ニックさんの映画レビュー・感想・評価

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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

4.3

1962年の本作品、リアルタイムでは見られなかったが、少年時代にテレビで見た。何十年ぶりかに再鑑賞。
大人の目で見ると、有島一郎先生が製薬会社宣伝部長としてワルノリしてるのが、後の「飛び出せ!青春」の
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

4.0

ベルギーのいわゆるゾンビ映画。登場人物は、主人公カップルも含めて、全員ダメダメで、ろくでもない。グロくて血がドバドバのスブラッター、しかも適度にエロい。しかし暗さは微塵もなく、こういうゾンビものはいー>>続きを読む

あぶない刑事(1987年製作の映画)

2.5

人生初あぶデカ。ドラマを見続けた人たちにはおもしろかったのかな。
もっと期待したのだが、意外とつまらなかった。映画版をすべて見るつもりでいたのだが、しばらくはいいかな。

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

4.2

前作「ゴジラ」より人間ドラマの部分がおもしろくなってる。志村喬の出演は激減、小泉博や千秋実たちが活躍。千秋実の小林の死はわりとあっさりとした印象。
アンギラス登場により、怪獣対怪獣のバトルがおもしろさ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

最初、無軌道な若者たちのバカ騒ぎにムカムカするが、龍切村に入ってどんどんホラー味が増し、おお、皆殺しか!というところで大どんでん返しのカンフー・アクション。くだらないというか、ハチャメチャというか、で>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.0

小説は読んでいたけど、初の実写映画版鑑賞。
浜辺美波がとにかく良い!北村匠海もいい演技。
原作もそうだけど、桜良が通り魔に殺される必然てあるんかいな?
病気でそのまま亡くなっても良かったのでは?
物語
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

4.3

死者が蘇るホラーはやっぱり怖いな。ゾンビではなく、生きているままのように蘇るの。でも、やっぱり生前のその人とは違うのだ。だから、ファーストサマーウイカの「禁じられた遊び」、栗山千明の「死国」、稗田礼二>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.0

伝説のゴジラ第一作、見たつもりだったけど初見だったようだ。
その後の昭和の他怪獣とのバトルものに比べ、やはり深刻なテーマの作品だった。
ゴジラの鳴き声は迫力があり、伊福部先生の音楽はステキである。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

これはAIや電脳に頼りすぎる社会への警鐘の寓話と見た。いずれ私たちの社会は、こんな痛い目にあうのだろう。
それにしても、やはり精密機械は水に弱いのう。水を浴びたミーガンはまるで死霊のはらわた状態になっ
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.3

いやあ、よかった!死霊(EVIL
DEADと言うべきか)が大暴れ、最後まで息をもつかせぬ人間との死闘!死闘!死闘!血もドバドバ、決して死霊が負けることも消えることもないという絶望的な無敵さを誇る、救い
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死霊のはらわた(2013年製作の映画)

4.3

サム・ライミ監督作のリメイク。サム・ライミのもおもしろかった記憶があるが、具体的には忘れてしまった。
本作を改めて考えてみると、悪魔の力がすごすぎ。それを食い止めようとする人間の力は微々たるものに過ぎ
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1922(2017年製作の映画)

4.2

さすがスティーブン・キング原作。ホラーとして(実際は怖いわけではないが)、エンタメとして、次の展開はどうなるのか、ワクワクドキドキさせてくれた。人間の怖さ、悲しさ、哀れさを凝縮した佳作。

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

4.0

なかなかおもしろかった。ラストの大どんでん返し、みごとに恒松祐里はやられてしまったな。本田望結がしっかりした高校生役で、ステキ。ホラーに限らず、理屈も何も必要なく、とにかくハラハラドキドキで、続きはど>>続きを読む

愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.0

1976年公開当時、センセーションを巻き起こしたハードコアボルノであるが、2024年現在に見てみると、なんでこんな作品が話題になったんだろうというくらい陳腐な映画。特にラストのナレーションがダサさの骨>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

4.0

意外とおもしろかった。単なる殺人事件の謎解きのみならず、ゾンビのホラー的要素を組み入れたところもおもしろい!
明智さんには助かってほしかったなあ、いいキャラだったので。それにしても浜辺美波は魅力的だな
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.0

新しい時代には新しい時代なりのホラーがあるのだろうけど、電脳世界に島の怨み・呪い伝説をリンクさせるという手法、はっきり言ってつまらん。電脳分野の理解も覚束ないままに(たぶん多くの鑑賞者もわからないまま>>続きを読む

禁じられた遊び(2023年製作の映画)

4.1

おもしろかった!不気味さ、怖さ、気持ち悪さ、かなりレベル高し!ファーストサマーウイカ、かわいくて怖くて、素敵!最後まで飽きさせない、久々のJホラーの快作。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

2.8

最後に、エクソシストのアモルト神父に悪魔を乗り移らせ、その後に退治するというのは、既視感満載。
しかも祈りを途切れさせるな!と言われているのに、誰もが祈りを途中で放り出す。絶対的に祈りが足りない!
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.8

久々に劇場で見た映画が、この映画で良かった!人間ドラマの部分もドラマとして秀逸、ゴジラの特撮部分も秀逸、本当にいい映画だった。
伊福部先生の音楽は本当に聞いているだけで興奮してくるなあ!

チィファの手紙(2018年製作の映画)

4.5

岩井俊二監督らしい、佳作。「ラストレター」は未見なのだが、その中国バージョンらしい。
「ラブレター」同様、手紙が重要なファクターで、手紙のやり取りや送り手・受け手の錯綜などがあり、してみると、手紙は人
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

まずは基本的に中山七里の原作の勝利だ。どんでん返しは原作ほどのインパクトはなかったが、地道にエピソードを積み重ね、佳作に仕上がっていた。役者陣も豪華であった。殺害される被害者が永山瑛太と緒形直人という>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.0

なかなか面白かった。夏油はどうなったんだろう。エンドロールの後のラストシーン、次に繋がる感じですかね。

白鯨(1956年製作の映画)

3.0

BS12で録画したものを鑑賞。1956年の作品で、特撮技術もそんなに高くなかった時代だが、ラストのモビィ・ディックとの死闘は充分見応えがあった。公開当時、グレゴリー・ペックの配役の評判は良くなかったそ>>続きを読む

リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

4.0

原作を読んでから、映画公開の日を待ちわびていた。
豪華キャスト、原作を手際よくまとめた脚本、迫力のアクションシーン、綾瀬はるかの美しさ、すべてよし。

N号棟(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の言動に終始イライラさせられる。主人公の女性は最低最悪の人間。自己中で粗暴で、現実離れした言動。平気でウソついて、元カレに命令してどんなヤバイときもカメラ回させて、早く立ち去ればよいものを、ダラ>>続きを読む

大名倒産(2023年製作の映画)

4.5

肩の凝らない娯楽映画。セットや衣装は大変だろうけど、そんなに予算をかけているとは思えず、それでも満足度高し。
近年見た映画の中で、最もおもしろかった。日本の時代劇、神木隆之介、サイコー!

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

うーん、時間軸を変えるだのなんだのという展開、平行する世界のヒーローたちの世界が交錯しぶつかり合って、なんていうのは、マーベルのマルチバースみたいで、今の流行りなんだろうか。ところどころ、理屈がわから>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

3.0

金曜ロードショーの録画で鑑賞。
トロッコのチェイス、吊り橋の死闘など、息つく暇もなく、映画は怒涛の勢い。だからと言って名作とは言えず。まあ、ハリウッドの娯楽大作の一つとして楽しんだ。

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.0

実在の宮沢賢治のエピソードが多すぎて、本作では表面をなぞる程度にしか描けないのはしょうがなかろう。事実はどうかしらないが、父・政次郎の子どもたちへの愛情に涙した。
役所広司は本当に素晴らしい俳優だ。ま
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犬王(2021年製作の映画)

3.5

予備知識なしで見始めて、やたら歌の部分がなげーな、と思ったら、ネット上の解説等では、ミュージカルアニメだと記されていた。犬王の声のアヴちゃんという人、やたら歌が上手い。ストーリーはそんなに複雑ではない>>続きを読む

牛首村(2022年製作の映画)

1.0

「犬鳴村」、「樹海村」ときて、三部作の本作。前二作もひどかったが、本作もKōki,主演の話題は先行したものの、ひどい作品だった。突っ込みどころ満載で、いちいちあげるのも時間の無駄なのでやめておくが、清>>続きを読む

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.0

実に、私が高校生の時に公開された伝説的なこの作品を、40年以上の歳月を経て、地上波で鑑賞。しかも、テレビでリアルタイムで映画を見るなんて、何十年ぶりだろう?
いろんなハラハラがちりばめられていて、最後
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劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

4.8

テレビシリーズにはまったので、待望の劇場版を鑑賞。やはりテレビシリーズと同じく、息もつかせぬ緊迫した展開。見せ場は前半の航空機事故現場と後半の横浜・ランドマークタワーの火災。これでもか、というくらい喜>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.8

黒澤明作品のリメイクということだが、残念ながら黒澤作品は見ていないので比較できない。この作品単独の評価としては、素晴らしいの一語に尽きる。主人公ウィリアムズを演じるビル・ナイの渋い英国紳士のおじさんが>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.0

初めてコナンの映画を劇場で見た。しかも、もう20年ぶりくらいにコナンを見たのだけど、変わらぬ大枠にほっとする。なかなか次の展開がドキドキと楽しみで、あっという間だった。さすが、日本のアニメの底力である>>続きを読む

名探偵コナン ベイカー街の亡霊(2002年製作の映画)

4.0

初めてコナンの映画版を見たが、まあまあおもしろかった。スリリングな展開だったし、AI(2002年の作品なので、ずいぶん時代を先取りしていたのだなあ)とゲームとホームズという文芸作品とを程よく調和させて>>続きを読む