蟹倶楽部さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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新仁義なき戦い 組長の首(1975年製作の映画)

4.0

今作は九州が舞台。
成田三樹夫多めで嬉しかった。
ギター弾き語りとかシリーズの今までにないタイプのクサイ感じが良かった。

北陸代理戦争(1977年製作の映画)

4.3

主役のヤクザをやらせても菅原文太や高倉健らには無い可愛げというか独特な愛嬌みたいなものが松方弘樹には感じられるんだよなぁ。
もちろん超惨忍なんですけどね笑
そして長靴が似合いすぎ。

仁義なきシリーズ
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(1985年製作の映画)

4.4

任侠映画やマフィア物もだし時代劇もそうで、これらの名作からは現代の一般社会においても教訓にできるような事が多々ある。
特に人間の心のあり方だ。


黒澤映画は豪快なアクションもさることながら人の心模様
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

2.9

未来には行けないはずだけど、一度過去に行ってやり直してからまたすぐ既存の現在に戻ってこれるのね。
それすらもトラベルしまくってる自身だけの時間軸からすると過去とされるってことなのかね。

とにかくそれ
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.2

チャップリンの作品を観たのはこれが3本目。

どれも大きく言うと社会的弱者が見つけ出す愛や幸福についてテーマにしていると思う。
そんな中それぞれの見どころがあっていい。

機械工場のベルトコンベアのよ
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.0

スターウォーズファンの方々のレビューを読んでても賛否両論ありますね〜。
自分はファンと呼べるほどでもないですけど面白かったと思います^_^

そして回を重ねるごとに初期の頃のストーリーが愛せてくるとい
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街の灯(1931年製作の映画)

4.5

心温まるコメディ。

この時代の映像にも
ついついフッと笑わさられてしまうような
演出多数で、映画公開から80年以上も経っても尚、観る人を笑顔にしてくれる作品。


そしてラストではほろっと感動しま
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切腹(1962年製作の映画)

5.0

食い入る様に観てしまった。

どんどん重みを増してくるストーリーに俳優達も乗っていく。

津雲半四郎の空っぽの目が
最強に不気味。序盤から活力を欠いているのにどこか迫力を秘めた陰のオーラが漂う表情がも
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

生まれてはじめて外に出て見上げた空の果てしなさ。

広い世界に溢れる感動や困難とどう歩んでいくのでしょうか。

この子の未来が気になる。
この親子の未来が気になる。

パターソン(2016年製作の映画)

4.7

驚くほどの起承転結などいりません。
まず最初のマッチ箱とシリアルのツーショット。なんてかっこいい図でしょうか。
映像、詩、全て飲み込まれる短編シーンの連続というかなんというか。
ひとつの物語として大き
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.5

音楽でも絵画でも、芸術で最高な作品というのは『素晴らしいけどどこが素晴らしいのかは説明し難い』そんなものが多い気がする。

この映画も芸術の頂点クラスにあると思います。

そして過去作品に比べてパワー
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.5

周囲の人の話や、フォローしてる方たちのレビューを見るからに絶対自分が好きな作品だろうなと鑑賞する前から感じていました。
その直感は当たっていました。

ストーリーもさることながらひとつひとつのシーンや
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

4.0

最後のオビワン、ヨーダ、アナキン、、、
「うん、え?えー?」いろいろなことが頭の中を駆け巡り一瞬鳥肌たった。
しかしあれはルーカスの後付けってことで有名だそうですね。
マニアからは大ブーイングだったと
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.2

新宿周辺の街並みが細かいとこまでかなり忠実に描かれていたり、いちいち絵の綺麗さに感動した。

凄い泣けるみたいなことを周囲から聞いてたのですが、泣けはしなかったけど話はよく出来てたしおもしろかった!
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.8

普通に映画としてはこのくらいの点数だと思いますがあのITのリメイクとしては1点。

まず上映のだいぶ前の時期に新ペニーワイズの姿が公開されたときに相当がっかりしたというか、このピエロについて怖いという
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.6

一匹の猫と出会って人生を救われる薬物依存症患者。

実話らしい。

猫でホッコリする部分と薬物依存というシリアスな部分のバランスがなかなかよかった。

フェラーリの運ぶ夢(2012年製作の映画)

4.3

映画「きっとうまくいく」でラージュ役だったシャルマン・ジョシ主演!
以前そのレビューにも書いたけどこの人の笑顔がいい(笑)

今作もこの人の表情だけでも凄い感情が伝わってきた。もちろんストーリーもほっ
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ダム・キーパー(2013年製作の映画)

4.0

18分で台詞も最初と最後に少しあるだけのアニメーション。

身近にいる誰かが自分の知らないところでいつも自分を助けてくれてるかもしれない。
自分のダムが崩れそうなときに人知れずそれをキープしてくれてる
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ベトナムの風に吹かれて(2015年製作の映画)

3.0

自分がはじめて友達にもガイドにも頼らず一人で行った外国がベトナム。
そのときは何処か行こうと思いついた2日後にはもう出発して宿さえ予約しなかったな〜笑
荒れた心境だった自分を癒してくれた国。

そう
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狂覗(2017年製作の映画)

2.8

胸糞悪くなりたくて辿り着いた一本(笑)

主人公の教師、序盤からヒステリック起こす頻度が高すぎて付き合い切れず疲れちゃいました。

いやもう帰って寝た方がいいですよ!って切に思いました。
周りも帰して
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.6

20歳くらいのときに北野映画を片っ端から観まくってた。
その時はこの映画の良さが何となくしかわからなかった。
10年近く経って再度観てみた、、、
素晴らしい映画でした。笑

静かでありながら強い。物語
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.9

人間誰しも色んな顔を持っている。
いいことがいつも続けばいいけどそうもいかない。そんなときこそ自分がどうあるべきかを一人一人がもう少しだけ考えるようになれば、世界に少しずつ好循環が生まれていくのではな
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.2

こういう事が起こり得る環境がこの世界には確かにあり、それはどこか遠い国の話ではなく同じ人間の話。

そんな気持ちにさせられ、心をえぐられました。

だけど最後の最後でほんの少しだけ、救われた気がした。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

すずさん、ただのお人好しとしてだけではなく時に歪んだ部分も含めて、温い「普通の」(心地のいい温度の)人間なのだと感じれた。

覚えたての節約料理をしてるときの笑顔が凄い良かった。アニメで「この笑顔が良
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人生タクシー(2015年製作の映画)

4.5

全員との会話一言一句に、
映る映像ひとつひとつに、
イランの現状が詰め込まれているのだろう。

途中で姪が撮っていた花婿と少年の動画もあの数分だけでさえ立派な映画になってた。

全体的にも短い映画だけ
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.5

もともとパッケージだけ知ってて普通のB級ホラーかと思ってたけど何やらフォローしてる皆さんが結構観てるし、トリックにひっかかったとの声が多く、気になって鑑賞。

ツッコミどころはいくつかあったけど完全に
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ウィッチ(2015年製作の映画)

2.5

強い信仰心を持つゆえにそこの人達の間に生まれる疑心暗鬼による恐怖感。
それが中途半端に魔女が出てくるもんだから観てる側からすると台無しになった気がした。

あの魔女さむかった。笑

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.0

復讐系の映画は韓国が凄いイメージもありオールドボーイと同じ監督で復讐がテーマなこの作品に辿り着きましたが、思ってたよりぬるかった。犯人の憎たらしさがあまり伝わってこなかったし。復讐する側目線よりも復讐>>続きを読む

恋愛適齢期(2003年製作の映画)

3.0

こういう映画のジャック・ニコルソンはどんな感じなのか気になって観たけど、、、
キュートなキャラ演じてる様にみえてどうもアレだ、ここぞというとこでどっかから包丁とか斧とか出して襲いかかるんじゃないかって
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

5.0

パリに行ってみたくなったなぁ、、、
そのときは雨が降ってほしい。

全体的なストーリーがロマンチック。

サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル、マン・レイに遭遇するシーンが印象的だった。
芸術家達は
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

4.0

アナキンの成長が悲しい。


そして
これからエピソード3を観ると言うことを先輩に話してたときに内容全部ペラペラ言われて一瞬「マジでふざけんなテメェ死ね」って思ったけどそんなことで自分が暗黒面(ダーク
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

5.0

今まで観たホドルフスキー作品の中でも暖かいイメージなのとメッセージがわかりやすかった気がする。

今更こんなことを言うのも何ですがやっぱり恐いくらいに芸術的で、、

人間の感性の限界というものを広げて
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