のほほんさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

のほほんさん

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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

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薬師丸ひろ子さんがかつてアイドルだったということは知りつつも、優しいお母さんというイメージを持っている世代。
ここ最近では珍しく、36歳の私が劇場でサイ・ヤングだったのではなかろうか。
橋本環奈さん主
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

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初見。
中々観る機会の訪れない有名作品の一つだった。


原題を知って驚いた。
この俗語をカタカナにしたら意味は伝わらないだろうが、だったらわざわざカタカナにせんでも。なんかニュアンスの伝わる日本語の
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いつの間にか「怒り親父」になったリーアム・ニーソン。ベテランになってからアクション俳優のようになる俳優さんも珍しい。


最近のハリウッド映画はカナダで撮影されてることが多いと聞くが、カナダが舞台なの
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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「そうだよ俺も読者だよ!」


本作を知った時に真っ先に出てきたのがこの言葉だったわけですが(笑)
そうのす。



映画としてはやや短い時間の中に、色んなことを考えさせてくれる作品だった。


この
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モア(1969年製作の映画)

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本作の筋をシンプルに言うと、「1人の青年がヤク中になる話」という身も蓋もない感じになるのだが(笑)


旅の途中で出会った、ミステリアスでどこか儚げな美女との関わりの中でそうなるのだが、しかし彼女がい
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

たまにある、予告編を一切見ることが無かったけど観てみたら予想よりも遥かに面白かった一本。


何よりも面白いのは、西部劇とSFの融合の部分。
多分探せば他にもそういう映画はあると思うが、自分が思いつく
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作で何よりも強調されていたのは、マイケルとローリーの宿命。
それがローリー個人からその娘、孫へとより強い宿命へと受け継がれるようになった様が見られた。


前作の直後から始まる本作。
せっかくマイケ
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渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シネマカリテの特集にてミムジー・ファーマーの存在を知り、興味を惹かれた。


彼女の名前はそれまで全く聞いたことなかった。
映画好き歴はそれなりの自負はあったが、こんな感じで全然知らない人、作品がまだ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

以前に観て以来となる鑑賞。
オチの部分を知っているから、言うならば逆算しながら観るような感じになった。


イオンシネマだといつもはフレーバーソーダとかを飲むところ、今日はコーヒーと決めていた。もちろ
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スリープレス・ビューティー 戦慄の美女監禁実験(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

1人の女性がとんでもない実験に巻き込まれる、ロシア製の結構な鬼畜映画。
ロシアというところが妙なリアリティがあって怖かったりする。


眠れぬ森の美女を想起させる(意味は真逆だが)綺麗目なタイトルなの
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ゾンビ・プレジデント(2020年製作の映画)

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笑いの方に大きく舵を切ったゾンビアクション。
悪ふざけが過ぎるぞ(笑)


架空の某国資本の工場から新型の狂犬病ウイルスが漏れ出て、それを容認した総統が最初の感染者、という設定そのものはとんでもないブ
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

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シッチェスの2発目。
ネオナチの脱獄犯に少女がたった1人で立ち向かうスプラッター。


チラシの顔を血まみれにした女の子の写真を見て、なんとなく10代後半かと思っていたんだけど、なんとまさかの13歳。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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原作を読んだ訳でもなく、リンチ版を観た訳でもなく、そして凄く楽しみ!という感じで観に行った訳でもなく。


過去の自分の映画を観ての感想で1番近いのは、「ロード・オブ・ザ・リング」の一作目を観た時だと
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ロスト・ボディ ~消失~(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2021

本年の第1発目。
いきなり見応えあったなあ。


奥さんが失踪した過去があり、彼女と暮らしたパリを避けていた建築家。20年の後に再びパリに来た
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

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殺し屋の日常に密着したモキュメンタリー。
なんか、普通に殺し屋という人々がいるのだろうなと自然に思うようになる。
仕事が人を殺すことというのを除けば、23歳の若者の日常なんである。


集団の中で「普
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黄龍の村(2021年製作の映画)

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いやはや、面白かった。


前半はホラー。
今時の若者達が迷い込んだ変な村で、その村独特の儀式に巻き込まれる。まあ騒がしい連中で、日本語なぶんそのノリの軽薄さが実感できて、ジェイソンに殺される若者達を
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

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本作に関しては、自分は映画ファンではなく新撰組ファンとしての視点で観た。
新撰組そのものを知ったのは「るろうに剣心」だったりするが(笑)、その後本作の原作であったり子母澤寛作品や血風録を読み漁ったりし
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

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確実に以前観たことあるのに、ラストのくだりくらいしか覚えていなかったのはなぜだろう?


それはともかく。
本作の根底にあるものの一つはジョージ・オーウェルの「1984」だろう。
「なんちゃら局」と役
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マーティン/呪われた吸血少年(1978年製作の映画)

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特筆すべきこととして、出演してるロメロ、サビーニにヒゲがない!(笑)


まあそれはともかく、神父をロメロが演じているのは面白いポイントかもしれない。
マーティンが本当に吸血鬼なのか、あるいは単に頭の
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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リバイバル上映とかではなく、ロメロの「新作」を観る事が出来るとは!
もう2度と無いと思われた機会に接する事が出来たのが、まず何よりも幸せなこと。


ありがとうロメロ財団!
Tシャツ買ったよ!(笑)
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

実はクレイグ・ボンドは初だったりする。
これまでのは何故かタイミングを失って未見だった。


なので何を今さら、な感想になるのかもしれないけど、歴代と比べるとかなりハードな印象を受けた。
これまでのは
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プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

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この世界観がハマるかハマらないかで大きく変わる。
好きな人は好きだろうし、こういうこと創造する人がいるという点は面白いと思う。
個人的にはハマらなかったけど、そこは単純に好みの問題。


でもそれ以上
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

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ジェイソン・ステイサムの魅力炸裂な一本。約2時間、一切笑わないジェイソン(笑)
身体そのものが防弾な感じのする胸板。普通の人なら死ぬところを舞い戻っても説得力抜群。組織のボスっつー役でありつつ、組織運
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

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サスペンスとして最高峰にあり、モリコーネの音楽、アルマーニのスーツ、そしてデ・パルマのカメラが味わえる贅沢な作品。
アル・カポネの極悪さも、何故か贅沢な味付けに思える。


屈指の名場面は言うまでもな
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ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

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ルパン三世の中でも名作と誉れ高い一本。
恥ずかしながら初見。


近年の洗練された美麗な絵ももちろん良いのだが、慣れ親しんだ絵のルパンもやっぱり格別。



思えばルパン三世は多くの人にとって、意識的
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ルパンは今も燃えているか?(2018年製作の映画)

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ルパン三世の魅力の1つは、間違いなく仲間たち。
そんな仲間たちとの絆を感じさせるのが楽しい。
でもやたらと湿っぽくするのでなくて軽妙洒脱な感じなのがまたカッコよかった


場内にいた何人かの少年たちが
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

耳が聞こえない主人公が殺人鬼に狙われるサスペンス。
色んなことを考えさせられる物語でもあった。


定石が外されるのが1つの特徴。
こうなったらもう大丈夫!なはずの展開から、それが何度も覆される。
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テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画が始まってすぐに印象づくのが、音。
服を仕立てたり、身だしなみを整えたり(鼻毛切るも含め)する時に発生する音が、リズミカルかつバリエーション豊かに鳴らされる。


この印象的な音はその後も続いてい
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どこから書き始めたんだろ、こういう話。

ん、誰がどの人だっけ?とか頭を悩ませながら観ていたのだが、最後の方にはちゃんとしっかりと整理整頓されてるんだから見事。
金は天下のまわりものと言いますが、偽札
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レミニセンス(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人に記憶を扱ったSFサスペンス。
こういうネタそのものは必ずしも目新しくないが、ある1人の女性を追ううちに犯罪を追うことにもなる。なかなか入り組んだミステリーで、人や仲間、そして自分の記憶も手がかりに
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隠し砦の三悪人(1958年製作の映画)

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10数年前にVHSで鑑賞して以来。
記憶よりも長編だった。


何よりも記憶違いというか印象違いというか、又七はなんとなく左卜全な気がしていた(笑)
千秋実の方は覚えていたけど、七人の侍のあのユーモラ
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

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どの時代にも、誰にもあるノスタルジー。

ひと昔前の時代の青春が、場合によってはダサく見えたり逆に新鮮に見えたり。
しかしそれぞれに時代が違っても、瑞々しい青春は心に沁みるのだなあ。


本作の舞台は
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クリミナル・ラヴァーズ(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

少し前までは、フランソワ・オゾン作品と言えばコレ!みたいな扱いだった気がする。


各種映画雑誌でも結構特別扱いされてたような気がするし、「バッファロー66」とかと似たような枠に入ってる作品というイメ
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浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

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まずは何よりも、この映画を映画館で観ることはなんとも言えない悦びがある。
私は紛れもなく、「半分が暗闇のものに救われるネクラ」である。



サブスクだったり、スマホで動画を観る時代。映画館で映画を観
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恐怖の足跡(1962年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

中学の頃に読み、私のホラー映画観を変えた本(それまではロメロもアルジェントもフーパーも知らず、ホラーに良いイメージは無かった)に、ホラーの古典として紹介されていた作品。
ご丁寧にオチも記してくれてた(
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座頭市物語(1962年製作の映画)

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北野武監督作は大好きな一作なのだが、本家は初めての鑑賞。
観れて良かった。


市と、相手となる平手の友情に心打たれる。立場だけで言えばお互いヤクザの用心棒で、その見方をすれば2人の戦いにはなんの意味
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