前作のヒットを受けて作られたブルース・リー主演第2作。前作より大幅にアクションが増加しており、もうしょっぱなから大乱闘にヌンチャクと、もう大判ぶるまい。しかもそれを終盤でもやってくれんだからいや~たま>>続きを読む
我らがブルース・リーの初主演作。そのためか彼のアクションは他の作品より控えめで、馬鹿すぎる登場人物や強引な展開がどうしても目についてしまう。リーの仕草はすごくいいんだけどねえ。(特に血をなめるところ)
この作品はブルース・リーを見ることのみに価値がある。
彼の格闘、それは芸術。彼の動きは美しき舞であり、一瞬静止しているときはまるで彫像のようだ。しかしその時以外の彼はとてもチャーミング。戦だけの男では>>続きを読む
「ニューヨーク1997」の一応続編ではあるが、やっていることはほとんど同じである。そのため前作と比較がしやすく、全体的に登場人物の描写の甘さ(一部除く)やテンポの悪さが目立ってしまっていた。だからとい>>続きを読む
天下の大都市ニューヨークをそのまんま刑務所にしちゃってたり、その中が文字通りカオスな空間になっていたりする大胆な世界観。伝説の男プリスケンをはじめとする一癖も二癖もあるけどカッコいい登場人物たち。全体>>続きを読む
二人の間抜けが起こした銀行強盗事件を通して、人間の醜さや個人の無力さなどいろいろなものをあぶり出した名作。犯人役のアル・パチーノとジョン・カザールの名演はどこまでも滑稽で、どこまでも悲しい。
究極的に素朴な映画。映像と音声だってその気になればストーリーの語り部になり得る。
確かにそれぞれのキャラクターは魅力的だし、アクションやストーリー展開からいい具合に戦争の無為さがでていてよかったが、ライアン二等兵を見つけてからの展開がかなり雑になっていて、普通のアメリカ映画になって>>続きを読む
宇宙計画、そこにかかわる巨大な陰謀、プロットをなぞるだけでも興奮モノだが砂漠でのサバイバル、飛行機とヘリのチェイスなどアクション面も充実し、さらに隠し味として70年代一ダサカッコいい男エリオット・グー>>続きを読む
映画としてみればあまりにもオチに簡単に到達しているような気もするが、現実に起きれば当時も今も(むしろ今のほうが)こうなりそうな気もするのも確かである。恐るべしキューブリック。
個人的戦争映画四天王其の一。この映画で描かれているのは、正真正銘の”戦争”である。ほとんどの映画において、戦争は100%悪として描かれる。しかし今作で最も邪悪とされているのはその中で出てくる名誉欲や支>>続きを読む
車の中のものが突然無くなったり(結局あれ誰がとったんだろう?)、シリアスな場面でラジオからノーテンキな曲を流したり、自家用発電機とチェンソーの音を同じような感じにして家の場面で頻繁に流したりすることで>>続きを読む
作中起きた事件をその結果に比べてあえて軽く見せる演出は多少やりすぎではあるが斬新て中々面白かった。そしてあのウォーケンの演技の素晴らしさ。全体を通して寒々しい雰囲気にも注目。
よく戦争映画の傑作として扱われることが多い本作だが、個人的には戦争描写はほかの映画に比べてかなり雑であり、むしろいろんな経験を通して人が変わってゆくいわゆる青春映画に思われた。
失敗続きで嫌になった時に、この作品はそんな自分を励ましてくれた。どんな人間も時には失敗し、時には成功する。だから失敗してもめげずに成功を求めて自分らしく生きていく、それが重要なことではないか。
登場人物や背景の映し方だけで十分怖い。ただ、俳優の演技があまりにも(監督の意図とはいえ)やりすぎで最後には怖さを通り越して笑いがこみあげてしまった。
現人神クリント・イーストウッドは汚れているが故に何よりも美しい正義を突きつけ
悲(喜)劇の名優アンディ・ロビンソンはそれに対抗する何よりも醜い悪虐非道を見せつけ
撮影神ブルース・サーティースは人間>>続きを読む