国から逃げようとしている
しかし国の残酷さは変わらない
このドキ
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絶好調(1965年製作の映画)

3.8

キャンプをしていた男が突然強制収容所に連れて行かれる
エテックスのちょっと毒の効いた笑いがふんだんに詰まったコメディ
これもまたニヤリとさせられるシーンがたくさん組み込まれていて面白かった
14分とい
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ビーン(1997年製作の映画)

3.7

小さい頃よくテレビ版を観ていたビーンの、劇場版!
いやあ笑かしてもらいました笑
これは何も考えたく無い時とかにゲラゲラ笑って観れるコメディだなと
ビーンの破天荒っぷりはテレビ版と変わらず
でも無邪気な
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女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

4.0

恋する男を鑑賞
不器用な男の不器用な恋を描いたコメディ作品
いやあ笑った!
うまくいかない恋路にチャップリンをどことなく彷彿させるギャグのセンスの良さ!
ほぼセリフがなくても伝わる演技に脱帽
ピエール
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健康でさえあれば(1966年製作の映画)

3.8

4作品のオムニバスで出来ているこの作品
どの作品もニヤリ、クスクスと笑える作品でとても楽しい
個人的には一作目がどストレートで良かったかな
どれも甲乙つけ難い、まったりしたいときに観るのに最適なオムニ
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.7

悪い人間が誰もいないんだよなあ、そこが愛すべきポイントだった
家族愛がしっかりと描かれていて衝突でさえも後で分かれば愛と変わる
父と子とぶつかるシーンはヒヤヒヤとはしたけど、なんだかなあ自分の今と重ね
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

いやあ気持ち悪い!(褒め言葉)
やり過ぎだろ描写多いけどそれがバリーコーガンだから許せちゃうところがある!
気味の悪さとブラックコメディ臭のほんの漂う感じ、このマッチさがまた良い
登場人物全員どこかし
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.9

カウリスマキ作品二本目の鑑賞
突然会社を解雇された孤独な男が、殺し屋を雇い殺されることを願望するも…
人生思ったようにいかないのがそれこそ人生なのだと言われてる気がした
人に馴染めない主人公も無愛想な
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真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.8

働いていた鉱山は閉められ無職になり、父が自殺、不運続きの男の行く末を追う話
本当に不運ばかりなんだけどどこかユーモアある描き方をしてあるのがクスッと笑ってしまう
出会った女の息子と主人公の絡み方が良い
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.9

劇的に派手なホラーというわけではなかったけどなかなかに面白かった
物理的恐怖で怖がらせるホラーが多い昨今メンタルをジワリと蝕むようなホラーだと思ったので後味の悪さは抜群
設定もしっかりと練られていてこ
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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

これはただのボクシング映画じゃない、ボクシングを通した人間愛の話だと思った
最後の展開には驚愕させられたが、どれだけ人と人の信頼と愛が試されるかの世界だと思う
観終わって正直言葉が出なかった
ずしりと
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クライング・ゲーム(1992年製作の映画)

3.5

当時には新鮮な話のあらすじだったんだろうなと思う
人質と犯人、不思議と仲良くなってしまう過程もスマートで観やすい
だがどんでん返しがあってしっかりと楽しませてくれる
サスペンスというよりは恋愛ものに近
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夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)

3.8

ウォンカの予習にと思い観た
チャリチョコを先に見てた人間としてはこっちの方が明るく夢があり、またミュージカルなのがスパイスになっていて良かった
ウンパルンパも愛嬌があって良い笑
ファンタジーらしいのが
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.7

どんなに煌びやかな光るステージの上に立っていても、心にはいつも孤独がある
その孤独は埋められないまま
唯一支えだったのが少年との文通
ドランは心の闇と光を生み出すことがとても上手い
観ていて胸が締め付
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変態島(2008年製作の映画)

2.5

津波で亡くした子供を追ってとある島に辿り着いた夫婦
邦題が間違ってる気がする…
終始悲しい物語だったし、カルト臭は満載だけど変態ではなかった
奥さんの気の狂い方が徐々に見ていて辛くなってくる

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

ドランは繊細な愛を描くのが本当に上手い
愛してるだけじゃ全てがうまくいかないこともよく知っている
支えようとしても崩れてしまう自分、相手を取るか自分を取るか
時には失ってしまうものもある過酷さも描かれ
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世界侵略:ロサンゼルス決戦(2011年製作の映画)

3.4

午後ローで観て二回目の鑑賞
エイリアンの侵略に立ち向かう人間たちの激しい戦い
戦いが迫力あって見応えバッチリ
そこにヒューマンドラマも少し織り込まれててバランスも良い
とにかく爆破のシーンや襲撃のシー
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.8

喧嘩別れした兄が倒れたと聞き、芝刈り機で会いに行くおじいちゃん
その道すがらに様々な出会いがあり、まるでこの旅が人生を凝縮させたかのようなロードムービーだった
人の優しさ、厳しさ、それは様々だけどそれ
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

モキュメンタリーなんだがまず画面酔いが酷い
ツッコミどころ多くてなんじゃこりゃな状態で見てしまったけど最後の畳み掛けの恐ろしさはそれとなく怖かったかも?
お母さん、除霊中扉開けちゃダメって言ってたのに
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美しき棘(2010年製作の映画)

3.4

若き日のレアセドゥが主演
母が亡くなったことで孤独を埋めるように危険なことに手を出し続ける少女の話
終始光のない目をしているレアセドゥの演技がなんともアンニュイだった
思春期に起きた悲劇は埋めようとし
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.0

貝のマルセルのドキュメンタリーを作り、それが大人気!
マルセルは素直で冒険家で時々おっちょこちょいな可愛らしい貝表情が決められているのに豊かに見えて愛おしくなる
ストップモーションとは思えない、そこに
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.0

これが実話だったとは、衝撃
5歳で迷子になり25年を経て家族との再会
ラストにはグッときてしまい、思わず涙が出そうになった
故郷を思う気持ちが強ければ帰ることができるんだね
幸せそうなサルーの顔にこち
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.6

肥満体型のせいで虐められているサラ
ある日いじめっ子達が誘拐されるのを目撃し…
なんともサラへのいじめがえげつなくて酷かった
そりゃそこに現れた誘拐犯に心救われたような気がしてしまうのも無理ないよなー
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.7

人間のエゴで動物達の運命が左右される
動物のロードムービーは初めて観るが、EOが終始可愛らしくもありまた善人悪人と出会いどう思うのかが目で語られていて考えさせられるシーンが多い
新しいかたちのロードム
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ビル・マーレイ・クリスマス(2015年製作の映画)

3.7

ビル・マーレイ好きにはたまらない作品!
歌声も聴けるし存分にビル・マーレイが堪能できる
そしてクリスマスのこの雰囲気よ、なんてシックでオシャレなんだ
ゲストも豪華で目に贅沢な作品だこと!
これを今の時
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クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

3.6

家族それぞれの事情があってワーっと一波乱も二波乱もするドタバタ系コメディ
こういう作品久しぶりに観たなあ、やっぱりクリスマスは賑やかな映画がよく似合う
孤独感を感じる人もいれば人との温かさを感じる人も
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サンセット・ストリップ ロックンロールの生誕地(2013年製作の映画)

3.8

サンセットストリップに想いを馳せる人たちのインタビュードキュメンタリー
もう情報量多くて、満足です
まさかスマパンのビリーまで出てくるとは
ジョニーやキアヌ、スラッシュや様々な大物たちが愛してきたサン
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ニュー・オリンポスで(2023年製作の映画)

3.8

70年代、ある日映画館で出会い恋に落ちる二人の、出会いから別れを描いている
実話に基づいていることに驚き
こんな劇的なことが実在していただなんて
ラストは胸を締め付けられる思い
まさにイタリアらしい濃
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.8

80年代パリ、深夜ラジオをきっかけに繋がるシングルマザーと少女
それは家族愛にも似た暖かな愛情だった
映し出されるパリの風景がため息が出るほど美しい
明け方のヒンヤリとした、でも日の昇るしっとりとした
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.7

ドラマシリーズは未見だが十分に楽しめた
ストーリー設定もしっかりしてて、細かな描写もちゃんとしている
ルーヴルには幻想と怨念が込められているんじゃないかと言う視点でもワクワクされっぱなし
また露伴と泉
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パラヴィの見つけた幸せ(2022年製作の映画)

3.7

息子の婚約話のパーティーで、母のレズビアンである事実が暴露されてしまいそれ以降村人に後ろ指さされる生活になる
婚約者の父がとにかく許せない!
自分の地位のことしか考えずにいるし、息子も息子だなあと思う
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呪怨(1999年製作の映画)

3.4

あったら嫌だなあのホラー演出の怒涛のラッシュ
演出がザジャパニーズホラーなのでビビらせ方が良き
オムニバスになってるけど全部繋がっているからわかりやすい
古き良きホラー作品でした

リング(1998年製作の映画)

3.4

見たら死ぬという呪いのビデオが伝染する巷
心霊的怖さはそこまで迫力はないものの、陰湿な嫌な怖さがジワジワと襲いかかってくる
呪いの恐ろしさが後半につれて増していくのも醍醐味である
BGMが俊逸だった

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

面白い!最強の悪魔が暴れてからの怒涛の展開がもうスピード感が良くて、それに対峙する神父たちの主への祈り
神父たちにも過去の罪が許せなかったり人間的ドラマも見せつつあり見応え抜群
それに加えて神父たちの
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地上の星たち(2007年製作の映画)

3.9

失読症を持つイシャーンは周りに理解されず問題児扱い
しまいには寄宿学校に入れられ、段々と落ち込んでいくが…
理解してくれる人が一人でもいることの心強さとか痛いほどわかる
そしてその子にとっての違った才
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