Noiseさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

IMAXで鑑賞。
去年から結構楽しみにしていた本作。
マルチバースの設定を巧みに利用して、あまりに壮大で、めちゃくちゃカオスな世界観の中で、多様性を理解する事の難しさや理解することの大切さを、親子喧嘩
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バビロン(2021年製作の映画)

3.5

映画がサイレントからトーキーへと移り変わろうとしている1920年代のハリウッドを、皮肉った群像劇となっています。

オープンニングからぶっ飛んでいる乱痴気パーティーシーン、そこでジャック(ブラッド・ピ
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.7

マーヴェルシネマティックユニバース(MCU)フェーズ5の最初を飾ることとなったアントマン。シリーズとしては、3本目となります。
新たなアベンジャーズへと続く物語がいよいよ始動するとのことで期待も膨らみ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8

原作は未読で、内容もジャズを扱った作品としか認識していない状態での鑑賞です。

とても熱いストーリー、何かに真っ直ぐひたむきに打ち込む姿は、とてもカッコ良く美しい、そして体の芯に響くジャズに聞き惚れま
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「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ(2023年製作の映画)

3.8

観始めると止まらなくなり、間隔が空いてしまうと何故か糸が切れたようにプッツリと観なくなってしまう鬼滅の刃。
去年5月に遊郭編9話までNETFLIXで視聴していましたが、何故かその後プッツリと観るのを辞
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.7

東映創立70周年記念作品、制作費20億円、上映時間168分、織田信長(木村拓哉さん)と濃姫(綾瀬はるかさん)のラブストーリーが描かれています。

面白かったです。
事前情報で合戦シーンが無いことも知っ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.9

クリスマスでも何でも無い日に、クリスマス映画を観る事になるとは.....😓
何故、2月に!? 
Wh〜y(?ω?)
でも、東京都心でもちょっとだけ雪が降っていたので、少し趣はあったかな?❄️

内容は
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.0

「池波正太郎 生誕100年企画」で時代劇専門チャンネルで、物凄くプッシュしていて、しかも面白そうだったので観てみましたが、期待以上の面白さでした。

仕掛人、藤枝梅安(豊川悦司さん)と彦次郎(片岡愛之
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

3.8

原作未読で、どんな話しなのかもよく分からないまま鑑賞しましたが、とても面白かったです。ほっこり優しい気分になれました。

ナランパヤルの賀来賢人さんは、ドラマや映画でも表現豊かな演技をする方なので、声
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.9

剣や斧の一撃の重さ、ストーリーや映像から溢れ出る重厚さ、観ている者の心を切るというよりも容赦無く打ち砕いてくる感じ、とても心地が良い。更に重低音で鳴り響く音楽と咆哮が闘争心を煽る。
幸せな137分。
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.6

ストーリー展開と会話のテンポが良く、自分のようにドラマを所々しか観てなくても楽しめました。恐らく、初見の人でも楽しめると思います。まぁ、安定の出来というか、フジテレビらしい出来でした。
ツッコミどころ
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モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.7

映画音楽を作曲してきたモリコーネの半生を、本人が回想するドキュメンタリー映画です。
モリコーネを知らなくても、彼が残した映画音楽を誰でも一度は、聞いた事があるのではないでしょうか。

ただでさえ聴くと
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.1

IMAX 3D HFRで鑑賞。

前作の「アバター」公開から13年(ストーリー的には、10年後という設定)、前作の内容も朧げにしか覚えていなく、年末年始に観直してる暇も無かったので不安でしたが、観てい
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.8

白石晃士監督の「こわスギ」シリーズ第一弾、前々から気になっていたけど、ようやく観ました。

うる覚えだけど口裂け女って、マスクしていて「私、綺麗?」って聞いてきて、「綺麗」って答えるとマスク外して耳元
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.7

まったく、何ちゅうホラー作ってくれるのさ!!
A24の作品って、ある程度尖ってるけど、これは、針のように尖り過ぎだろ!!
人類には、早すぎるホラーだぞ。
このストーリー考えたヤツの頭の中、どうなってい
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

公開前までは、色々ネガティブな情報が流れていましたが、かなり面白かったです。
漫画とアニメ終了から26年、再び新たなスラムダンクが観れること、そして、監督、脚本を原作者の井上雄彦さんが自らやっているこ
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ある男(2022年製作の映画)

4.1

予告を観た時から、かなり気になっていて、敢えて情報をシャットアウトして、ゆったりじっくり観たかった為、公開から約2週間、空いてるであろう平日昼間を狙って観に行きました。
がっ‼︎
12月1日は、映画の
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グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.4

原作は1300年代にイングランドで書かれた「ガウェイン卿と緑の騎士」作者は不詳らしいです。
ガウェインといえば、アーサー王の甥で円卓の騎士の1人、日本ではゲームのFGOで知っている人もいるのではないで
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母性(2022年製作の映画)

3.7

母性って、いったい何なんだろう?
いつから母性に目覚めるんだろう?

戸田恵梨香さん演じるルミ子が大地真央さん演じる実母しか見ていなくて、結婚をしても、子供を産んでも、娘として実母しか見ていない。あま
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Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

4.0

Filmarksのオンライン試写にて。

夜中に1人で終始ニヤニヤ、ところどころ爆笑しちゃいました😓

マイア・ミッチェル演じるアンジェラとカミラ・モローネ演じるジェシーが、とにかくおバカで明るくて可
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

アニャ・テイラー=ジョイ目当てで観ましたが、かなり人を選ぶ映画ですね😓
観る前までは、勝手にアニャ扮するマーゴとニコラス・ホルト扮するタイラーの凸凹コンビが「TRICK」のように「お前のやった事は、全
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2

IMAXで観ました。
アニメでは珍しいロードムービーですが、ストーリーは、とてもハイテンポに進んでいき、そこにアニメでしか観せることのできない映像美、躍動感、スペクタルが加わることにより、とんでもなく
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

4.3

精進料理は、素朴だけど美味しい、ただ肉や魚が無いので、なんとなく華が無いような気がする。それが僕の精進料理に対する率直な感想です。
ただ、この映画に出てくる料理の数々は、沢田研二さんが演じるツトムが幼
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.1

マーベルのロゴで泣きそうになってしまった😢

ワカンダ国王ティ・チャラ亡き後、ワカンダとタロカン、二つの国を主軸に新たなブラックパンサーへの継承と革新の物語が展開されていきます。
そして、復讐の物語で
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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

稲垣吾郎さんは、アンティーク調の古い喫茶店が凄く似合うなぁ、座っているだけで画になる。

最初から最後まで会話劇が淡々と続きますが、それぞれのキャラクターが人間臭くて、とても魅力的に描かれていたので、
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花の詩女 ゴティックメード(2012年製作の映画)

3.5

10周年リバイバル上映で鑑賞。
前から気になっていたけど、ソフト化も配信もされていないので、今回映画館の大画面とDOLBY ATOMS音響で見れたことはラッキーでした。
ファイブスターストーリーズ(F
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.6

東京国際映画祭で観ました。

映画館の予告で流れていて、前から気になっていましたが、とても素晴らしい映画でした。年甲斐も無く大粒の涙をこぼして泣いてしまいました😓

エゴイストって単語として良く聞くけ
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王立宇宙軍 オネアミスの翼 4Kリマスター版(1987年製作の映画)

4.4

舞台挨拶付きで観ました。
公開から、もう35年も経つのね…..😓

ストーリーは、オネアミス王国の戦争に行かないお荷物軍隊「王立宇宙軍」に所属するシロツグは覇気の無い日々を何気に過ごしていたが、ある日
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RRR(2022年製作の映画)

4.4

いやーっ面白かった!!怒涛の展開に3時間ダレることなく釘付けでした。
頭空っぽにして観れるので、ストレス発散には、もってこいの映画です。
ビームとラーマ主役の2人は、実在した英雄らしいのですが、そのま
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.5

う〜ん、思い描いていたのとは、だいぶ違ってたなぁ〜、ダイアナが常に情緒不安定、観ていて、ただ、ただ辛かった😣
それだけ、イギリス王室の抑圧、夫であるチャールズの不倫、パパラッチなどがストレスとなり彼女
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.7

全編に禅のような静けさが漂う癒しと悟り、そして弔いの映画。
故障したテクノと呼ばれるAIロボット「ヤン」の過去のメモリーを通じて、血の繋がりや家族の在り方を問う内容となっており、遺された者がどう喪失を
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プリンセス・ダイアナ(2022年製作の映画)

3.5

チャールズ皇太子との婚約前18歳から交通事故で亡くなる36歳まで、ダイアナの膨大な資料映像を繋ぎ合わせたドキュメンタリー映画。
ナレーションやテロップを加えること無く、ダイアナの壮絶な人生を追体験でき
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百合の雨音(2022年製作の映画)

3.4

今回のロマンポルノ、良い感じで3本とも棲み分けができてるなぁと思いました。
1本目の「手」は、今風だし、2本目の「愛してる!!」は、突き抜けた感じだし、そして、3本目の「百合の雨音」は、往年のロマンポ
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

3.7

孤独死に寄り添い故人の遺族や関わりのあった人を訪ねて葬儀に参列してもらおうとする、そして参列してもらえなくても自費で葬儀をおこない遺骨は遺族がいつか取りに来てくれることを信じて机の下に保管している牧本>>続きを読む

愛してる!(2022年製作の映画)

3.9

舞台挨拶有りの上映を観ました。

SMを通じて自分自身の解放と愛する事への葛藤を描いています。
こう書くと、小難しい話しのように思えますが、ストーリーは、気持ちが良い程シンプル、登場人物達もみんなキャ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.1

さかなクンの半生をフィクションと少しのファンタジーを交えて描いた本作、女優のノンさんがさかなクンを演じているのですが、まったく違和感が無く、映画の最初に「男か女かはどっちでもいい」と出てきますが、まさ>>続きを読む